生物部紹介

こんにちは、一女生物部です。

基本の活動は、週1の生き物の世話当番、水曜日昼休みのミーティングです。ときどき海で生き物の採集をしたり、山に行ったりもします。自主的に、標本を作ったり、観察・研究をしたりもしています。

中学生の皆さんへ

生物部は、生き物が好きな人にぴったりです。人数が少ないのもあり、部員の仲がよい部活です。兼部、SSHもOKです。私たちと一緒に生き物を愛でませんか?

 

生物部ブログ

【生物部】浦高・春高生物部とムササビを見に行く

12月22日(日)県立浦和高校・春日部高校の生物部と高尾山にムササビを見に行きました。京王線高尾山口に集合して顔合わせをした後、冬の植生やシダ植物の観察をしながら高尾山山頂を目指しました。

この日の山頂は、ダイヤモンド富士を見に来た人たちであふれかえっていました。記念撮影をした後、薬王院付近にある2箇所の観察スポットに分かれて、夜行性のムササビが活動を始める日没を待ちました。

今回は2つの観察スポットでムササビの飛行が観察されただけでなく、山を下りたところでもムササビの鳴き声とともに飛行するムササビの姿を観察することができました。

合同行事「シダ植物とムササビの観察会」を行うのは、浦高生物部さんとは2年ぶり2回目、春高生物部さんとは初めてとなります。他校との交流は学ぶことがたくさんあり、よい刺激を受けました。これを機に、また交流する機会をつくっていきたいと思っています。

 

 

【生物部】夏のスタディーツアー@東大

8月8日(木)、今年も「生物部*夏のスタディーツアー」と称して、生物部の先輩が在籍している東京大学大学院理学系研究科分析化学研究室(通称小澤研:https://analyt.chem.s.u-tokyo.ac.jp)を訪問し、実験・実習体験をさせていただきました。

DNAを用いた分析実験に関する説明を受けた後、試料からDNAを抽出、PCR法によって目的の部分を増幅させ、電気泳動にかけて遺伝子の有無を調べました。

 

 

 

 

 

 

 

 

DNAを増幅させている待ち時間時間を利用して、「共焦点レーザー走査型蛍光顕微鏡」でマウスの筋芽細胞に発現しているタンパク質を観察する操作体験もさせていただきました。

 

 

 

 

 

 

 

 

普段使うことのできない機器を用いた実験が体験できたことは、貴重な体験でした。また、研究室で活動される先輩方の姿を見て、多くの刺激を受けました。先輩の、一女生物部の頃のお話や東大でのお話も、興味深かったです。東大(三四郎池)にいる生き物の紹介もありがとうございました。意外に種類が多くて驚きました。

先輩、そして小澤研究室の皆様には、大変お世話になりました。ありがとうございました。

【生物部】大腸菌でお絵かき実験@東大

コロナは5類に移行しましたが、今年も「尾瀬合宿」は見送りとなりました。

その代わりに、今年は「生物部*夏のスタディツアー」と称して、目黒寄生虫館と生物部の先輩が在籍している東京大学大学院理学系研究科分析化学研究室(通称小澤研:https://analyt.chem.s.u-tokyo.ac.jp)を訪問しました。

当日は、目黒寄生虫館をじっくりと見学してから東大本郷キャンパスに移動。安田講堂下の学食で昼食をとって、小澤研を訪ねました。小澤研では、まず、OGの先輩などが研究内容の説明してくださいました。

 

 

 

 

 

 

その後、実験室をまわり、「共焦点レーザー走査型蛍光顕微鏡で、蛍光タンパク質を発現させた細胞の観察」や「大腸菌でお絵描き実験(遺伝子工学の体験)」などの簡単な実験の実演・体験をさせていただきました。

 

 

 

 

 

 

 

 

そして、最後は、お茶やお菓子まで用意していただいて、小澤研の方々との懇談… 実験や研究のことだけでなく、大学進学や学生生活のことなど、たくさんのお話を伺いました。

 

お忙しい中にもかかわらず、研究室の方々が本当に親切に対応してくださり、オープンキャンパスなどでは味わえない充実した時間を過ごさせていただきました。

お世話になった小澤研の研究員や院生の方々、そして、OGの先輩に心より感謝申し上げます。ありがとうございました。この貴重な体験を日々の学校生活や活動に活かしていきます。

 

【生物部】4年ぶり 春の自然観察会(城ヶ島)

4月4日(火)三浦半島の先端にある城ヶ島で自然観察会を行いました。

コロナ禍での制限があったため、春の自然観察会を実施するのは4年ぶりです。今回は、磯採集などは行わず植生や海辺の生きものの観察を行いました。

磯舟に乗ってウミウを見に行く

 今年度は、これまで中止していた活動を少しずつ再開して行ければ思っています。

 

【生物部】浦高生物部とムササビを見に行く

12月26日(月)県立浦和高校生物部との合同行事「シダ植物とムササビの観察会」を実施しました。

ムササビは高尾山薬王院周辺に生息しています。

14時半、京王線高尾山口に集合。

冬の植生やシダ植物を観察しながら、6号路を登って薬王院まで行き、夜行性のムササビが活動を始める日没を待ちました。

 

 

 

 

 

 

 

 

18時過ぎ、スギの大木にあいた穴から1匹のムササビが、森の中へ飛び立つのが観察されました。ムササビの鳴き声も聞くことができました。

コロナ禍以前は、年に数回、浦高生物部との交流活動を行っていましたが、この3年あまりはすっかり途絶えていました。今回、浦高生物部のお声がけがあり、この合同行事を実施することができました。これを機に、少しずつコロナ禍前の活動を取り戻して行ければと思っています。

 

 

 

 

【生物部】一年生の皆さんへ

 

一年生の皆さん、こんにちは!生物部です。やっと、学校が再開されましたね。しばらくは分散登校の日々が続きますが、一年生の皆さんと一緒に楽しく活動ができることを楽しみにしています。

生物部は、現在、3年生2名、2年生5名の計7名で活動しています。通年で行っている活動は、生物室で飼っている生き物たちの世話と毎週水曜日のミーティングです。

生物室で飼育している生き物には、ウーパールーパー,アカハライモリ,金魚,ドジョウ,アカヒレ,ゼブラフィッシュ、葛西臨海公園や三浦半島で捕まえた海の生き物たち(イソガニ,メジナ,ヤドカリ,イシダタミ)がいます。それと、サボテン類やベンケイソウ類などの多肉植物の世話もしています。

 また、1年間の活動としては、次のようなことをしています。

4月:新入生歓迎会

5月:文化祭企画書の立案・提出/初夏の自然観察会(海辺の生物)                                     

6,7月:部誌(なでしこ)作成開始/ビーズストラップの制作開始/生物学オリンピック参加/尾瀬合宿「合宿のしおり」準備

8月:イカの解剖学習会/高砂小実験教室/尾瀬合宿/部誌印刷・製本/文化祭準備/文化祭

9,10月:科学展

11,12月:科学の甲子園/秋の巡検(植物園,大学研究室)

1,2月:小学生対象学校説明会・部活動体験/蓮池の天地返し(中庭の蓮池に入れる貴重な機会です!)

3月:三送会/新歓準備/春の巡検(三浦半島)

例年は、海辺の生物を捕りに行ったり、夏休みに尾瀬に行ったりしているのですが、今年は行けそうにもないので、それにかわる活動を一緒に考えていきましょう!

可愛い生き物たちがたくさんいます!SSHもできます。生物部への入部を待ってます!!!!!

 

【生物部】睡蓮池(通称:足池)にカエルが卵を産みました

 

一女の中庭にある2つの池のうち、蓮池については、2/12の「天地返し」の記事でお伝えしましたが、今回は、睡蓮池の方です。

夏に、睡蓮(ヒツジグサ)が花を咲かせるこの池は、足の形をしているので「足池」とも呼ばれています。

毎年春が近づくと、「足池」には、どこからともなく数頭のカエル(ヒキガエル)が現れてつがいになり、数日後に産卵をしていきます。昨年は3月1日に現れ、4日に産卵をしましたが、今年は、昨年の冬よりも暖かかったせいか、2週間も早く現れて産卵(2/17に現れ、21に産卵)をしました。

一女では、この卵から発生した胚の一部を3年「生物」の授業で観察します。

 中庭にある2つの池(左:天地返しをした「蓮池」,右:カエルが産卵した「睡蓮池(通称:足池)」)  

 

 

つがいのヒキガエルと卵

 

 

 

【生物部】蓮池の天地返しを行いました

一女の中庭には、生物部に管理が任されている2つの池(蓮池と睡蓮池)があります。このうち、蓮池の方は、毎年冬になると池の水を全部抜いて池底の泥を天日にさらした後、生物部の生徒たちが、表層の泥と深層の泥を反転させる「天地返し」を行っています。「天地返し」をすると、泥中の有機物の分解が促進され、ハスの花をたくさん咲かせるのに必要な窒素源を泥中に増やすことができます。

一女の蓮池のハスは、2000年前の地層から発掘された種子の発芽によって花を咲かせた古代ハス(大賀ハス)の一部を東京大学から譲り受けたものだと言われています。

生物部員たちが泥に足を取られながらも懸命に行った「天地返し」の結果は、夏に大輪のピンクの花となって現れます。