SGH日誌
【探究学習】総合的な探究の時間 2年中間発表
1年間かけてそれぞれの興味のあるテーマについてグループで探究してきましたが、
11月19日と26日に中間発表を行いました。
全ての班が3~5分で発表し、相互評価も行いました。
全部で5つある英語重視班では、英語での発表となりました。
26日には、1年生が見学に来て、積極的にメモを取りながら聞いていました。
この後、年度当初からご指導いただいている西村あさひ法律事務所・外国法共同事業様、
三菱UFJリサーチ&コンサルティング様からフィードバックをいただき、
生徒の相互評価も参考にしながら、
2月8日に行われる成果発表会に向けてブラッシュアップしていきます。
1年の締めくくりとなる発表になるといいなと思っています。
【SGH】Cross Cultural Talkを実施しました!
11/16(土)の午後、東京外国語大学の留学生を招いて英語での交流事業を実施しました。
今年度はブラジル、イタリア、中国、カタールなど6か国8名の留学生にお越しいただけることになり、9月末から事前準備を重ねて本番に臨みました。
最初は生徒たちも緊張した面持ちでしたが、英語で自己紹介をしていく中ですぐに打ち解け、笑顔でコミュニケーションを取っている様子が印象的でした。
後半は社会問題について各国と日本の状況を比較しながらディスカッションし、最後には英語でのプレゼン発表を行いました。
短い時間でしたが、密度の濃い時間を過ごせたようです。
このイベントをきっかけに、英語力のさらなる向上や社会課題への意識を高めていってほしいと思います。
〈参加生徒の感想〉
・「完璧に話さなくちゃ」という意識がなくなりました!「コミュニケーションツール」としての英語の楽しさに、真に気づけた気がします。
・英語を喋るのも理解するのも全然できないと思っていたけど、英語を使わなければならない状況になると自分のもっている知識を使って思ったよりも文にすることができたのでよかった。留学生の方がおっしゃったこともほとんど理解できて嬉しかった。
・自分の知っている単語・文法だけのありあわせの英語でも留学生の方とコミュニケーションが取れて嬉しかった。留学生の方とのコミュニケーションで普段の学びを活かせて自信につながるだけでなく、自分の課題も見つかって有意義な時間を過ごすことができた。
【探究学習】総合的な探究の時間特別講義
10月8日に、総合的な探究の時間の特別講義として、
三菱UFJリサーチ&コンサルティング国際アドバイザリー事業部副部長 保阪様をお招きし、
「世界の環境・人権問題と日本企業の関わり方」という演題でお話をいただきました。
1,2年の約20名の生徒が参加し、一生懸命聞いていました。
世界で今起きている気候変動は起こるべくして起きている、という興味深い話から、
エネルギー問題や人権問題など、幅広いトピックについてのお話でした。
今後の探究活動のためにこの経験をぜひ生かしてほしいと思います。
【探究学習】サイエンス・ダイアログ
9月17日の2年生の総合的な探究の時間に、
「サイエンス・ダイアログ」を行いました。
これは、独立行政法人日本学術振興会が外国人研究者を高校等に派遣し、
英語でご自分の研究や母国の文化などについて講義をしていただくものです。
今回はトピックが「スリランカにおける母親のライフスタイルと
心理社会的要因が出生体重に与える影響について」ということだったので、
総合的な探究の時間にSDGs3「健康・福祉・衛生」について研究している
生徒を対象に、お話しいただきました。
スリランカから来られたマルシャニ先生の分かりやすい英語で、
初めにスリランカの特徴や文化などについて教えていただき、
後半には研究テーマである低体重児と母親のライフスタイルについてご説明いただきました。
すべて英語だったので、生徒は苦労しながらも、一生懸命講義を聞いていました。
また、事前にお送りした質問にもご丁寧にお答えいただき、
メモを取りながら聞いている生徒もいました。
最後に生徒が感謝の言葉を述べて、会が終わりました。
この経験が今後も生かせるといいなと思います。
【探究学習】ベトナムフィールドワーク5日目
最終日は、ベトナムのBien Hoaにある
Hisamitsu Vietnam Pharmaceautical Co., Ltd(久光製薬)を訪れました。
到着すると、会社の玄関の前に飾ってあった、一女訪問のためのバナーにまず感激しました。
そして、社員の皆さんが手を振って出迎えてくださり、生徒も大喜びしていました。
工場見学時には、あの有名なサロンパスがどのように作られるのかを、
工程ごとに詳しくご説明いただきました。
また、見学の前と後に、会社についてだけでなく、ベトナムと日本の違いなど
色々教えていただき、ベトナムの新たな一面を知ることができました。
また、日本からあらかじめお送りした質問にも大変ご丁寧に回答いただき、
生徒たちの探究学習へのヒントをたくさんいただきました。
本当にありがとうございました!
代表生徒からのお礼のスピーチをして、久光製薬を後にしました。
昼食は、市の中心部にある素敵なレストランでいただきました。
午後は、大学交流でお世話になったUniversity of Economics and Finance
の学生さんが各班に1名ずつ来てくださり、街歩きです。
生徒は、近くのスーパーに行ってお土産を買ったり、カフェでベトナムコーヒーを飲んだりして、
3時間半を楽しく過ごしてホテルに戻ってきました。
集合後、夕食会場に移動しました。
ベトナムフィールドワークのメンバーと、ベトナムでいただく最後の食事です。
この研修に来られた幸運と、現地ガイドさん、添乗員さん、家族の方への感謝と、
研修での各自の頑張りを祝して、ジャスミン茶で乾杯しました。
そして、日本に帰国するために、空港へ向かいました。
この5日間の研修で多くのことを学んできました。
総合的な探究の時間の中だけでなく、日本とベトナムの架け橋になれるよう、
今回感じたこと、得たことを今後に生かしていきたいと思います。
【探究学習】ベトナムフィールドワーク4日目
今日はマングローブの植林体験をしました。
ベトナム戦争の時には、ベトナムのマングローブは壊滅状態だったそうです。
今日は長靴と手袋の重装備で、マングローブを1人約2本植えました。
湿地のため足場は悪く、歩くのもままならず、また暑い中の植林体験で大変でしたが、
戦争による環境破壊を考えるいいきっかけになりました。
午後は、初日に入れなかった統一会堂の中に入り、その後戦争証跡博物館へ行きました。
博物館は、思っていた以上のベトナム戦争の惨禍を示す展示ばかりで、
皆言葉を失っていました。
ホーチミンの銅像の前で記念写真を撮り、最後は夜はクルージングです。
サイゴン川を2時間ほどかけて周遊し、景色に食事に楽しみ、ベトナムの最後の夜を満喫しました。
明日はベトナムの日系企業見学と街歩きをし、空港へ向かいます。
【探究学習】ベトナムフィールドワーク3日目
今日は、University of Economics and Financeの学生との交流を行いました。
歓迎式の後、総合的な探究の時間で研究しているトピックについて、
意見交換し、スライドを作り、プレゼンテーションを行いました。
どの班も積極的なディスカッションができ、内容の濃い発表となりました。
夕食には中華料理をいただきました。
明日はマングローブ植林体験に行って来ます。
【探究学習】ベトナムフィールドワーク2日目
2日目は、朝食にたくさんのベトナム料理をいただき、バスで2時間移動しました。
その後、クチトンネルという、ベトナム戦争当時、南ベトナム解放戦線のゲリラ基地が置かれ、激しい戦闘が行われたところに行きました。
ビデオを視聴し、敵の侵入を防ぐための落とし穴や罠などを見学し、実物のトンネルに入りました。
思ったよりも狭くて暗く、迷わないように必死に進みました。
昼食はクチトンネルから近いベトナム料理レストランで昼食をとり、
ホーチミン市に戻りました。
午後には、メイソンチャンスという、肢体不自由の方のための支援施設に見学に行きました。
施設の説明を聞いて、施設に入られている方に教えてもらいながら、
実際に施設で作って売っている人形作りを体験しました。
その後、中華街や市場を見学し、ホテルに戻りました。
昨日も今日もスコールに降られましたが、
日本よりは涼しい気候に助けられ、
内容の濃い1日を過ごすことが出来ました。
また、今日の嬉しい話題は、ホーチミンにお住まいの一女の先輩と合流できたことです。
総合的な探究の時間でもすでにご指導いただいたところでしたが、
実際会うことができて、ベトナムのことだけでなく、大学について、進路選択について、など、
色々な質問に答えてくれました。
明日は大学生との交流です。
総合的な探究の時間ですでに色々と準備してきた企画なので、さらに実りの多い1日にしたいです。
【探究学習】ベトナムフィールドワーク1日目
8月1日から6日まで、2年総合的な探究の時間でベトナムを選んだ生徒のフィールドワークとして、生徒27名がベトナムのホーチミン市に滞在しました。
ホーチミンは気温32度で、埼玉より少し涼しかったですが、道路にはバイクが溢れていて、交通状況はかなり違うことに皆驚いていました。
まずは、ベトナム戦争終結の舞台となった統一会堂に行きました。
あいにく見学の時間に間に合わなかったですが、現地ガイドさんの説明を聞き、記念撮影をしました。
その後、聖母マリア教会を見て、すぐ隣にある中央郵便局に向かいました。
これはフランスのオルセー美術館をもとにデザインされたもので、中では通常の郵便業務も行われていました。可愛い雑貨屋もあり、お土産を買っている生徒もいました。
そして、ベトナム料理のレストランで夕食をいただきました。
牛肉のサラダ、春巻き、かぼちゃの花の炒め物、バナナケーキなど、日本では馴染みのないものもありましたが、とてもおいしくて、皆たくさん食べました。
明日はクチトンネルに行き、戦争と平和について考えたいと思っています。
【探究学習】特別講義「10年後の地域の姿~「共存」から「共生」へ」
7月16日に、松下政経塾の岡﨑広樹様をお招きし、
総合的な探究の時間特別講義としてお話をいただきました。
外国人が多く住む芝園団地に丸10年関わられたご経験から、
地域活動、多文化共生などについて、分かりやすくご説明いただきました。
2年生27人参加し、講義終了後に積極的に質問をしていた生徒もいました。
2年生はこれから夏休みにそれぞれの班がフィールドワークを行うことになっています。
そのためのヒントが聞けていたらいいなと思っています。
【探究学習】ベトナムフィールドワーク事前学習
7月8日、JICA経済開発部の林様をお迎えし、ベトナムフィールドワークの事前学習として、
ベトナム語やベトナムの歴史概観についてのお話をいただきました。
ご講演の前に予習用の資料もご用意いただき、生徒は予習をして臨みました。
当日、追加資料と分かりやすいご説明で、全く初めて触れるベトナム語も、
少し分かるようになりました。
特に、日本語にはない声調に苦戦しましたが、
非常に分かりやすい覚え方を教えていただき、
最後には自分の名前や挨拶は言えるようになった生徒もいました。
来月に迫ったベトナムフィールドワークが、さらに楽しみになりました。
【探究学習】2学年探究ガイダンス3
7/10(水)に、2学年対象に、三菱UFJリサーチ&コンサルティングの研究員の方をお招きし、
「探究学習の調査方法」についてお話しいただきました。
生徒は5月からトピック別のグループで調査研究をしてきましたが、
夏休みはインタビューやアンケートなどのフィールドワークを行って、
自分たちが立てた仮説が正しかったのかを検証していきます。
具体的に調査方法の種類から利点、欠点や、実際に調査をするときの注意点などを、
とても分かりやすくご説明いただきました。
生徒たちはガイダンスを聞き、早速、企業に問い合わせをしたり、
インタビューの内容を考えたりしているようです。
実りの多いフィールドワークができるといいなと思っています。
【探究学習】1学年 SS探究特別講義
7月の特編期間中に、1年生はSS探究の特別講義をジグソー法を用いて3日間実施しました。モデル研究は個人での作業でしたが、SS探究は科学的な分野に関する調査・研究をグループで行っていきます。
1日目はエキスパート活動です。保健体育・数学・地理歴史・公民・理科・家庭科の先生方がSDGsの視点から見た自身の専門分野に関する特別授業を行いました。生徒は他の班員に報告できるように熱心にメモを取っていました。
2・3日目はジグソー活動です。班ごとに1日目に受けた講義の内容を他の班員に報告してキーワードを取り上げ、自分たちが何をテーマに研究していくのか、それに対する問い、およびリサーチクエスチョンを話し合いました。
時間に余裕のある夏休みの間に、探究学習にも積極的に取り組んでいってほしいと思います。
【探究学習】成果発表動画
本校は2021年度から3年間、三菱みらい育成財団に助成いただき、
「未来のための「女性学」探究プロジェクト ~To the next stage of our project based learning~」
として探究活動を実施してまいりました。
その成果概要を動画にまとめましたので、以下の財団webページからご覧ください。
【探究学習】キャリアガイダンス
6月18日、西村あさひ法律事務所・外国法共同事業の7名の弁護士の方をお招きし、キャリアガイダンスを行いました。弁護士の仕事内容から、どうやって弁護士になったか、弁護士の仕事と育児の両立とは、など、とても分かりやすくご説明いただきました。23名の生徒が参加し、生徒からは「AIに関わる弁護士業務とは?」「司法試験はどのくらい難しいの?」「国際弁護士とは?」など様々な質問が出て、それぞれに丁寧な回答をいただきました。会の終了後も生徒からの質問が止まらず、中には、大学受験についてなどの質問をしていた生徒もいたようです。生徒たちは口々に、「思っていた以上に弁護士の業務は幅広いと知りました」「とても分かりやすかったので、法曹を将来目指してみたいです」などと言っていました。
また、キャリアガイダンスの前の総合的な探究の時間では、2年生のいくつかのグループに来ていただき、リサーチクエスチョンや今後の調査についてアドバイスをいただきました。
今回のお話を受けて、自分の進路選択や探究活動に生かしてほしいと思います。
【探究学習】2年生 リサーチクエスチョン相談会
6月11日の2年生の総合的な探究の時間は、
リサーチクエスチョンを立てる際の相談に乗っていただくために、
三菱UFJリサーチ&コンサルティングから研究員の方に来ていただきました。
研究員の方に丁寧に一つ一つお答えいただき、
どの生徒も「分かりやすかった」「頭の中がすっきりした」
という感想を持って、教室に戻ってきました。
今後の探究活動に活かしてほしいと思います。
【探究学習】1学年 モデル研究ガイダンス講演会②
6/4(火)の総探の時間に、1年生を対象としてモデル研究ガイダンス講演会②を行いました。講師には「創業・ベンチャー支援センター埼玉」の女性創業支援アドバイザーである小松田誠一様をお招きしました。資料をよく見たりメモを取りながら聞いたりするために、探究係は対面で、そのほかの生徒はリモートで聴講する形となりました。
先週の田中れいか様の講演に続いて、今回は「起業とは何か?」「実際に起業するには?」「社会課題を解決するための起業」という内容での講演でした。実際に埼玉で起業した女性起業家のご紹介もあり、生徒にはモデル研究の参考にもなったことと思います。
以下、生徒の感想です。
・身の回りのことを関心を持って取り組むことが大事だとわかった。行動することが大切だと知った。社会的起業には、創造力、経営力、共感力が大事だとわかった。起業に興味がわいた。
・起業について、ビジネスで新しい発想を持ちそれによって利益を得たいときにすることだと思っていたので、社会のために何かを持続的に行うために起業をする、という選択があることに驚いた。起業についてこれまでより身近に考えることができるようになったため、常に様々な社会情報に対してアンテナを張り、選択を増やせるようにしたいと思う。
2回の講演会を通して、学びや気づきを得た生徒が多かったようです。この刺激を来週以降の「モデル研究」に繋げていってほしいと思います。
【探究学習】2学年探究ガイダンス2
5/28(火)に、2学年対象に探究ガイダンス2ということで、
三菱UFJリサーチ&コンサルティングの研究員の方をお招きし、
「探究学習する」とは何だろう?~探究を仕事にする私たちから伝えたいこと、
というタイトルでご講義いただきました。
「探究に対してどんなイメージを持っている?」というセクションでは、
多くの生徒が「進め方が分からない」「何を探究したらいいかわからない」と答えていましたが、
実際に研究員の方々がどのように問やリサーチクエスチョンを見つけ、
実地調査を経て考察していくのか、ということを例をご紹介いただきながらご説明いただきました。
終わってからも多くの質問が出て、
探究学習って楽しそう!という印象を持った生徒が多かったようでした。
来週からいよいよ希望のテーマごとにグループに分かれて、
探究活動が始まります。
楽しんで活動が進められるといいなと思っています。
【探究学習】1学年 モデル研究ガイダンス講演会①
5/28(火)の総探の時間に、1年生を対象として、女性起業家の田中れいか様をお招きして講演会を行いました。田中様は一般社団法人ゆめさぽ・一般社団法人たすけあいの代表理事をしておられます。「社会的養護」「児童養護施設」「人生設計と起業」という3つのテーマでの講演でした。
田中様が生徒の中に入っていって会話や質問をしながら、和気藹々とした雰囲気の中で講演が進められました。
講演会後には図書館で座談会も開催され、講演内容や自分の将来について生徒が直接質問や相談をする様子が見られました。
「生い立ち関係なく、誰でも好きな”じぶん”になれる!」「自分の味方は自分だけ」という田中様の考え方に勇気をもらった生徒も多かったようです。
講演内容をヒントに「社会を変えるために自分たちにできることは何なのか」を考え、「モデル研究」を通してさらに多くの刺激や新たな視点を生徒たちには得てほしいと思います。
【探究学習】2年探究ガイダンス1
5月14日に、2学年の探究ガイダンス1として、
日本政策金融公庫から講師の先生を2名お招きし、
「ビジネスグランプリ」とアントレプレナーシップ教育についてお話しいただきました。
2年生は自分の興味関心のあるトピックに分かれ、1年間かけて探究学習を行います。
この日のガイダンスは、「ビジネスグランプリ」にチャレンジしたい生徒が対面で参加し、
他の生徒は教室でMEETによる参加となりました。
ご講演では、「急に1万円貸してください、と言われたら、相手がどんな人なら貸せるかな?」
という興味深いお話から始まり、生徒も真剣に意見を言ったり話し合いをしたりと、
積極的に参加していました。
「ビジネスグランプリ」は、日本政策金融公庫が行っているビジネスプランのコンテストです。
身の回りの困っていることや変えたいことからビジネスプランを考える、
というもので、6月から2年生は動き出します。
今後どんなアイディアが考えだされるのか、楽しみです。
浦和高校「総合的な探究の時間 合同成果発表会」
3月15日、埼玉会館にて浦和高校主催の「総合的な探究の時間合同成果発表会」が開催され、一女からも2組4名の生徒が参加しました。参加したのは2年6組松本栞里さん、2年9組西村美乃李さん、2年3組町田彩奈さんによる「給食救SHOCK~残飯を救え~」と2年8組望月光希さんによる「Python3による多読本推薦システムの開発」です。参加校は浦和高校、浦和一女のほか熊谷高校、所沢北高校、市立浦和高校、不動岡高校、所沢高校の7校でした。
現在、総合的な探究の時間が必修化されたことによりどこの高校も探究活動に力を入れています。その中でもSSHやSGHの活動をおこなってきた浦和一女の探究活動は先進的なものです。今年の探究活動は終了しますが、また4月から新しい活動が始まります。
令和5年度SSH・SGH合同成果発表会
2月3日(土)今年度のSSH・SGH合同成果発表会が開催されました。1年生、2年生全員が参加して今年1年間の探究活動の成果を発表しました。内容は前半が36教室に分かれて1年生全員がSS探究2本、モデル研究1本の発表をおこない、2年生全員が99の探究グループにわかれて発表をおこないました。各会場には「三菱UFJリサーチ&コンサルティング」の研究員の方、「西村あさひ法律事務所・外国法共同事業」のスタッフの方、OGの大学生に助言者として加わっていただきました。
後半の部は体育館で全生徒の前でSSHから3本、SGHから3本の発表をおこないました。どれも力作揃いで1年間の成果が感じられました。
全体会の発表テーマ
SSH「安定する車を求めて」
SGH「Vietnam Traces of Agent Orange」
SSH「Python3による英語多読本推薦システムの開発」
SGH「給食救SHOCK ~残飯を救え~」
SSH「ルビーとサファイアの合成」
SGH「Excretion Situation in Africa」
一女では授業だけでなく、探究活動を重視しています。様々な課題をみつけ、既存の解決方法ではない新しい課題解決の方法を追求する活動です。全体的にはもっと探究を深めていく必要を感じますが、素晴らしい成果をあげているグループや個人も見受けられました。やらされる活動ではなく自ら楽しんで自由な発想で取り組めるものにしていきたいと考えています。課題設定→仮説→検証→新たな疑問や課題設定→仮説→証検証・・・という探究のスパイラルがどれだけ繰り返せるかが今後の課題だと思います。
当日は中学生と保護者の方、大学関係、県内高校の先生方にも参観していただきありがとうございました。
【探究学習】「JICA×総合教育センター出張講座」
1月9日(火)7限に、独立行政法人JICAより 竹田幸子様 をお迎えして1年生を対象にご講演を行っていただきました。
昨年末から図書館にパネル展示も行い、緒方さんについての情報を得たうえでお話を聞くことができました。
演題は「緒方貞子さんから何を学び、どう生きるか」
JICA元理事長、日本人初の国連難民高等弁務官でもあった緒方さんの功績について学びながら、竹田様のこれまでのJICAでの取り組みについてもお話しいただきました。
昨今の国際状況や課題、平和について考え、今後の進路選択や将来やりたいことについての参考にもなりました。
生徒たちは今回のご講演で得た刺激や学びを2年生の探究学習でも活かしていくことができることと思います。
SSH・SGH合同成果発表会のお知らせ
2月3日(土)SSH・SGH合同成果発表会を開催します。これは1年間の探究活動の成果を発表するもので1年生と2年生全員が参加し、発表をおこないます。日程は以下の通りです。
日時
2月3日(土)
8:30~ 8:40 受 付
9:00~10:30 【前半 各教室での個別発表】
1年生モデル研究・SS探究 2年生探究
10:50~12:20 【後半 体育館での全体発表】
SSH3件 SGH3件
(一般公開は午前の部のみ)
場所 本校各教室・体育館
前半は1年生が個人による「モデル研究」「SS探究」、2年生がグループによる「探究発表」
となります。36教室でそれぞれ6~7本のプレゼンをおこないます。
後半は体育館で全体会をおこない、SSH、SGH系の発表をそれぞれおこないます。
参観希望 発表を中学生に公開します。参観希望される方は上のフォームに必要事項を入力して下さ
い。会場の関係で先着50組100名とさせていただきます。定員になりしだい締め切らせていた
だきますのでご了承下さい。
「2023年度全国高校生フォーラム」参加
12月17日(日)国立オリンピック記念青少年センターで行われた「2023年度全国高校生フォーラム」に参加して来ました。「全国高校生フォーラム」は文科省、筑波大学主催の事業でWWL(ワールド・ワイド・ラーニング)、SGHネットワーク参加校の生徒が日頃の探究活動の成果をポスターと英語によるプレゼンで発表するものです。ここ3年、新型コロナの影響でオンラインでの開催が続いてきましたが、久しぶりに対面での開催となりました。午後は、全国の高校生や留学生とDiversity について、英語で討論をしました。多くのことを学んだ充実した1日でした。
2年生総合探究「中間発表会」&探究ミニ講座(MURC)「探究する」とは何だろう?
探究活動「中間発表会」
11月21日(火)2年生の総合探究の時間は、継続しておこなわれている探究活動の中間発表会(前半)を実施しました。17テーマごとに99グループが10教室に分かれて、それぞれの発表をおこないました。各教室で自ら発表するとともに他のグループの発表を聞いて質問、評価記入という流れでおこないました。
これまではグループ内で「問い」「仮設」を設定し、「情報収集」「まとめ」、「解決策の検討、提示」をおこなってきましたが、中間発表では他の生徒に向けてプレゼンをして、意見を聞くこととなります。機材のセッティングからプレゼンの仕方、内容についての質問を受けてみて、色々修正点や補足しなければならないことがみつかったグループも多かったと思います。
また、この日は三菱UFJリサーチ&コンサルティングの研究員・スタッフの方が6人来校され、それぞれの教室でご指導していただきました。中間発表の経験を活かして2月3日(土)の全校成果発表会に向けてさらに探究を深めていけるのではないでしょうか。
探究ミニ講座「探究する」とは何だろう?
~探究学習に取り組む皆さんへ、探究を仕事にする私たちから伝えたいこと~
放課後はMURCの兼澤真吾先生、境翔悟先生による講義を開講し、42人の生徒が参加しました。
探究とは何か?なぜこの活動をおこなうのか?何に約立つのか?など日頃、一女生が抱いている疑問についてわかりやすく解説していただきました。「社会で求められる」のは「問いを立て」「情報を収集し」「その情報を整理・分析」する力であり、まさに「探究活動」で身につけて欲しい力だとわかりました。MURCの先生方が今までに取り組んできた商品開発や街興しの取り組みを例に探究活動が社会でも実践されている例も教えてくださいました。そして探究活動の難しい所は「自分の興味・関心」「知りたい」という想いが持てて活動できているかにあるとのことでした。一女生は学校でおこなっている探究活動にその想いが持てているでしょうか?おそらくそれが持てずに活動している人は「なんでこのような活動をするのか」とか「探究をやらされている」という気持ちになるのだと思います。一女の探究活動では自由にテーマを設定できるのですが、意外と興味関心のあるテーマをみつけられずに活動している人が多いのかも知れません。興味・関心=「知りたい」を追求し、問い・仮説を立て、調査し、分析し結論を出すことにより得られる満足感こそが探究を面白いと思えるサイクルなのです。
まずは一女生全員が色々なことに触れ、学び「知りたい」「もっと知りたい」というものに出会えることを期待したいと思います。
【探究学習】1年生 SS探究クラス内発表会
11月21日(火)総合的な探究の時間に、SS探究のクラス内発表を行いました。
夏休み前から「環境問題」「保健衛生問題」「資源・エネルギー問題」「生物資源・生態系の保護」などの視点からグループでテーマを決定し、問い、仮説を立てて探究してきた成果をポスターにまとめました。
異なるテーマの発表を聞くことで、SDGsに関する様々な問題意識を高め、自分たちにできることは何なのかを考える有意義な時間になりました。
【SGH】Cross Cultural Talkを実施しました!
11月11日(土)に、東京外国語大学の留学生とのトークセッションを中心にした交流会を行いました。今年はアジア、南米、アフリカ等の国から14名の留学生に参加してもらい、様々な意見交換ができました。
自己紹介とフリートークの後、社会的な問題について各国との現状比較、解決策などについて語り合い、最後には全員が英語でプレゼンを行いました。
普段は交流する機会が少ない国々の人と英語を通じてコミュニケーションを取ることができ、一女生にとっても留学生にとっても有意義な時間になったようです。
〈参加生徒の感想〉
・留学生の方はみんな優しくとても楽しかったです。参加したことでより思ったことを英語で表現できるようになりたい、リスニング能力を高めたいと感じられました。
・英語が下手くそでも、動機が「なんとなく」でも、参加した意味が確かにあったと実感できる企画でした。
11月21日(火)16:30 探究プログラム実施します
11月21日(火)7時間目の総合探究の時間は2年生の探究活動の中間発表になります。28日(火)と2週にわたって実施します。21日はMURCの研究員の先生方に来校していただき。ご指導をしていただきます。28日は1年生が中間発表を見学し、西村あさひ法律事務所のスタッフの先生方にもご指導していただきます。
さらに、21日には放課後MURCの研究員の兼澤先生と堺先生にミニ講座を開いていただきます。テーマは「探究する」とはなんだろう? ~探究学習に臨む皆さんへ、探究を仕事にする私たちから伝えたいこと~ です。探究のプロである先生方から探究についての疑問や意義について解説していただきます。
テーマ設定の仕方、調べ学習との違い、どうすれば良い探究活動になるのか、そもそも探究活動の意義って何?楽しさがわからない などの疑問に答えていただきます。
卒業後、大学入学、就職へと探究力は益々要求されます。せっかくやるなら前向きに面白がってやって欲しいと思います。特に来年、探究活動に本格的に取り組む1年生には必見の講座です。
参加希望者はClassroomから申し込むか、社会科内桶まで連絡をお願いします。
保護者の方で参観希望の方は生徒を通じて内桶まで連絡をお願いします。
保護者向け講演会(講師:MURC執行役員・主席研究員:矢島洋子先生)
10月14日(土)14:00から本校視聴覚室にて、保護者向け講演会「『これからの女性のライフプランニング』~企業のダイバーシティ・女性活躍推進を踏まえて~」が行われました。講師は、三菱UFJリサーチ&コンサルティング(MURC)執行役員・主席研究員の矢島洋子先生です。
当日は60名を超える保護者が参加しました。昨年は男性の姿はありませんでしたが、今年は3名の参加がありました。
講演の内容は保護者世代と現在では企業の働き方が大きく変化してきており、保護者世代が体験してきた感覚とは様々な点で違いがあることがよくわかる内容でした。ダイバーシティ=多様性が社会の前提となり、労使ともに働き方に対する考え方が柔軟に変化してきていることがよくわかりました。保護者世代では結婚、出産、育児により退職を選択するしかなかったという方も多かったはずです。その後、再就職や派遣社員として仕事に復帰された方も多いのではないでしょうか。いわゆる「女性の働き方がM字カーブを描く」のが日本の労働環境だったものが、最近は「M字」の底が上がってきているということで、近年では多くの企業で妊娠・出産で離職する女性は少数になってきているとのことです。若い世代の夫婦の役割分担意識の変化、男性と女性の賃金格差の縮小により女性が働くことの家庭内でのニーズ拡大など働く側の事情の変化も大きいものの、労働時間の短縮や短時間労働の導入、リモートワークなどの柔軟な働き方の推進、女性の管理職登用など人事制度改革、ビジネスモデルの見直しなど企業側の変化が進んでいることも背景にあるようです。企業も変わらないと生き残れないということのようです。今後、終身雇用制度の見直しも進むことは確実で、働く側もその変化のプラス面を見極め、利用していけると得るものも大きいのだとわかりました。
保護者世代としては、女性はライフステージの変化により働く選択肢が狭まることが多いため、「資格を持っていることが有利に働く」や「公務員の労働環境が良い」と考え、子どもにもそれにあった進学を提案することが多いのではないでしょうか。しかし、矢島先生のお話を聞き、新しい価値観を獲得できたと思われます。「これからは女性も男性も本当にやりがいの感じる仕事を自分のライフプランニングにあった環境の企業で働くことが重要になってくる。資格を取ることや公務員になることが本人のやりたいことと一致しているのであれば問題ないが、やりたいことではない仕事を選択することは人生の選択として適切とは言えない。それよりも、やりたいことのスキルアップを継続し、環境をただ受け入れるのではなく自ら主張したり選択したりしていくことこそ、より良い人生をつかむことになるのだ」というものです。また、現在、大企業の多くは柔軟な働く環境整備に取り組んでいるが、中小企業では大企業以上に柔軟な働き方を取り入れている企業もある一方で、改革が遅れている企業もあり、その差が大きい傾向にあるということでした。その見極めも重要になってくるのだと思います。
保護者や教員は自分の経験や価値観を子どもや生徒に良かれと思って押しつけているころが多いということを改めて知ることができました。矢島先生がおっしゃる「アンコンシャスバイアス」も大人が若い世代に植え付けていることも気づかされました。
探究学習は既存の知識や考え方にとらわれずに新しい答えを探す活動です。今回の保護者講演会は聞き取りや調査に基づく数多くのデータを示していただき非常にわかりやすく固定概念を壊していただけるものだったと思います。参加された方は是非、今後のお子様との話し合いに活用していただきたいと思います。探究学習部では生徒はもちろん、保護者の皆様にも様々な「学び」を提供していきたいと考えております。
10月6日(金)SGH全校講演会「文藝春秋文芸出版局第二文芸部長 川田未穂先生」【探究学習部】
10月6日(金)の午後、探究学習部主催のSGH全校講演会が開催されました。講師は文藝春秋文芸出版局第二文芸部長川田未穂さんで、演題は「自分の好きを追いかけて ~スポーツに全力投球した私が文芸編集者となって~」です。
川田さんは高校から始めたバスケットに夢中になり初心者でも努力してレギュラーを勝ち取り大学進学もバスケットが強く、打ち込めるという基準で大学を選び早稲田大学に進学されたそうです。高校、大学時代はひたすらバスケット中心の生活をされますが、大怪我もありバスケットの選手を続けることを諦め、現在の文藝春秋社に就職されます。大学時代はバスケットオンリーでまったく本を読まなかったそうですが、中学時代に繰り返し読んだ本やバスケットに打ち込んだ経験により突破したそうです。
入社後はジョブローテーションにより「週刊文春」、スポーツ誌の「Number」、ファッション誌、そして文芸担当と担当される分野は変わっても、何に対しても常に前向きに取り組む姿勢が、どの部署でも活躍される原動力になっているようです。また、仕事とは別に学生時代から一貫してバスケットと関わり、選手から指導者へと立場は変わっても「好き」なバスケットの道を常に追求されていることもお仕事をする上でプラスに働いているようです。
将来、出版関係企業に就職したいという人はただ勉強をがんばり、読書経験を積むだけでなくアンテナを高くして、様々なことに関心を持ち、その中でも誰にも負けないくらい自分が好きだと思えるものを持っていることが大切です。
10月3日(火)「西村あさひ法律事務所トークセッション」 【探究学習部】
10月3日(火)西村あさひ法律事務所の弁護士・スタッフ18名の方が来校され総合探究の時間のサポートと放課後の「法律キャリアガイダンス」を実施してくださいました。
総合探究の時間は2年生のグループ活動の教室にそれぞれ入っていただき、活動の進捗状況を確認、課題の設定や「問い」の立て方についてご指導をいただきました。全体的に課題が大きすぎて自分たちが関われる範囲を越えてしまっていたり、自分たちが考えた「問い」になっていないなどのご指摘が多かったようです。今後の活動に是非活かして欲しいです。
放課後の「法律キャリアガイダンス」では若手女性弁護士さん3人によるパネルディスカッションがおこなわれました。それぞれの弁護士になる経緯、現在の仕事内容、ワークライフバランスについてなど現場で活躍している方からのお話はとても刺激的で新鮮なものでした。特に弁護士の仕事は主に法廷でおこなわれるものだと思う人が多いが、実際は企業のM&Aの仕事が多く会議に出席したり、交渉に出かけたり、そのための調査活動が大部分だというお話には多くの生徒が驚いていたようです。
その後、18名の方がそれぞれの参加者の個別の質問を受ける形で、時間があっという間に過ぎてしまいました。一女生からは「法学部に進学すると法曹以外にどんな仕事に就けるのか」「自分でも司法試験を突破できるか」「司法試験までどのような勉強をどのくらいやったのか」など様々な質問が出されました。質問に対して暖かく、ていねいな回答をいただき、参加者のモチベーションも上がったようです。
参加者の感想から
「たくさんの弁護士の方に会う機会というのがなかったので、とても新鮮でした。面白い話もたくさん
伺えましたし、一概に弁護士といっても色々な分野で仕事があって、とてもやりがいのある職種なのだ
なと実感しました。今まで法学部志望でしたが弁護士に興味はあまりなかったけれど、今回のキャリア
ガイダンスを受けて弁護士にすごく興味を持ち、弁護士を目指して勉強を頑張ろうと思います」
「自分のキャリアについてあまり深く考えたことがなかったので、考える機会になればと思い参加しま
した。元々法学部も受験の選択肢には入っていたけど、今回の講義を聞いて、より法学部や弁護士とい
う仕事について興味を持ちました。また、知らなかったような弁護士の方の実際の声を聞くことができ
てよかったです」
「私の将来の夢は弁護士ではありませんが、法学部、政治・経済学部に興味があり、今回のガイダンス
に参加しました。今後進路を考える上で役に立ちそうです。一女までお越しくださってありがとうござ
いました」
探究の秋! ~様々な探究プログラム~
夏の暑さもようやく峠を越え、いよいよ学びの秋です。
探究学習部ではこの秋様々なプログラムを用意しております。授業による学びだけでなく、様々な角度から生徒の学びの意識、進路意識を高める場を準備しています。
9月19日(火)の三菱UFJリサーチ&コンサルティングの矢島洋子先生、福塚祐子先生による講演会を皮切りに、まだまだ興味深いプログラムが続きます。
今後の日程
「総合探究の時間」 1年生 SS探究活動スタート 2年 探究活動の継続
10月3日(火)「西村あさひ法律事務所キャリアガイダンス」
若手女性弁護士さんによる法曹関係ガイダンス
*当日は同事務所のスタッフの方18名が2年生の探究活動のサポートもしてい
ただきます。
10月6日(金)「SGH全校講演会」
女性で初めて直木賞選考会議の司会を務めた文藝春秋社川田未穂さんに
よる講演。 (三菱みらい育成財団による助成)
10月14日(土) 保護者向け講演会
「これからの女性のライフプランニング
~企業のダイバーシティ・女性活躍推進を踏まえて~」
企業の働き方は保護者世代が就職活動をしていた時代とは大きく変化してい
ます。これからの女性の働き方を踏まえた適切な進路選択が望まれます。保
護者の意識改革に向けた内容です。(まだ参加受け付けています)
(三菱みらい育成財団による助成)
11月11日(土) 「Cross Cultural Talk」
毎年恒例の東京外国語大学の留学生とのトークセッションを中心にした交
流会です。アジア、欧米、南米、アフリカなど世界中の人と交流し、日本と
世界について語り合います。
(三菱みらい育成財団による助成)
以上、浦和一女では毎週火曜日の総合探究の時間だけでなく、生徒の学びの意欲を高めるための様々な活動をおこなっています。
9月19日(火)総合探究の時間 「1年生モデル研究発表会」&「ライフプランニング特別講義」
1年生「モデル研究」
9月19日(火)総合探究の時間は1年生はモデル研究のポスター発表会を実施し、2年生は探究活動を進めました。1年生は各教室で4~5人のグループに分かれ、各自の生き方のモデルとなる女性チェンジメーカーについて作成したポスターを発表しました。タブレットを利用して各自のポスターを共有し、発表、質疑、評価入力と作業を進めました。発表には三菱UFJリサーチ&コンサルティングの4名の研究員の方にも参加していただき、ご指導をいただきました。執行役員 主席研究員の矢島洋子先生は最後に「良い探究活動は良い問いから生まれます。新しい視点、問題意識を持てるかが探究活動の最も重要なポイントです」という言葉が印象的でした。
探究プログラム 三菱UFJリサーチ&コンサルティング執行役員主席研究員 矢島洋子先生
主任研究員 福塚祐子先生
「これからの女性のライフプランニング
~企業のダイバーシティ・女性活躍推進を踏まえて~」
総合探究の時間の後には矢島洋子先生と福塚祐子先生によるトークセッションがおこなわれ、43人が参加しました。矢島先生からは約30年前と現在では社会も労働環境も大きく変化しており、企業も多様な働き方をとりれ入れるようになってきている。少し前のように女性が仕事か家庭かのような二者択一的な選択をしなくても様々な選択肢が用意されている。自分の生き方をしっかり考え、結婚したらパートナーともしっかり話し合い、ライフステージに従い、より良いライフプランを立てることが大切だというお話をいただきました。ライフプランニング、M字カーブの変化、ダイバーシティ、アンコンシャスバイアス、慈悲的差別などのキーワードがちりばめられた刺激的な内容でした。
後半の福塚先生には現在2人の小学生のお子様を育てながら働いている経験を通してお話をしていただきました。就職、休職、結婚、出産・育児、職場復帰、職場での役割の変化など大きく変化するライフステージの中で働き方の選択肢が拡大したことが本当に大きかった。企業内の考え方も多様になってきており支援、相談による環境が整い始めている。コロナの影響でテレワークなども浸透し、働き方の多様化は今後も進んでいく。自分のワークライフバランスは自分にしか見えないのだからよく考えて、行動し、自分に合った働き方を追求していくことが大切だというお話をいただきました。
参加した生徒からは「働く環境がこれほど柔軟に変化してきていることは知らなかった」「まだ先のことだと真剣に考えていなかった」などの感想が寄せられました。一女生は自分の進路について真剣に考えていると思いますが、ライフプランニングと労働環境という視点まではなかなか思いつかないのではないでしょうか?
今回の内容は10月14日(土)の午後、保護者に向けても講演会という形でお話ししていたく予定です。午前中はPTA親睦スポーツ大会、午後は講演会を企画しておりますので是非ご参加ください。申込は配布したプリントの申込用紙を担任の先生に提出してください。
【ベトナムフィールドワーク】第4・5日目&まとめ
ベトナム・フィールドワークも現地最終日である第4日目(8/24)は、
ホーチミン市郊外にある「クチトンネル」に行きました。
ベトナム戦争中に、南ベトナム解放民族戦線 によってゲリラ戦の根拠地として作られたもの。
全長250km以上にも及ぶといわれる地下トンネルで、地上からはそれとわからないように隠されていました。
敵をはめる罠を再現したもの。落ちると串刺しになってしまいます。
そしてトンネルの中へ。
狭くて暗くて、怖かったです。
何より、暑くて汗だくになりました。(周囲はジャングルです)
昼食後、ホーチミン市内に戻り、戦争証跡博物館を見学しました。
中には、ベトナム戦争に関する数多くの写真が展示され、あの戦争がどんなものだったのかを考えさせられました。
「ベトちゃんドクちゃん」と同様に、枯れ葉剤の被害にあった人たちの写真もありました。
その後、ホテルにいったん戻り簡単な着替え、そして夕食をとり、空港に向かって出国手続きを済ませ、
0:10発の深夜便で成田に向かって飛び立ち、8/25金の朝8:00に成田に着陸。
入国審査等を経て、9時に無事解散になりました。
【まとめ 生徒のコメント】
今回のベトナムフィールドワークでわたしが感じたことは主に2つあります。
1つ目はベトナム戦争についてわたしが知らなかったことの多さです。わたしはこれまで戦争の記録が残っている施設に日本でもあまり行く機会がなく、今回のフィールドワークで初めてそのような写真を見ました。たくさんの写真を1度見た記憶はこれまで知っていたどんな知識よりもわたしの心に残りました。今からかなり昔のことだと思っていたのに写真は嫌なほどに鮮明で、下に書いてある文字の説明を見なくてもそこに映る人々の悲しみ、苦しみなどが理解できて、見ているだけなのに泣きそうになりました。これまでそのような写真に触れたことがなく、かなりショックをうけたけれどしっかり知らなければならないことだと強く感じました。ただつらそうと感じさせるだけではなく、忘れないでと私たちに伝えてくる写真だったと思います。
2つ目はこれまで自分が身につけてきたと思っていた英語力が全く通用しなかったということです。わたしは自分の英語力には割と自信をもっているつもりでした。しかしベトナムの大学生との交流の際、わたしの英語はほとんど伝わりませんでした。これはわたしにとってはかなり衝撃的であり、また、前期の期末考査が終わってからどこか気が緩んで、勉強に身が入っていなかったわたしに刺激を与えてくれました。
以上のようにベトナムフィールドワークはこれまでの私の狭い考え方を大きく広げる機会となったと感じています。
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私が今回の研修に参加した契機は、終戦して50年も経っていないベトナム戦争の歴史であった。太平洋戦争より後に終結し、日本やアメリカとは真逆の正義を掲げて戦ったベトナム戦争の爪痕をこの目で確かめたかったのだ。その希望通り、この4日間で私たちは戦争に関わる複数の施設を巡ることができた。また、現地の日本企業見学や大学生との交流は私たちに新たな知見をもたらした。
「ツーズー病院内平和村」では、ドクさんをはじめ枯葉剤の被害を受けた多くの子供たちを目にした。衝撃的な光景に目を奪われると同時に、何十年も前の米軍の愚行が何の罪もない子供たちの自由を奪っている事実に憤りを覚えた。「クチトンネル」では、狭いトンネルの中で様々な策を巡らして米軍に抗戦したベトナム人の愛国心と勇気に感銘を受けた。「戦争証跡博物館」では、米軍の武力に怯え逃げ惑う民間人、爆撃に倒れた血だらけの少年、枯葉剤の被害者達の写真が数多く展示されていた。ほとんどがベトナム語と英語による説明であったが、写真だけでもベトナム戦争の残酷さが十分伝わってきた。
また、現在のベトナムと日本との関わりについても学ぶところが多かった。現地のコンビニやスーパーには日本製の食品が数多く並び、ヤクルトを筆頭に日本企業が盛んに海外へ進出していることが分かった。加えて、現地の大学生との交流により、ベトナムにおける日本のアニメや漫画等への関心が明らかになった。彼女らと話す前は国同士の見えない壁のようなものを感じていたが、会話が盛り上がるにつれて日本人もベトナム人も本質的には同じだと思うようになった。共通の話題で大爆笑していたあの時間は、一女での休み時間を彷彿とさせた。ベトナム人の大学生と話しているというより日本人の高校生と話している感覚に近かった。とはいえ、そのような時間を過ごすことが出来たのは3ヶ国語を巧みに扱うベトナム人大学生の努力の賜物だと思うと頭が上がらない。
今回の研修を通して、自分の中で開いていた日本とベトナムとの距離が一気に縮まった。研修前にベトナムに対して抱いていたイメージは「社会主義」「発展途上国」など日本には程遠いものだった。しかし実際に見てみると、アメリカと交戦した歴史、勤勉な国民性や蒸し暑い気候が日本によく似ていると思った。現在経済成長が著しいベトナムはこれからも発展し続け、いずれは日本以上に栄えた国になるかもしれない。
【ベトナムフィールドワーク】第3日目
ベトナムフィールドワークの3日目は、ホーチミン市経済金融大学(UEF)を訪問し、日本語学科の学生と交流しました。
午前はお互いに自己紹介をし、自分が持っている興味関心についてベトナムの学生に質問をしました。
お互いの大学・高校についての紹介プレゼンテーションをした後、キャンパスツアーをしました。
学食でランチをいただきました。
午後は、クイズなどのアクティビティやノンラー(ベトナムの円錐形の木の葉でできた帽子)の絵付け体験を行いました。
今日のこの経験を、今後の探究活動に活かしたいものです。
いよいよ明日は最終日です。
【ベトナムフィールドワーク】第2日目
ベトナムフィールドワークの2日目は、午前は日系企業訪問、午後はツーズー病院内平和村の訪問とB&Sプログラム(日本語を学ぶ学生との街歩き)というスケジュールでした。
日系企業訪問では、ベトナムヤクルトの工場見学を行いました。
グローバル企業の理念やビジネスモデル、異文化の人と一緒に働くうえで大切なことを学びました。
ツーズー病院の平和村では、グエン・ドクさんにお会いすることができました。
今も続いているベトナム戦争で使用された枯葉剤の影響を目の当たりにし、色々と考えさせられる経験でした。
B&Sプログラムでは、グループに分かれてホーチミンシティを散策し、ベトナムの学生との交流を深めました。
お互いに連絡先を交換する光景が見られ、これからもこのご縁が続くことを願います。
第3日目は大学を訪問し、大学生と交流する中で探究学習のテーマをさらに追究します。
【ベトナムフィールドワーク】第1日目
8月21日(月)から3泊5日の日程で、ベトナムフィールドワークを行っています。
初日は、成田空港からベトナムのホーチミンシティへ空路で移動し、ホーチミンシティ内を観光しました。
統一会堂
中央郵便局
夕食は、ベトナム料理をいただきました。
2日目からは、ベトナムでの探究学習が本格的にスタートします。
健康と安全に留意して、実りあるフィールドワークにしてまいります。
【探究学習】1学年SS探究特別講義
1年生の総合的な探究の時間では、
前半が個人によるモデル研究、後半がグループによるSS探究となっています。
モデル研究は9月に発表会を行います。
SS探究は「科学技術を使って持続可能な社会をつくる」ことをテーマにしており、
本格的には夏休み後に始まりますが、7月の期末考査後に、
本校の10名の教員による特別講義を行いました。
講義を受けた翌日、生徒は新しいグループを作り、
前日に受けた講義を報告します。
その中から、解決したい課題は何かを話し合います。
実りの多い研究ができることを祈っています。
【探究学習】ベトナム大使館による、ベトナム事前学習
7月12日(水)、
ヴー・テイ・リェン・フォンさん(駐日ベトナム大使館 二等書記官 教育部長)らをお迎えし、
フィールドワーク先であるベトナム社会主義共和国の歴史・文化などについてお話しいただきました。
講義の冒頭、民族衣装であるアオザイを紹介してくださり、早速、着用して一緒に記念写真を撮りました。
日本に留学している学生テンさんによるベトナム文化・料理紹介
大使館のフォンさんによる、ベトナムと日本の友好関係についてのお話
「一般社団法人 ベトナム情報センター」のfacebookにも記事を載せていただきました。
ぜひご覧ください。
【探究学習】ベトナムFW 事前学習
本校は、
平成28年から5年間「スーパーグローバルハイスクール事業(SGH)」の指定を受け、
令和4年からは「SGHネットワーク校」として、引き続き教育活動を進めています。
その一環としてのこの「ベトナム・フィールドワーク研修」は、
(コロナでの中断を挟み)今年で3回目の実施となります。
夏休み現地研修(8/21~25 ホーチミン市)の実施に向けて、
6月26日(月)、7月10日(月)、
2回にわたって、JTBによるベトナム・フィールドワーク事前学習が行われました。
第1回目の6/26は、「異文化理解ワークショップ」と題して
海外で研修を実施する際に心得ておくことを中心に、
第2回目の7/10は、「SDGsワークショップ」と題して
国際的に解決しなければならないさまざまな課題について学び、
自分たちが今日からできることは何か、を考えました。
生徒たちは、現地でのフィールドワークを通して
SDGsに関わるグローバルイシューの発見と解決に向けた視点と、
将来グローバルリーダーとして活躍できるスキルを身につける研修を重ねています。
【探究学習】 三菱UFJリサーチ&コンサルティングの皆様来校される
6月20日(火)総合探究の時間。1年生はモデル研究、2年生は探究グループによる活動を進めました。7時間目には三菱UFJリサーチ&コンサルティング(以下MURC)の研究員5名、広報スタッフ1名が来校され探究学習のサポートをしてくださいました。7時間目は図書館で探究活動の進め方やテーマの絞り方について個別にご指導を受けました。最初はなかなか相談にいけなかったようですが、途中からは次々と相談をお願いするグループが出てきました。テーマ設定については「なぜ、そのテーマを選ぶのか」「本当に関心のあることをテーマにしているか」「そのテーマのどこに問題を感じているのか」など探究の基本についてご指摘をいただきました。
続いて放課後にはMURC主席研究員の矢島洋子先生による特別講義「探究学習の方法」を実施し、希望者が参加しました。講義では探究学習について「本当に自分の関心があることをテーマにする」「活動の目的を明確にする」「協働の良さを理解すること」「探究的な学びは一生続く」ということを説明していただきました。やらされるのではなく自分が楽しめることを探究し、探究を通して社会課題を解決することも大切なことですが、例えばパワポが使えるようになるとか英語のプレゼン力を磨くとか自分にとってプラスになることも目的化する。また、協働については他者とのコミュニケーションは自分では気づかないことを教えてくれるということです。
最後に研究員の方はどうして今の職に就こうとしたのかの問いには、皆さん共通して高校生の時の探究活動、海外体験、大学生になってからの旅行を通して自分自身が疑問に思ったり、関心をもったことが今につながっているということでした。
一女生も是非、探究活動を通して自分の興味関心の持てるものをみつけ、将来の生き方に良い影響が出ることを期待したいです。
【探究学習】探究活動始まりました!
本日、7時間目から2023年度の探究活動が本格的に始まりました。1年生はモデル研究、2年生はグループによる探究活動になります。1年生は9月の発表に向けて自分のロールモデルとなるような女性を選び、まとめていきます。2年生は興味関心により組まれたグループによる探究活動をおこないます。2年生はグループの中で、まずテーマをどうするかから相談していきます。グループ活動は個人の活動に比べると効率が悪い面もありますが、お互いに自分の考えだけでなく他の人の考えや情報から学ぶことも目的のひとつです。今年はどのような成果が得られるのか楽しみです。
まら、この時間は卒業生も来校してお手伝いしてくれています。また、来校できなくても資料提供や質問を受けてくれたり協力してくれています。
2年生グループによる探究活動 1年生図書館でモデル研究調べ
コンポスト製肥料譲渡会
探究的活動の一環として2年生の有志グループ「給食 救SHOCK」の西村美乃李さん、渡邉琴音さん、町田彩奈さん、松本栞里さんの四人が自家製コンポストによる肥料の製造に取り組んできました。定時制の給食製造過程で発生する野菜くずを有効活用して製造された肥料を本日放課後、校内で希望者に配布しました。本日は1年生、2年生の保護者会ということもあり、用意した約90袋分の肥料は、生徒だけでなく多くの保護者の方にあっという間に配布することができました。
メンバーからのメッセージ
こんにちは。有志団体「給食救SHOCK」です。
私達は、去年の夏から給食から出た野菜の切れ端を使って、コンポスト(堆肥)を作ってきました。
本日は、コンポストを広めたいという気持ちをこめて、出来上がった堆肥と、作り方を載せたチラシを一女生や保護者の方々に配布しました。配布に向けて 、事前に広告を掲示したり、全校放送をしたり、本日も朝から配布する肥料を設置したりしましたが、興味を持ってくれる人が本当にいるのか不安でした。しかし、授業が終わって見に行ってみると、設置てあった肥料のほとんどがなくなっており、とても嬉しかったです。
保護者会と重なったこともあり、そんな不安も必要ないほど多くの人の手に渡る形となり、あっという間に全ての肥料(約90袋)がなくなりました。中には、実際にご家庭でコンポストを実践している方もいらっしゃって、様々な人と食品ロス削減について意見共有でき、私たちにとっても学びの多いものとなりました。今回を機に、実際に家で肥料を活用したり、コンポストを作ってくださる方が増えると嬉しいな、と思います。もらって下さった方々や、この活動を広めてくださった全ての皆様に感謝しています。今後の私達の活動にも協力していただけると幸いです。
そして一緒に食品ロスを減らしましょう。
1学年探究学習「起業について知ろう-モデル研究ガイダンス講演会」
令和5年5月30日(火)7限に、創業・ベンチャー支援センター埼玉より小松田誠一様をお招きして、1学年生徒を対象にした探究学習の講演会が行われました。各クラスの探究学習係は対面で、その他の生徒は各HRでMeet通じての講演会となりました。
企業とは何か、社会的起業の意義、女性起業家の実例などをわかりやすくお話しいただきました。生徒たちはメモを取りながら真剣に講演を聞き、今後の探究学習につながる有意義な時間となりました。(文責:菊地(1年探究学習部))
ベトナムフィールドワーク説明会 【探究学習部】
探究学習の一環として実施されるベトナムフィールドワークの説明会が実施されました。2019年を最後にコロナ禍により実施が見送られていましたが、今年度はいよいよ再開の方向で準備が動き出しました。順調にいけば8月の後半に実施する予定です。対象となる2年生向けに説明会を実施したところ約70名の生徒が参加しました。新興国ベトナムで社会の変化の様子、日本企業の活動、ベトナム戦争の影響を受けた人々の生活などの見学、ベトナムの学生との交流などを予定しています。この後、各ご家庭でよく相談の上、参加の検討をすることを確認して終了しました。
予想を超える数の生徒が説明会に参加してくれたので、参加人数希望多数の場合は調整が必要になるかもしれません。
*この事業は教員の派遣費など「三菱みらい育成財団」の助成を受けて実施されます。
旧大統領府にて(2019年) 大学生との交流(2019年)
3月20日浦和高校 「総合的な探究の時間発表会」に参加しました
浦和高校主催の総合探究の時間発表会に招待していただき、一女からは2年5組の谷口加菜さんと柳瀬はなさんの2人が参加しました。他の参加高校は浦和高校、一女、熊谷高校、不動岡高校、所沢高校、市立浦和高校の6校です。
谷口さんと柳瀬さんは「Promoting Young People`s Participation in Agriculture」の発表をおこないました。日本の若者の農業に参加する機会を増やし、少しでも食料自給率を上げようという内容の発表でした。質疑応答では参加者から「なぜ英語で発表をするのか」という質問が出されました。社会課題の解決策を提案するには世界に向けて発信する必要もあるので、一女では英語でのプレゼンを推奨しています。もちろん、一番大切なことは内容がしっかりしていることです。また、「農業ボランティアなどの体験はあるのか」という質問もありました。谷口さんは「近所の農家の収穫のお手伝いをしたことがあります」答えました。自分の生活の身近なところに課題があり、自らも取り組める課題であるということです。どの学校の生徒の発表も力作、個性的なものばかりで刺激を受けた1日でした。埼玉県内の高校も探究活動への取り組みが進んでいます。他校との交流も進めて行きたいと思います。
参加生徒の感想
柳瀬さん
私たちは「promoting young people’s participation in agriculture」というテーマで探究活動を行いました。当日は、他校の方々の熱意のある発表を聞くことができ、様々な視点の考えを吸収できる貴重な機会でした。今後も農業との関わり方を模索し、行動に移していきたいです。これまで私たちの探究活動に関わってくださった全ての方々に、感謝申し上げます。本当にありがとうございました。
谷口さん
校内だけでなくこのような他校も交えた場で自分たちの発表をすることが出来てとても良い経験になりました。他校の発表からは課題の着眼点やプレゼンの仕方など学ぶことが多くあったので、今後に活かしていきたいです。
2月4日(土)令和4年度SSH・SGH合同研究成果発表会
2月4日(土)に令和4年度SSH・SGH合同研究成果発表会が開催されました。新型コロナの影響が心配された発表会ですが、今回は予定通り開催することができました。この発表会は1年生、2年生が今年度取り組んできた総合探究活動の成果を全員で発表し、共有しようというものです。
前半の個別発表会と後半の全体会の2部構成になっています。前半の部は1・2年生の全員が36会場に分かれ、全員が発表し討議する場になっています。1年生はクラス全員を4グループに分けて活動したSS探究の発表、さらに全員がそれぞれ選んだ女性チェンジメーカーについて探究したモデル研究の発表をしました。2年生は全員が117グループに分かれて1年間通しておこなった探究活動について発表しました。社会課題をみつけ、なぜそうなるのかの原因を探り、課題解決策を提示するという流れが基本です。その他にもSSHの発表やクロスカルチャルトーク(東京外国語大学留学生との交流会)の発表もおこないました。
探究活動をしてみて、問題の発見、仮説の設定、検証、課題解決の提案などの取り組みはなかなか難しいということがわかったのではないでしょうか?
当日は三菱みらい育成財団、三菱UFJリサーチ&コンサルティング、西村あさひ法律事務所の方々が参観され、各会場でアドバイスをいただきました。
各会場での個別発表
後半の部の全体発表会は視聴覚室から各教室にオンラインで中継し、SSHから3本、SGHから3本の発表がおこなわれました。
全体会(校長) 英語によるプレゼン
東京海上日動火災保険株式会社ジュニアインターン
12月26日(月)、27日(火)の2日間。東京海上日動火災保険株式会社との連携事業として一女生6人(1年生3人、2年生3人)が同社のジュニアインターンに参加させていただきました。26日は同社埼玉中央支店にて、午前中は会社の概要を講義していただき、午後は代理店訪問で実際の業務を体験し、さらに警察、教育委員会の方も交えて高校生の自転車乗車時のヘルメット着用についてディスカッションをおこないました。27日は東京駅のすぐ近くの高層オフィスビルにある東京の本社を訪問させていただきました。午前中は講義で保険についてさらに深く学び、企画担当の方から新しい保険の開発について紹介していただき、保険会社が保険を通して社会貢献しているということを楽しく知ることができました。午後のディスカッションでは1年生と2年生に分かれて、それぞれ担当の女性社員の方にサポートしていただきながら、新しい保険の企画案のプレゼンをして2日間の日程を終えました。
2日間を通して社員の皆様に暖かく接していただき、楽しくかつ有意義な時間を過ごさせていただきました。普段の授業では体験できない学びがあり、今後に向けて様々な刺激をいただくことができました。
参加生徒の感想(抜粋)
「普段の学校生活では学ぶことのできない、営業がどう言う仕事をしているのかということから、社員さん(社会人)の1日の流れまで知ることができました。埼玉県警や教育委員会の方とディスカッションして、大人がきちんと私たちの意見を若者の意見として聞いてくれることに感動したとともに改めてこの社会に生きているのでその義務として社会で起こっている問題を自分たちで考えることが大切だと気付かされました。また2日目の東京本社では保険についてゼロから作り上げるという開発業務を行い、自分たちが普段学んでいることはこういう時に役に立つのだと実感できました」
「私は参加する前まで保険の仕組みについてほとんど理解できていなかったので1日目の説明に加えて2日目の実例の説明を受けたことで、保険に対する理解が深まりました。特に、生命保険や事故の保険以外に洋上風力に対する保険は、現代の風潮にあっているし新しくできたものということで印象的でした。また、保険会社の中でも新たな保険を開発する人やそれを売る人がいたり、掛け金などの計算をする人がいたりして見えていないところで多くの人が携わっているのだなと感じました」
三菱UFJリサーチ&コンサルティング×浦和一女
三菱みらい育成財団のメールマガジン(1231号)に、本校における活動報告が掲載されました。2022年9月13日(火)及び10月15日(土)に実施された内容です。
「女性のライフプランニングを生徒・保護者とで考える」(三菱UFJリサーチ&コンサルティング(MURC)の執行役員・主任研究委員の矢島洋子先生による講演等)→ メルマガ 浦和第一女子高等学校(1231号).pdf