SSH日誌
【SSH】1年生フィールドワーク
7月23日,24日に新潟県糸魚川市へフィールドワークに行ってきました。
①フォッサマグナミュージアム
学芸員の方からジオパークについて,フォッサマグナについて,糸魚川で採れるヒスイについてお話ししていただきました。
館内にはフォッサマグナの説明やヒスイだけでなく,様々な岩石や化石が展示されていました。
②フォッサマグナパーク
フォッサマグナの糸魚川ー静岡構造線の断層を実際に見学しました。近くにはこの場所が海にあったことを示す枕状溶岩がありました。
③星空観察
観察の前にこの日の空の様子や北極星の見つけ方を学びました。また,国立天文台の4次元デジタル宇宙ビューワー“Mitaka”で,天体と地球がどれだけ離れているのかを学びました。実際に外に出てみると,満点の星空でした。
④親不知 コミュニティーロード
北陸道の難所と知られているこの場所が,どのようにしてできたのか学びました。
少し下ると, 旧北陸本線が通っていたトンネル(親不知レンガトンネル)がありました。
⑤親不知ピアパーク
翡翠ふるさと館で巨大なヒスイ原石を見学し,ヒスイを採りに親不知海水浴場へ。一生懸命探していましたが,ヒスイ発見には至りませんでした。
⑥弁天岩
フォッサマグナの海底火山の噴火によってできた弁天岩。足元には溶岩の破片と火山灰からできた岩石がゴロゴロとしていました。
先ほどのレンガトンネルと同じく旧北陸線が通っていた白山トンネルや,漁港,神社などを巡り,この場所の地形と人々の暮らしについて学芸員の方のお話しを聞きました。
1泊2日の間に,様々なことを学ぶことが出来ました。
夏休み明けに,学んだことを元に班ごとにテーマを決め,スライド発表を行います。
【SSH】1年生の活動(4月~7月)
開講式後の1年生の活動の様子をご紹介します。
①地学講義 7月に行われるフィールドワークに向けて,地学分野の基礎的な内容を学びました。実際の石に興味津々でした。
②PC実習 発表の機会に役立つ,スライドやポスター,論文の作成方法について,実際にPCを操作しながら学びました。
③日本科学未来館見学 見学した内容を元に,班ごとにテーマを設定し,ポスターを作成しました。
④摂食嚥下リハビリテーション 口腔ケアの重要性について長年研究をされている日本大学 植田耕一郎教授に講演していただきました。
⑤フィールドワーク事前学習発表会 フィールドワークに向けて,班ごとにテーマを選択し,調べ学習を行いました。
資料をまとめ,他の班に向けて発表をしました。
7月末に行ったフィールドワークの様子はこちらの記事をご覧ください。
【SSH】3年生 東京大学特別講義
SSHを選択している3年生は,先日6/21(土)に東京大学本郷キャンパスにて特別講義を受けてきました。
東京大学大学院理学系研究科附属フォトンサイエンス研究機構に所属される三尾 典克 特任研究員,小西 邦昭 准教授,的場 みづほ 特任研究員から光学についての講義,実習を受講しました。(東京大学大学院 フォトンサイエンス研究機構 小西研究室)
講義では「光とは何か」についての歴史的な話から始まり,屈折や回折・干渉といった光特有の物理現象,そして指向性・単一性に優れたレーザーを用いた「光でモノを壊す」方法についての話を高校生にも分かり易くご教授頂きました。特に3年生の物理選択者はちょうど授業で光の単元を扱っていたこともあり,とても興味深く話を聞いている様子が見られました。
講義後には研究室の見学をさせて頂きました。はさみとレーザーでそれぞれ紙を切断し,切断した断面を電子顕微鏡で観察しました。その違いは明らかで,レーザー加工の精度の高さを実感することが出来ました。また最先端の研究内容にも触れていただき,生徒は研究の面白さを改めて受け取ったのではないかと思います。
3年生として全体での特別講義・実習は今回で最後となります。3年間のSSHの活動の中で様々な大学・研究機関にお邪魔させて頂き,生徒は本当に貴重な経験をすることが出来ました。
現在は昨年度から続けてきた個人研究を論文にまとめる作業を進めています。秋頃の完成を目指し,英文要旨の作成等に日々精進している最中です。SSHの集大成として最後までやり遂げて欲しいです。
【SSH】2年生 探究学習成果発表会及び理科教育研究発表会
SSHを選択している2年生は,2/8(土)に研究発表会を行いました。
まず一女で行われた探究学習成果発表会では,一女生を前にしてスライド発表を行いました。会場は教室と体育館に分かれ,特に体育館ステージでは全校生徒の前で研究の成果を披露しました。質疑応答では,一女生から多くの質問がありました。
また同日午後にはSSH運営指導委員の先生とSSH選択した1年生を視聴覚室にお招きして,研究発表会を実施しました。大学や研究所の先生を中心とする運営指導委員の方々を前に,堂々と研究成果を発表している様子が見られました。更に同日には埼玉大学にて行われた理科教育研究発表会にも一部生徒が参加し,埼玉大学の先生方の前でスライド発表を行いました。こちらでも理学系の先生方から沢山のコメントを頂きました。
一女での日々の授業の予習・復習,部活動・委員会活動に加えてSSHの活動を続けることはとても大変なことです。その中でも,生徒達はこの日の発表会に向けて研究活動・スライド作成・発表練習を続けてきました。この経験は将来必ずどこかで活かされるはずです。
2年生も残りわずかとなりSSHとしての研究活動も終わりに近づいてきました。最後まで後悔の無いよう続けて欲しいと思います。
【SSH】2年生 探究活動生徒発表会
SSHを選択している2年生は現在,個人の研究活動に取り組むとともに,年度末の発表会に向けて準備を進めています。
昨年12/26には,日本薬科大学にて行われた「探究活動生徒発表会」に参加してきました。この発表会は文部科学省が指定する「スーパーサイエンスハイスクール(SSH)」や「高等学校DX加速化推進事業(DXハイスクール)」,県の指定事業である「学際的な学び推進事業」等,県内の公立高校で実施されている様々な探究学習の発表の場となっています。(詳しくは以下のパンフレットをご覧ください。R6_探究活動生徒発表会パンフレット.pdf)
浦和一女からはSSHの研究発表として,ポスター発表4件,口頭発表1件を行いました。
発表会には一般客を含め1,000人以上の来場者が参加し,発表した生徒は様々な質問・意見を貰うことが出来ました。普段校内で研究をしている生徒にとって外部からの意見は貴重かつ新鮮です。きっと今後の研究に大いに活かされることでしょう。
今後,生徒達は2/8に一女校内で行われる「探究学習成果発表会」及びSSH運営指導委員をお招きして発表する「SSH成果発表会」,また同日に埼玉大学にて行われる「理科教育研究発表会」のいずれかで研究発表を行います。科学研究はどれほど素晴らしい研究であってもそれを広く伝えることが出来なければ埋もれてしまいます。是非これまで頑張ってきた研究の成果を聴衆に伝えていって欲しいです。
【SSH】本校SSH表彰生徒の活躍がテレビで放映されます
今年度、 SSH(スーパーサイエンスハイスクール)の生徒研究発表会で最優秀となる文部科学大臣表彰を受けた生徒が、タレントの井上咲楽さんとテレビで共演して、研究内容について紹介をします。ぜひご覧ください。
【番組名】 NHK Eテレ サイエンスZERO
「はばたけ未来の科学者たち! スーパーサイエンス高校生SP」
【放映日】 1月12日(日) 23:30~24:00
【再放送】 1月18日(土) 11:00~11:30
※関連リンクは こちら
【SSH】2年生 東北大学ラボツアー
SSHを選択している2年生は夏休み(8/1~2)に1泊2日で東北大学を中心としたラボツアーに参加しました。
2日間を通して東北大学の研究室や実験装置の見学・講義・実習を行います。
【1日日】
午前中には東北大学青葉山キャンパスにて物理学専攻および化学専攻の紹介を受けました。講義だけでなく霧箱の観察や,コンピューターシミュレーションを用いた分子構造解析の方法を学び,高校では学ぶことのできない体験をしました。
キャンパス内の食堂で昼食を取ったのち,午後には東北大学藤原先生より,エネルギーについての講義を受講しました。その後,高速中性子実験室へ移動し,加速器見学を行いました。生徒にとっては初めて見る装置ばかりで,大変興味を持って施設見学をしていました。
【2日目】
2日目は東北大学川内キャンパスへ移動して,東北大学の1年生が実際に行っている物理実験「波の回折による物体の構造の解析」を体験させてもらいました。レーザーを用いた実験で生徒は学んでいない知識が多い内容でしたが,先生の講義のもと理解を深めつつ実験に臨むことが出来ました。
2日間の研修で、大学の施設・設備を見学・体験することにより,生徒は最先端の研究や科学的思考,大学での学びについての理解を深めることができました。
最後に東北大学量子エネルギー工学専攻,藤原充啓先生をはじめとする多くの先生方にお世話になりました。生徒にとっても大変有意義な2日間となりました。ありがとうございました。
SSH全国研究発表会 文部科学大臣表彰の盾を展示しています
8月の「令和6年度スーパーサイエンスハイスクール(SSH)生徒研究発表会」において、最も優秀な研究発表を行った学校に与えられる文部科学大臣表彰の表彰盾が、現在、職員玄関前のトロフィーケースで展示されています。
本校にご来校の際は、こちらの表彰盾を是非ご覧になってください。
表彰を受けた島田さんの研究発表は、SSHの「課題研究Ⅱ」の時間を活用し、昨年5月から個人研究を始めたものです。島田さんは、幼い頃から城郭石垣に興味があり、石垣の「はらみだし」について詳しく研究したいと熱意を持っていました。校内の一角に石垣のモデルを実際に作成し、納得のいくまで試行錯誤を繰り返しながら、「はらみだし」の研究を進めてきたものです。
指導教諭が「気の遠くなるような実験ではあるが、飽くなき探究心がなせることであった」と評するとおり、多くの実験方法について発想し、工夫をしつつ、何度も何度も失敗を繰り返し、十分に信頼できる結果を得るまで諦めず取り組んできたとのことです。おめでとうございます。
○研究発表テーマ
石垣内部から探る「はらみだし現象」の原因
○研究発表の要旨
水圧や土圧により、石垣が押し出される「はらみだし現象」が、力のかかる部分の周囲の積み石でも広く発生する原因について、石垣の内側にある小石の層に注目した。石垣の内側の条件を変えて実験を行った結果、「小石の粒径に正の相関を持つ大きさの力を、左右方向により広げて伝える」という小石の性質が影響すると分かった。
○表彰時にいただいた講評内容(抜粋)
・ 条件を変え、多数のデータを取得していることや、自分で考えた仮説に基づき多くの実験を行っている点は、研究に対する熱意を感じる。
・ 研究の内容は物理学ではあるが、城の石垣についてということで、教科横断型であり、STEAMにも関わる研究テーマで、身近さや興味をかき立てられるものであった。
※ スーパーサイエンスハイスクール生徒研究発表会は、全国のSSH指定校等の代表生徒が集結し、日頃の課題研究の成果を発表するイベントです。今年度は、SSH指定校及び過去に指定経験のある学校のうち参加を希望した学校(231校)がポスター発表を実施し、審査により選出された代表校6校による全体発表が行われました。
※ 同研究発表会の審査の観点は、ポスター発表及び全体発表のいずれにおいても、①研究内容の着眼点、②独自性及び発展性、③プレゼンテーション能力、④発表、質疑応答の態度等を評価するものとしています。
【SSH】2年生 埼玉大学PCR実習
SSHを選択している2年生は先日6/22(土)に埼玉大学にて特別講義を受講してきました。
「DNAの抽出とPCR法を用いたアルデヒド脱水素酵素の検討」という実習タイトルで,埼玉大学理学部生体制御学科の坂田一郎先生とTAの方(うち1名は一女のOGでした)にご指導いただきました。
実習内容は自分の唾液を採取してDNAを取り出し,PCR(ポリメラーゼ連鎖)反応によって複製・増幅し,アルコール代謝に関連する遺伝子の変異を検出するといったものです。生徒は1年次に勉強した生物基礎の既習事項を活用し,能動的に実習に取り組んでいました。
夏休みには自身の個人研究を進めるとともに,東北大学に出向いて講義を受けます。
【SSH】1年生 グループ課題研究発表会&関東近県合同発表会
SSH1年は昨年9月からグループ別の研究活動に取り組んでいました。
この活動は5~6名のグループに分かれて,本校理科教員の指導のもと様々な分野の研究活動に生徒主体で取り組むものです。
2/10には本校職員,および保護者を招き,発表会を行いました。
発表後には質疑応答が行われ,終始活発な議論がされていました。
また,3/24には工学院大学にて関東近県SSH指定校合同発表会に参加し,生徒はポスター発表を行いました。
他校との交流により生徒は様々な刺激を受けたことと思います。
これにて令和5年度のSSH1年の活動は終了しました。
勉強と部活動だけでも十二分に忙しい一女生活の中で,最後までやり遂げたこのSSHの経験が,将来に何らかの形で活かされることを望みます。
4月からはSSHを継続する12名の生徒が,個人研究をメインにこれからも活動を続けます。
今後とも応援のほどよろしくお願いいたします。
【SSH】1年生 埼玉大学特別講義「化学に関する実験実習」
SSH1年生は8/22(火)に埼玉大学にて特別講義「化学に関する実験実習」に参加しました。
この講義では化学に関わる次の3つのテーマに分かれ,それぞれ埼玉大学の先生から直接ご指導を頂きました。
- 物理化学分野「太陽電池をつくってみよう」(工学部電気電子物理工学科 石川先生)
- 有機化学分野「におい分子と素材のかおりおよび身近なものからのにおい成分の取り出し」(理学部基礎化学科 長谷川先生)
- 無機化学分野「コバルトイオンの色変化と化学平衡」(理学部基礎化学科 藤原先生)
今回の活動で生徒たちは初めて「研究活動」に触れました。秋以降からは物化生地のグループに分かれてグループ課題研究をすることになります。今回得た経験を活かしてくれることを期待しています。
【SSH】1年生 日本科学未来館見学
SSH1年生は5/27(土)に日本科学未来館へ見学に行きました。今年度のSSH参加者は58名で,今回が初めての課外活動でしたが,今後夏に1泊2日で行うフィールドワークに向けた良い活動となりました。
班別に館内を見学し,その後は現地にてレポートの作成に励みました。
今後も東京大学駒場キャンパスの研究室訪問やフィールドワークに向けた事前学習など盛りだくさんの活動となっています。
【SSH】2年生ラボツアー
8月1日(月)~2日(火)、東北大学にて、SSラボツアー東北大学研修を行いました。
大学の施設・設備を使わせていただき、研究室見学や特別講義・実験を受講しました。
【1日目】
午前は理学研究科物理学専攻および化学専攻の研究室を見学しました。
物理学専攻ではレーザーを用いた超高速分光の研究室を訪問し、実際の装置を見せていただきました。
化学専攻ではソフトを用いて最適な分子構造を計算する操作を体験したり、放射化学研究室では霧箱を見せていただきました。粒子の飛跡を実際に目にして生徒からは歓声があがっていました。
午後には工学研究科量子エネルギー工学専攻でエネルギーに関する講義を受講しました。
次に、高速中性子実験室に移動し、加速器を見学した後、実際に加速器を稼働して中性子ビームを用いた実験体験を行いました。生徒は施設の大きさと精密さに驚き、そして緊張しながら実験に参加していました。
【2日目】
川内キャンパスの学生実験棟を利用させていただき、種々の実験を行いました。
午前中は東北大学1年生が実際に行っている、「波の回折による物体の構造の解析」という実験を体験しました。高校ではまだ未習の分野でしたが、先生の分かりやすいご指導のもと、レーザー光を用いて細長い物体の直径を測定する実験に取り組みました。
午後は放射線に関する実験を行いました。半減期に関する実験や、距離の逆二乗則についての実験を行い、結果のグラフ化や、数式に当てはめての考察などに積極的に取り組みました。
2日間の研修で、大学の施設・設備を見学、体験することにより、生徒は最先端の研究や科学的思考、大学での学びについて理解を深めることができました。
東北大学工学研究科量子エネルギー工学専攻の藤原充啓先生をはじめとした先生方には大変お世話になりました。ありがとうございました。
【SSH】1年生フィールドワーク
7月27日(水)~28日(木)、新潟県糸魚川市にて、SSHフィールドワークを実施しました。
新型コロナウイルス感染症対策を徹底し、一人一人が学ぶ環境を作り、問題意識をもちフィールドワークに臨みました。
以下日程と活動風景です。
【1日目】
①フォッサマグナミュージアム
学芸員さんによる「糸魚川で人と大地のつながりを知る」講義を受け、館内の6つの展示室(魅惑のヒスイ・糸魚川大陸時代・誕生日本列島・変わりゆく大地・魅惑の化石・魅惑の鉱物)の見学を行いました。
②フォッサマグナパーク
糸魚川-静岡構造線を人工的に露出させた断層見学公園です。枕状溶岩(枕が積み重なったような模様がある溶岩)を観察し、その後、断層破砕帯をはさんで、東側の約1600万年前の岩石(右手)と、西側の約2億7000万年前の岩石(左手)が接している大地の境界を見学しました。
③天体観測
夕食後、碓井先生の星空の楽しみ方研修を受け、夏の星空観察を実施しました。
【2日目】
①親不知ジオサイト
親不知コミュニティロードを歩きながら海岸地形や凝灰岩露頭の観察を行い、その後、当時(大正元年)最先端の土木技術を駆使して造られた旧北陸本線の親不知レンガトンネル(670m)を通り抜けました。
② 親不知ピアパーク
海岸での岩石採集を行い、石の標本作成等を試みました。生徒たちはヒスイを含め、様々な石を拾うことができ、貴重な体験の場となりました。
③弁天岩ジオサイト
弁天岩(航海安全の神である市杵嶋姫命が祭られている。頂上に灯台がある島。)に渡り、溶岩の破片と火山灰からできた火山噴出物を見学しました。帰り道では、遊歩道から海岸にあるトットコ岩(糸魚川の方言で「ニワトリ」の意味。)も眺望しました。
2日間を通して、日本列島の誕生にかかわる貴重な地質資源や鉱物資源をはじめ、豊かな自然、美しい景色、受け継がれる文化や風習など、糸魚川でしかできない主体的で深い学びを行うことができました。
【SSH】1学年開講式
4月27日(水)午後3時50分よりSSH開講式が行われました。
今年度で19年目にあたるSSHの活動は、1年生69名で活動を行ってまいります。
校長のあいさつに続き、担当教員よりSSHの取組の目的や積極的に取り組む姿勢、今後の活動予定等の説明、教職員の紹介がありました。
開講式終了後は、2班に分かれ「情報」と「地学」の講義が行われました。
本校のSSHの取組は「次の100年を切り拓くリーダーの育成」を目指します。生徒たちは特色ある理数系の探究活動を
通して、科学リテラシーを習得し、思考力、判断力、表現力等を培っていきます。
【SSH】関東近県SSH指定校合同発表会(オンライン開催)
本日午前10時より、工学院大学後援の関東近県SSH指定校合同発表会がオンライン開催されました。関東近県のSSH指定校などが合同で、研究成果を発表しました。本校は1年SSHのグループが参加し、課題研究をポスターにまとめ、発表を行いました。班員が交代で他校からの質問に対応し、積極的に研究内容の説明を行いました。また、他校の研究発表も可能な限り見学し、大いに知見を広げることができました。
【SSH】2年生によるSSH研究成果発表会
2月5日午後、2年SSHの代表生徒5名による研究発表(口頭発表)をオンライン形式で行いました。発表内容は以下の通りです。①暗環境におけるミドリムシの栄養源は何か(野中春奈)②音楽に含まれる1/fゆらぎは何に起因するか(山縣咲歩)③漆はお酒が大好き?(山根あや・向井花)④一段ルービックキューブ(森美沙紀)
課題研究を重ねてきた2年生の発表を聞くことは、1年SSH選択者の生徒にとって、大きな刺激となりました。また、SSH運営指導委員の先生方の講評も、2年生にとって課題研究を進めるにあたり大変貴重なものとなりました。
【SSH】令和3年度 SSH 全校講演会「新元素の探索」が行われました!
令和3年11月19日(金)13:45~15:15、森田浩介氏(仁科加速器科学研究センター 超重元素研究開発部長)の講演会が行われました。演題は「新元素の探索」。森田先生は2016年11月に新元素として国際的に発表された「ニホニウム」の発見者(2004年7月に発見)かつ命名者です。講演会はzoomによるオンライン配信で実施されました。講演後は、生徒との活発な質疑応答が行われました(ちなみに森田先生の座右の銘は「謙虚と愚直」だそうです)。理系文系を問わず全生徒において科学技術に対する興味関心が喚起されました。「最先端の装置」「じっくり取り組むことのできる体制」「『step by stepで愚直に押さえるところを押さえる』研究者の粘りと努力」によって「ニホニウム」の発見に至ったことがわかりました。第一線でご活躍の森田先生から、最先端の研究についてうかがうことができ、大変貴重で楽しい時間となりました。
【SSH】東京工業大学 特別講義・実験②「光触媒を用いた水の電気分解」
11月6日(土)、東京工業大学 大岡山キャンパス 環境エネルギーイノベーション棟にて、前田和彦准教授指導の下、実験実習を受けてきました。午前と午後の2班に分散し参加しました。事前に各自で水を電気分解するための電極を作成し、事前講義を受講したうえで、実験に臨みました。無機分析化学の分野で扱われる「光触媒を用いた水の電気分解」の実験では、大学のすぐれた実験設備を使用し、人工光合成を体験。酸化タングステンと酸化チタンの光吸収について比較しました。金属の特性を理解し活用していく必要が求められていることを学びました。
「究極のエネルギーキャリア、それが水素」であること、すなわち「水と太陽光から水素を効率よく作れれば、人類の抱えるエネルギー問題、環境問題は解決できる」ということを、実験を通して実感しました。また、実験技術と化学的な考え方を学び、大学での研究についてのイメージを持つことができ、大変貴重な体験でした。
【SSH】東京工業大学 特別講義・実験①「化学のチカラで光合成を模倣する」
11月5日(金)、SSH選択者2年生15名が東京工業大学准教授 前田和彦先生より「化学」について特別講義を受けました。テーマは「化学のチカラで光合成を模倣する」です。大学1年生レベルの化学にも触れつつ、光エネルギー変換に関する化学を学びました。6日(土)には、東京工業大学 大岡山キャンパスにうかがい、大学の施設・設備を使用して「光で促進する水の電気分解 ~光触媒で水を分解してみよう~(無機分析化学)」という実験を体験してきます。次回の記事もお楽しみに!!