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校長日誌
8/27 8月全校集会・校長講話「減災と備え」
本日は、夏休み明けの全校集会でした。
夏休み中に活躍のあった多数の生徒を表彰
また、生徒会による全国、関東大会出場の壮行会がありました。
全国、関東大会では、自分たちの精一杯がだせるように最善を尽くしてほしいと思います。
結果はあとからついてくる!
緊張感を楽しめ
校長講話は、「減災と備え」について話しました。
皆さん、おはようございます。まずはこうして、夏休み明け、皆さんと会えたことを、何よりも嬉しく思います。リモートで顔が見えないのが残念。
さて、9月1日は「防災の日」。今日は、改めて皆さんと一緒に「命の守り方」と「防災・減災」について考えたいと思います。
夏休み中の7月28日に、熊本地方で大きな地震が発生し、甚大な被害が出ています。さらに、先週も千葉県において激しい豪雨による洪水被害が発生しました。埼玉県内でも豪雨による水害発生、先日の日曜早朝には大きな地震がありました。
いつ、どこで、どのような災害が起きるか分からない——ハザードマップで浸水被害想定がないところでも、水害がでています。自然の猛威の前に、私たちは無力感を覚えるかもしれません。しかし、だからこそ「自分たちの命は自分たちで守る」という強い意志と、そのための準備が必要です。今日は、3つ話します。
1. 「避難所」と「避難場所」の違いを知っていますか?
まず、皆さんに質問です。「避難所」と「避難場所」の違いを知っていますか?
どちらも同じように使われがちですが、実は明確な違いがあります。
避難場所とは、命を守るために「まず逃げる場所」です。地震であれば揺れから身を守れる広場や公園、津波や洪水であれば高台や安全なビルなど、一時的に命を避難させる場所を指します。
避難所とは、家が全半壊して戻れない人などが、「一定期間、生活を送る場所」です。学校の体育館や校舎などがこれにあたります。一女は避難所に指定されています。
災害が起きたとき、うまく逃げる。そのとき「どこに、何の目的で逃げるべきなのか」を瞬時に判断しなければなりません。皆さんは、自宅や通学途中の周辺にある「避難場所」と「避難所」を把握できているでしょうか。ぜひ、スマホで確認してみてください。
2. 災害の恐怖を遠ざける「認知バイアス」の罠
次のお話しは、災害が起きたとき、私たちの「脳の仕組み」が命取りになる危険性についてです。
人間の脳には、普段の生活をスムーズにするために、無意識に状況を都合よく解釈してしまうクセがあります。これを「認知バイアス」と言います。5月の集会で「システム1」「システム2」の話をしました。バイアスは、「システム1」のことでした。
この認知バイアス自体は、物事を効率よく処理するために必要なものであり、すべてが悪いわけではありません。しかし、災害時には、このバイアスが私たちの避難を激しく邪魔するのです。
代表的なものが、「正常性バイアス」です。
「まさか自分が被災するわけがない」「これくらいの揺れや雨なら大したことはない」と、危険を過小評価し、目の前の現実から目を背けてしまう心理です。過去に大きな災害で逃げ遅れた人の多くが、「自分は大丈夫だと思ってしまった」と証言しています。
もう一つが、「同調バイアス」です。
「周りのみんなも避難していないから、まだ大丈夫だろう」「先生や大人が指示するまで待とう」と、周囲の様子をうかがって自分を安心させてしまう心理です。
災害の現場では、「みんなが逃げていないから大丈夫」ではなく、「自分が最初に逃げる人間になる」という強い意志を持たなければ、手遅れになってしまいます。
3. 防災から「減災」へ:自分で考える力を磨く
こうした人間の弱さや思い込みを前提にして、私たちが目指すべきなのが「減災(げんさい)」という考え方です。
どれだけ科学技術が進んでも、自然災害を完全に防ぐことはできません。だからこそ、「被害を最小限に抑えるために今できる最善を尽くす」という減災が重要になります。
ここで求められるのが、先ほどお話しした認知バイアスを打ち破る「自ら考える力」です。システム2のことですね。
学校での避難訓練も、災害時に行動に移すために役にたつものです。1000人以上の集団を避難させるには練習が必要。しかし、実際の災害は学校にいるときだけに起きるとは限りません。登下校中かもしれない、一人で家にいるときかもしれない。
そのとき、マニュアル通りの正解などありません。周囲の状況を自分の目で見て、「自分の身に危険が迫っているかもしれない」と疑い、自ら考え、判断し、実行する。この「考える力」こそが、バイアスの罠を断ち切り、皆さんの命を救う最大の武器になります。
おわりに:あらためて、今日から心がけておくこと
私たちは今、予測が難しい変化の激しい時代を生きています。自然災害もその一つです。
冒頭で、避難場所には、津波や洪水などの避難する目的によって、それぞれ指定があると話しました。3.11東日本大震災のとき、津波避難の指定がされていない避難場所に逃げた人たちが、津波の被害に逢い多くの人が亡くなるということがありました。逃げるときに、避難の指定に違いがあることを確認する間は、ありませんでした。
ハザードマップや避難場所、避難所などの確認はスマホでできます。日頃の命を守る行動として、確認して準備をしておいてください。大学進学で地元を離れる人もいますね。その都度、確認。
チャッピーに聞くなら、冷静な判断ができる今です。
それでは、今年度後半が、皆さんにとって学び多き、そして安全で充実した実りのある時間になることを心から願っています。
この後、シェイクアウト訓練を行います。
8/23 第2回学校説明会・校長挨拶
蝉の声から、いつしか秋の虫の音へと主役が移り変わる季節となりました。
本日は「処暑」。厳しい暑さの中にも、どこか心落ち着くような秋の気配が漂い始めています。
さて本日、埼玉会館にて、本校の学校説明会を開催しました。
早朝の地震発生により、JRや東武線の運転見合わせや遅延がありました。大変な中、ご来場いただいた皆様に感謝申し上げます。
9月以降、学校での説明会がございますので、是非ご来校ください。授業や休み時間の様子、部活動等、ご覧ください。
本日の説明会で、私からご挨拶をさせていただきました。
■ 皆さま、おはようございます。校長の山﨑です。
本日は、第2回の学校説明会にお越しいただき、ありがとうございます。
■ 早朝の地震は驚きました。みなさま、大丈夫でしたか。本日は、電車運転見合わせ等がありますので、当初の予定を変更しています。ご容赦ください。
■ また、この夏休み中に、熊本地方で大きな地震や、千葉県での大雨、ここのところは埼玉県内でも浸水被害がでています。大変な思いをしている中学生やそのご家族の皆さまに、心よりお見舞いを申し上げます。
■ そのような厳しい話がある中で、先ほどの、マンドリン部の演奏、アナウンス部の岩崎さんの朗読は、心落ち着きます。素晴らしかったと思います。いずれ、みなさんが、歓迎する側に来ていただけることを楽しみにしています。
ここから、拝見する皆さんの、表情がとてもいいですね。夏の甲子園では、昨日決勝戦がありました。開会式の選手宣誓で、八王子実践高校の矢澤くんは、「大変なときだから、いい顔で野球をやろう」と話していました。とてもいい言葉だと思いました。
私たちは、楽しい、嬉しい気持ちで勉強するとよりよく学べるということが認知心理学で明らかになっています。いまの皆さんの「いい表情で、受験勉強をやり切りましょう!」
■ さて、今日は 一女に入学しなければ体験できない、他の学校にはない一女の 教育活動を、お伝えします。
私からは、校長として、女子校のよさと、それに基づいた本校の教育について、お話します。
■ まず、本校は1900年(明治33年)に創立され、今年126年目を迎えました。
県内はもちろん 全国的にも最も伝統のある女子高校の一つです。やはり伝統校ならではの落ち着いた雰囲気や環境が本校の魅力の一つです。
■ 現在1,000名を超える生徒が在籍しています。全員、女子です。
この女子のみというところが、勉強、部活や行事など、学校生活を送る上でのよさにつながっています。
女子のみの学校生活で、例えば、生徒は、こんなふうに言っています。
「異性を気にせず生活できる。」
「自分が女子であることを意識しない。」
「ありのままの自分でいられる。」
これは、一人の人として接するということであり、一人ひとりがのびのびとやれる環境があるということです。
ここにいる皆さんも同じだと思いますが、しっかりとした人は、自分のことを考えると共に、他者への配慮もできる。本当の意味で、切磋琢磨して人間的な成長につながる集団が形成されていきます。
ここで、慶應大学の教授、前野隆司(たかし)先生たちが科学的に研究されている、「幸福学」についてご紹介します。幸福学は、ウエルビーングとも言われていますね。
この前野隆司先生たちが提唱している「幸せの4つの因子」というものがあります。因子とは、元になるものということです。
(1)「やってみよう!」因子(自己実現と成長)
(2)「ありがとう!」因子(つながりと感謝)
(3)「なんとかなる!」因子(前向きと楽観)
(4)「ありのままに!」因子(独立と自分らしさ)
前野先生のお話は、国語の教科書で読んだ人もいるかもしれません。
この4つのことは、一人でと言うより、仲間で!ということですね。つまり、どんな集団に属しているかで、その在り方が変わっていきます。
この4つを、本校に照らしてみると、例えば、
「やってみよう」は、何にでも果敢にチャレンジする力・勇気がある。
「ありがとう」は、お互い素直に友達に感謝をつたえられる。
「なんとかなる」は、みんなで協力して成し遂げる文化がある。
「ありのままに」は、個人を尊重し、素の自分をだせる安心がある。
これらは、女子のみでの生活だからこそ、うまく育んできたものです。
私は、伝統ある女子校のよさとして、本校の教育を支えているものと捉えています。
■ では、本校が目指している教育についてお話します。
目指す学校像は「世界で活躍できる知性と教養、逞しさを備え、社会に貢献する高い志を持った女性リーダー」を育成することです。
私たちは、将来、国内、国外を問わず、世界のどこかで活躍するリーダーを育成したい、と強い使命感を持って日々教育活動に臨んでいます。そうした点で、一女は、今ここにいらっしゃる中学生の皆さんが将来の夢の実現に向けて、視野を拡げ、教養を高めるために、更に大学で学んで欲しいと思っています。
■ しかし、大学に合格することだけを目標に3年間の高校生活を送るのかというと、決してそうではありません。私たちは大学合格後のその先を見据えた教育に本気で取り組んでいます。授業はもちろんのこと、SSHなどの探究学習、海外交流派遣、委員会による学校行事、そして部活動などバランスのとれた全人教育が伝統になっています。
■ 柔軟な発想で知恵を出し合い、みんなで協力し合って課題解決に取り組む場面は、いたるところで見受けられます。「学ぶ」と言うことが、学校全体の生活の中に散りばめられていて、一女生活そのものが学びになっています。
一女で過ごす期間は約1000日。様々な経験によって、これからの時代を生き抜くための本物の教養を磨いてほしいと思います。
■ 以上、私から一女のPRをさせていただきました。
どうぞ、今日は一女を楽しんでください。
お忙しいとは存じますが、2学期以降の土曜日に開催している学校での説明会にもお越しいただけますと幸いです。
授業や休み時間の様子、部活の取り組みなど、生徒の様子をご覧いただいたり、生徒に話しかけていただければと存じます。
それでは、担当からの説明をさせていただきます。
ご清聴、ありがとうございました。
8/7 校長室・華道部作品展(令和8年度・前期)
暦の上では「立秋」を迎え、季節は秋へと踏み出しました。
まだまだ陽射しは強いものの、早朝や夕暮れの風、空の雲の形にほんのわずかな季節の変化を感じる頃です。
幸い、今週は涼しさを感じる日もありました。
夏も後半戦。
日々重ねている地道な学びや練習の成果は、目には見えにくくとも、少しずつ、けれど確実に蓄積されています。
やがて訪れる本格的な秋に、大きな花を咲かせるための大切な充電期間が今。
わずかな変化を大事にしていきましょう!
さて、前期の華道部作品をご紹介します。
暫しの休憩をお取りください。
【R8.4月】
【R8.5月 母の日スペシャル】
【R8.6月】
【R8.7月】
7/24 海外リーダシップ研修(スタンフォード大学)に出発しました
首都圏進学校長会主催の標記研修会に本校生徒4名が参加しています。
サンフランシスコに向けて元気に飛び立ちましました!
(現地は、快晴・気温16℃ 猛暑とさよならデス)
各校保護者の皆様、成田空港での見送りありがとうございます。
参加高校は、東京(日比谷、西)、神奈川(湘南、柏陽)、千葉(県立千葉、船橋)、埼玉(浦和、一女)。
参加の生徒たちは、5つの班に分かれて各校混合のチーム編成で8日間の研修に挑みます。
スタンフォード大学のステファン重松先生のmindfulnessに関する講座を受講します。
帰国後のオリエンテーション研修報告会での皆さんの成長した姿を楽しみにしています。
出発にあたり一言挨拶をしました。
皆さん、こんにちは。浦和一女の山﨑です。
保護者の皆さま、ありがとうございます。
ISAの皆さま、大変お世話になります。
いよいよ出発です。皆さん、とても頼もしく、そして誇らしく見えます。
これから向かうのは、世界のイノベーションの中心地であり、多様なバックグラウンドを持つ人々が新しい価値を創造している熱気溢れる場所です。
今回の研修は、人生の転換点となるような濃密な数日間です。
なんでも、面白いと思い、自分のプラスにしてください。
道中気をつけて、行ってらっしゃい
校長室 華道部作品展(令和7年度)
今日は二十四節気の「大暑」です。
「大暑」は、暑さが最も厳しくなる頃をいいますが、全国的に「大暑」にふさわしい、厳しい暑さが続いてます。
さて、華道部の皆さん、いつもありがとう
毎月、校長室が華やかです
昨年度の作品を一挙掲載します
涼をとりつつ、お楽しみくださいませ
【令和7年.5月】
【令和7年.6月】
【令和7年.7月】
【令和7年.9月】
【令和7年.10月】
【令和7年.11月】
【令和7年.12月】
【令和8年.1月】
【令和8年.2月】
【令和8年.3月】
7/17 全校集会・校長講話「当たり前のもの」
明日から夏休み。
今日は前期のひと区切りの日です。
私たちが身につけたい力として、「タイムマネジメント(時間管理)」があります。
夏休みは、この時間管理をうまくやるチャンスです!
自分が自由にできる時間を有効につかいましょう
校長講話は「当たり前のもの」
皆さん、おはようございます。
今日で前期が一区切りです。日々の授業や学校行事、部活に全力で取り組んだ皆さんの姿を見ていて、皆さんが自分自身の「思考のエンジン」を大きく回してきたことを実感しています。
さて、もうすぐ夏休みです。この時期、私たちは歴史の大きな節目を迎えます。
今日はお休みを前に、一冊の書物、そしてそこに刻まれたある若者の生き方について、皆さんと共有したいと思います。
それは、『戦艦大和ノ最期』(講談社学術文庫)という本です。著者は、当時東京帝国大学の学生でありながら、学徒出陣によって戦艦大和の乗組員として召集された吉田満さんです。
当時、彼は二十代の若者でした。東大での学問の道を中断され、巨大な鉄の塊である戦艦大和に乗り込み、死と直面する極限の状況に置かれました。彼が著した手記には、優秀な頭脳を持ちながら、国家の命運を背負わされ、仲間たちが次々と海へ沈んでいく様子が克明に綴られています。そこには、絶望的な状況下でも人間としての理性を失わず、最期まで誇り高くあろうとした若者たちの、凄まじい「覚悟」があります。
吉田さんは、奇跡的に生還を果たしました。しかし、彼は戦後、その壮絶な体験を語り、書き残し続けることに人生を捧げました。それは、単に戦争の悲劇を訴えるためだけではありません。「命を燃やした仲間たちの生きた証を、自分が見届け、次世代へ伝えなければならない」という強い使命感によるものでした。戦後の混迷期にあっても、彼は平和を希求し、民主主義の礎となるべく、書くことを通じて社会と対峙し続けました。
皆さんに伝えたいのは、この「覚悟」についてです。吉田さんたちが生きた時代は、自らの人生を自分で選ぶことが許されない時代でした。一方、今の私たちは違います。今の皆さんは、平和な社会の中で、自分の未来を自分で描き、切り拓くことができます。
しかし、その「自由に選択できる未来」は、決して当たり前のものではありません。平和とは、無関心でいて守れるものではなく、一人ひとりが平和のために何ができるかを問い続け、自ら考え、行動することで維持されるものです。
これから迎える夏休み、皆さんは部活動、勉強、あるいは家族との時間、様々な経験をするはずです。どうかその時間の中で、ふと立ち止まって考えてみてください。「今の自分は、自ら考えるエンジンで目的のところへ飛ぼうとしているか?」「自分は、将来どんな社会の担い手になりたいか?」と。
皆さんは浦和一女という学び舎で、知性と教養を磨いています。その力は、単に自分のために使うだけのものではありません。吉田さんたちが守ろうとしたのは、まさに今、皆さんが享受しているこの「学びの場」であり、「未来を創る権利」です。
夏休みは、自分自身と対話する貴重な時間です。本を読むこと、あるいは、身の回りの社会の課題に目を向けること。皆さんがこれから創り出す未来は、今の学びの延長線上にあります。
怪我や事故には十分に注意し、心身ともに充実した時間を過ごしてください。そして、夏休み明け8月27日に、より逞しく、よりしなやかな「自分の思考エンジンで飛びまわれる自由闊達な飛行機型の人間」として戻ってくることを心から楽しみにしています。
それから、一点、連絡です。
11/24から2/23まで体育館のエアコン設置工事を行います。
この期間は、体育館がつかえないことと、工事車両の出入りがありますので注意してください。
それでは、皆さんの夏が、実り多き時間となることを祈っています。
6/27 第2回教育関係者対象学校説明会・校長挨拶
本日は足元の悪い中、多くの皆様にお越しいただきました。
中学校、塾の先生方、ご来校ありがとうございます。
授業を見学いただいた後、本校のことや入試について説明をさせていただきました。
冒頭、私からの挨拶です。
■皆さま、こんにちは。校長の山﨑です。
本日は、台風接近で天候の悪いなか、本校の説明会にお越しいただき、誠にありがとうございます。
また、本校の受検に向けて、日頃から中学校や塾の先生方に、本校を力強く応援していただいおりますことに厚く御礼申し上げます。実際に、本校生徒に「一女に来た理由」を尋ねると、例えば、先生方から「一女を受けてみないか」と勧められて受検を考えるようになったとか、「大丈夫だよ絶対に受かる」と励まされ、激推しされて頑張り続けたなど、皆様に背中を押されて頑張ってこれた生徒が少なくありません。
ここにいらっしゃる先生方のお声がけが、本校との出会いとなり、生徒本人の人生にも大きな影響を与えているのだと感じています。
■さて、今年の中学3年生から入試が変わります。
マークシート方式の導入、国語の作文の廃止、各校による傾斜配点、そしてすべての高校で面接が実施されることなど、変更点があります。
私は、入試は選抜のための制度であると同時に、中学生へのメッセージでもあると考えています。
■例えば、5教科では、ある時期から「説明しなさい」という問題が出題されるようになりました。これは、答えだけでなく、なぜその答えになるのかを理解し、意味理解を伴った深い学びをしてほしい、という「学び方」に関するメッセージだったと受け止めています。
■今回、すべての学校で面接を行うことになりました。これは、入学後の学校生活に生きてくるものと期待しています。
面接対策に多くの時間を割く必要はありませんが、ちょっと考えて欲しいことをお伝えします。
■面接は、なぜその学校に入りたいのか、入学後に何をしたいのか、高校での学びを通して将来どう生きたいのか。つまり、「自分は何者か」を考える機会です。
私たち、大人も就職試験などで、「自己アピール」と言われたとき、「今までどうしてきたか、それを将来どう生かせるか」など、何を話そうか考え込んだりした経験があるのではないでしょうか。
■もちろん、受験勉強にまっすぐ向き合い、精一杯努力してきた中学生、大歓迎です。そのうえで、面接をきっかけに、「なぜ一女を受けるのか」「一度きりの人生で何を実現したいのか」と、少し立ち止まって考えて欲しい。
こういった自分の在りようを考えてみると、人生100年時代に、一女が大事にしていること。つまり授業、行事や部活など様々なことに一生懸命に取り組む全人教育による人間形成のよさを、わかっていただけるのではないかと強く思います。
■本校の「入学者選抜実施内容」の面接の「自己評価資料学校独自項目」のところには、「これまでの自身の活動を振り返り、高い志を持ち続け、粘り強く努力し続けた経験について書いてください」とあります。
これは、高校入学後に「高い志を持ち続け、粘り強く努力し続けて欲しい」という本校からのメッセージです。同時に、大学受験に向けて本校が大事にしていることです。
「高い志を持ち続け、粘り強く努力し続ける」ことは、いままさに取り組んでいる目指す高校への受験勉強そのものです。つまり、受検で頑張り続けたことを話せばよいので、面接対策はなんら必要ないですね。
■おわりにですが、中学校や塾の先生方には、中学生むけの学校説明会にもご参加いただきたいと思っています。中学生や保護者の雰囲気、アナウンス部制作の学校紹介動画やOGによる座談会などもあります。先生方の進路指導の参考になるかと存じます。
その際、お手数ですが、教頭にご一報いただけますと幸いです。
それから、今年度体育館にエアコン設置の工事を行います。一女は来年度から体育館にエアコンがあるらしいよ、と生徒のみなさんにお伝えください。
それでは、このあと、教頭から本校および入試について説明いたします。
6/13 第1回学校説明会・校長挨拶
多数の皆さまにご参加いただきました。
貴重な時間を割いてご来校いただいたことと存じます。
ありがとうございました。
はじめに、音楽部の生徒による演奏(合唱)をお聴きいただきました。
感動
私から皆様へのご挨拶です。
■ 皆さま、おはようございます。校長の山﨑正義です。
本日は、今年度第1回の学校説明会にお越しいただき、ありがとうございます。
保護者の皆様におかれましても、お忙しい中、本校に足をお運びいただきました。重ねて御礼申し上げます。
■ さて、今日は一女に入学しなければ体験できない、他の学校にはない一女の教育活動をたっぷりとお伝えします。
生徒に聞くと、説明会にきてみて、一女に決めたという先輩がたくさんいます。良さを感じるところは、この体育館でのお話かもしれませんし、校内を回っての授業や生徒の様子かもしれません、今日はすみずみまでご覧ください。
この後、各担当から詳細についてご説明しますので、私からは、校長として、女子校のよさと、それに基づいた本校の教育について、お話します。
■ まず、本校は1900年(明治33年)に創立され、今年126年目を迎えました。
県内はもちろん全国的にも最も伝統のある女子高校の一つです。やはり伝統校ならではの落ち着いた雰囲気や環境が本校の魅力の一つです。
■ 現在1,072名の生徒が在籍しています。全員、女子です。
この女子のみというところが、勉強、部活や行事など、学校生活を送る上でのよさにつながっています。
女子のみで学校生活を送っていることで、例えば、生徒は、こんなふうに言っています。
「異性を気にせず生活できる。」
「自分が女子であることを意識しない。」
「ありのままの自分でいられる。」
これは、一人の人として接するということであり、一人ひとりがのびのびとやれる環境があるということです。
ここにいる皆さんも同じだと思いますが、しっかりとした人は、自分のことを考えると伴に、他者への配慮もできる。本当の意味で、切磋琢磨して人間的な成長につながる集団が形成されていきます。
■ ここで、慶應大学の教授、前野隆司(たかし)先生たちが科学的に研究されている、「幸福学」についてご紹介します。幸福学は、ウエルビーングとも言われていますね。
この前野隆司先生たちが提唱している「幸せの4つの因子」というものがあります。
(1)「やってみよう!」因子(自己実現と成長)
(2)「ありがとう!」因子(つながりと感謝)
(3)「なんとかなる!」因子(前向きと楽観)
(4)「ありのままに!」因子(独立と自分らしさ)
この4つのことは、一人でと言うより、仲間で!ということですね。つまり、どんな集団に属しているかで、その在り方が変わっていきます。
この4つを、本校に照らしてみると、例えば、
「やってみよう」は、何にでも果敢にチャレンジする力・勇気がある。
「ありがとう」は、お互い素直に友達に感謝をつたえられる。
「なんとかなる」は、みんなで協力して成し遂げる文化がある。
「ありのままに」は、個人を尊重し、素の自分をだせる安心がある。
これらは、女子のみでの生活だからこそ、うまく育んできたものです。
私は、女子校のよさとして、本校の教育を支えているものと捉えています。
■ では、本校が目指している教育についてお話します。
目指す学校像は「世界で活躍できる知性と教養、逞しさを備え、社会に貢献する高い志を持った女性リーダー」を育成することです。
私たちは、将来、国内、国外を問わず、世界のどこかで活躍するリーダーを育成したい、と強い使命感を持って日々教育活動に臨んでいます。そうした点で、一女は、今ここにいらっしゃる中学生の皆さんが将来の夢の実現のために、視野を拡げ、教養を高めるために、更に大学で学んで欲しいと思っています。
しかし、大学に合格することだけを目標に3年間の高校生活を送るのかというと、決してそうではありません。私たちは大学合格後のその先を見据えた教育に本気で取り組んでいます。授業はもちろんのこと、SSHなどの探究学習、海外交流派遣、委員会による学校行事、そして部活動などバランスのとれた全人教育が伝統になっています。
■ 柔軟な発想で知恵を出し合い、みんなで協力し合って課題解決に取り組む場面は、いたるところで見受けられます。学ぶと言うことが、学校全体の生活の中に散りばめられていて、一女生活そのものが学びになっています。
一女で過ごす期間は約1000日。様々な経験によって、これからの時代を生き抜くための本物の教養を磨いてほしいと思います。
■ 以上、私から一女のPRをさせていただきました。
どうぞ、今日は一女を楽しんでください。
自慢の生徒です。直接、話しかけてみてください。
それでは、各担当からの説明をさせていただきます。
それから最後に、今年度、体育館にエアコンが入る予定です。来年度から使えるようになると思います。
4月に皆様にお会いできることを楽しみにしております。
6/1 朝礼・校長講話「あなたの脳は、あなたをだましている」
【昇降口下の紫陽花】
今日は6月朝礼
みずみずしい新緑に包まれた5月が颯爽と過ぎていきました
校内の紫陽花がきれいに色づいています
校長講話は、「あなたの脳は、あなたをだましている」
私たちは、ときとして不合理な選択をしてしまうことがわかっています
生徒の皆さんには、自分の頭とうまく付き合って、勉強もうまくなって欲しい!
参考図書は、ダニエル・カーネマンの「ファスト&スロー あなたの意思はどのように決まるか?」ハヤカワ
みなさん、おはようございます。
突然ですが、問題です。よく聞いてください。よいですか。では、
Q バットとボールを合わせると1100円です。バットはボールより1000円高い。ボールはいくらでしょう?
頭の中に、すぐ「100円」という答えが浮かんだ人はいますか?
実は、正解は 50円 です。
「100円」と答えた人、安心してください。ハーバード大学の学生でも半数以上が同じ間違いをしました。これは頭が悪いのではありません。脳の仕組みそのものの話です。
●システム1とシステム2
今日は、この本、認知心理学者のダニエル・カーネマンによる「ファスト&スロー あなたの意思はどのように決まるか?」をもとにお話しします。とても面白いので、オススメです。ダニエル・カーネマンは、専門は意思決定論、行動経済学、2002年にノーベル経済学賞を受賞しています。
このダニエル・カーネマンは、私たちの思考には2つのシステムがあると言いました。
一つは 「システム1」―― ファスト思考。速い思考
瞬時に、自動的に、ほとんど無意識に働きます。
例えば、「1+1は?」「朝のSHRで担任の顔を見て、機嫌悪そうだな、危険を感じる」、そういった判断です。エネルギーをほとんど使いません。そして、私たちの日常の選択の大半は、実はこのシステム1が行っています。
もう一つは 「システム2」―― スロー思考。遅い思考。
論理的に、じっくりと、意識的に考えます。
複雑な計算、慎重な判断、新しい概念の理解。これがシステム2の仕事です。しかし、疲れる。時間がかかる。だから脳はできるだけこれを使いたがらない。
先ほどのボールの問題で「100円」と答えてしまったのは、システム1(速い思考)が「1100円と1000円から100円っぽい」と瞬時に結論を出し、システム2(遅い思考)がそれを検証しなかったからです。
●私たちが気づかずにハマっている「罠」
カーネマンはシステム1が引き起こす、いくつかのバイアス(思考の歪み)を明らかにしました。みなさんの学習にも、深く関わるものを三つ紹介します。
① 「わかった気」になる罠 ―流暢性の錯覚
教科書を読んでいて、「あ、わかった」と感じたことはありますか? でも、いざテストで問われると書けない。
これは、読むことと理解することを、脳が混同するからです。文字がスラスラ読める=内容が理解できた、とシステム1が誤解する。本当の理解かどうかを確かめるには、本を閉じて自分の言葉で説明してみるしかありません。「人に教えられるか」が、本物の理解の基準です。
② 「最初の印象」に引きずられる罠 ―アンカリング
模試で偏差値55を取った。「自分は55くらいの人間だ」と、その数字が頭に刻まれる。次に50を取ると「やっぱり自分はこの程度か」と落ち込む。
これがアンカリングです。最初に与えられた数字や情報が「錨(いかり)」となり、その後の判断を縛る。一度の点数があなたの可能性の天井ではありません。数字はあなたの現在地であって、あなた自身ではない。行きたい大学を目指せ!
③ 「努力しているから成長しているはず」という罠 ―確証バイアス
一生懸命勉強している。だから実力はついているはずだ―そう信じたい気持ちは自然です。しかしシステム1は、自分の信念を支持する情報ばかりを集め、反する情報を無視しようとします。
自分の信念を支持する情報といえば、AIの回答は質問した人に肯定的な回答を返してくる傾向がありますね。AIに相談するときは、確証バイアスに要注意です。
「なんとなくわかった」で終わっている演習、答え合わせで○をつけただけの問題。それは本当に身についていますか? 自分への問いかけが必要です。
では、どうすればいいのか
カーネマンのメッセージは「システム1を信じるな」ではありません。
システム1は私たちが生きていくために不可欠な、素晴らしい能力です。
彼の主張は、
「重要な場面で、立ち止まれ」
ということです。
学習の場面でいえば、こういうことです。
| システム1に任せてしまいがちな場面 | システム2を意識的に動かす習慣 |
| 「読んでわかった気になる」 | 本を閉じて、白紙に書き出す |
| 「解説を見てわかった気になる」 | 翌日、何も見ずに再挑戦する |
| 「なんとなくこの答えっぽい」 | 「なぜそうなるか」を言語化する |
| 「自分はこの程度の人間だ」 | 「今日の自分は昨日より何が変わったか」を問う |
こういうことは、いつも先生から言われていることですね。
●最後に
みなさんは今、「考える力」そのものを鍛える場所にいます。
システム1の「なんとなく」に気づき、システム2の「待てよ、本当にそうか?」を発動させる。その習慣こそが、難問を解く力であり、受験という選択を超えて、これからの人生で本物の判断力になります。
「速く答えを出せる人」より、「立ち止まれる人」が、長い目で見て賢い。
脳は、楽をしたがります。でも、あなたはその脳の主人公です。
今日から勉強するとき、「これは本当にわかっているか?」と、一度立ち止まってみてください。
その一瞬の問いかけが、あなたの思考を、確実に変えていきます。
思考の論理エンジンを磨いていこう!
(参考:ダニエル・カーネマン著『ファスト&スロー あなたの意思はどのように決まるか?』村井章子訳、早川書房)
4/22 SSH開講式(挨拶)
1年生SSH開講式を開催しました。
知的好奇心を源泉とした「勉強をもっと楽しみたい」生徒たちのわくわく感
が伝わってきました。
私からの挨拶です。
こんには、SSH開講式にあたり、お話します。
1年生の皆さん、SSH(スーパーサイエンスハイスクール)の世界へようこそ。
一女にきたら、SSHに取り組んでみたいと思っていましたか!?
それは、素晴らしいですね。きっと、「勉強をもっと楽しみたい!」というみんなの思いがあることでしょう。
今日から始まるこのプログラムは、今まで知っていたと思うことや未知のことに対して、新たな視点を獲得する「知のフロンティア」への入り口です。
それでは、これから3つ話します。
1. 知的好奇心こそ、最高の贅沢である
「なぜだろう」「どうしてこうなるのか」という疑問を抱き、その答えを探究する。この知的好奇心は、人間だけに与えられた最も贅沢な「知的営み」であり、何物にも代えがたい「楽しみ」です。
未知の事柄に出会ったとき、「難しい」と身構えるのではなく、「面白い!」と目を輝かせる。そんな知的なワクワク感を、このSSHの活動の中で存分に味わってください。
2. 「面白がること」の才能を磨く
研究には、壁がつきものです。再現実験をしてもうまくいかなかったり、予想外の結果が出たり、仮説が外れたりすることもあるでしょう。しかし、そんな時こそ「さて、ここからが面白くなってきたぞ」と笑える強さを持ってください。何事も「面白がって取り組む」姿勢は、創造性を生む最大のエンジンです。楽しんで取り組んでいる人には、誰も適(かな)いません。
3. SSHは「教科書の学び」を加速させる
「SSHの研究と、普段の授業の勉強は別物だ」と考える人がいるかもしれません。しかし、それは違いますね。SSHで探究の深さを知れば、普段、無機質に見えていた「教科書の一行」が、科学者たちの情熱や歴史の積み重ねに見えてくるはずです。研究で得た視点は、必ず皆さんの学習をより深く、より楽しいものへと変えてくれます。
おわりに
今日は3つ話しました。「知的好奇心こそ、最高の贅沢」「面白がることの才能を磨け」「SSHは「教科書の学び」を加速させる」
これらSSHの活動は一人では成し遂げられません。共に議論し、時には対立し、支え合って一つの課題に挑む仲間を大切にしてください。ここで結ばれた絆は、同じ志を持つ一生の宝物になります。互いの個性を尊重し、高め合える集団であってください。
皆さんの探究心が、新しい未来、新しい自分を切り拓く力になると信じています。みなさんの瑞々しい感性で、この世界を遊び尽くそう! 頑張れ!
4/18 PTA総務委員会(保健委員会による生徒プレゼン)
PTA総務委員会が開催されました。
ご出席いただいたPTA、後援会の皆様、渉外部の先生方ありがとうございました。
総会にむけてR7,R8について報告、検討をいただきました。
また、会の冒頭にお時間をいただき、生徒によるプレゼンがありました
このプレゼンは、保健委員会が実施してきた「MOON SHAREプロジェクト」事業についてです。
事業実施の持続性のために、予算面での話もありました。
事業内容、2名の発表生徒共に立派でした
「MOON SHAREプロジェクト」の概要は、保健委員会が発行している以下のHealth journal 4月号をご覧ください。
4/18 第1回塾向け説明会(挨拶)
第1回塾の先生方向け説明会を開催しました。
多数の皆様にご来校いただきました。
ありがとうございます。
全体説明後、授業参観などの校内見学もしていただきました。
本校でご覧いただいたことを塾の生徒や保護者の皆さまにお伝えください。
会の冒頭に私から挨拶をさせていただきました。
皆さま、こんにちは、校長の山﨑です。
本日は、本校の説明会にお越しいただき、誠にありがとうございます。
今年度、新入生を迎えて無事、新年度を始めることができました。
中学生の受検においては、塾の先生方に応援していただいたことが多分にあります。
昨年度は2回、11月15日と、年明けの1月10日に、塾の先生方向けの説明会を開催させていただきました。先生方には重ねてお越しいただきました。本校の説明会でのことを塾生のみなさんにお話いただいたり、ご自身の塾のホームページで発信していただたりしています。
そして、梅野さん、ノグジュンさんに、度々お越しいただき動画での発信をしていただいております。
皆様に、感謝申し上げます。
本校生徒や保護者のかたに、一女にきたのはどうしてか?と聞くと、塾の先生に推されて、という方が結構います。本校入学のきっかけになっていますし、生徒本人の人生にも大きな影響を与えています。
さて、今年の中3生から入試が変わります。
マークシート方式のことや、国語の作文がなくなることなど学力検査に関することで変更になることや、傾斜配点が各校によってことなっていること、全ての高校で面接をするということなど、あげていくと結構ありますね。
私は、入試は、選抜をするためのものであると同時に、中学生へのメッセージを含んでいると考えています。
これは、今回の話しではありませんが、5教科に関していえば、例えば、「説明しなさい」という問題が、あるときから出題されるようになりました。答えが出たかでなく、どうしてその答えになるのか意味がわかっているのかを求めていて、答えがでればよいという勉強ではなく、意味理解を伴う深い理解をしてきて欲しいというメッセージでした。
今回、すべての学校で面接をすることになりました。調査書のレイアウトが変わったので面接でアピールということもあります。
面接は、自分のことをこたえなければなりません。これは、すべての受験生にいえることですが、どうしてその学校に入りたいのか、入学して何をやりたいのか、高校での学びを通して将来はどうしたいのか、つまり「自分は何者か」を問うて欲しいということだと思っています。
「自分は何者か」「社会でどう生きたいか」を問い続けることは、学びの質を劇的に変えていきます。高校、大学と進み学ぶことが増えれば、思わぬことに出会って考えも変わって当然だと思います。
受験勉強まっしぐらで、精一杯頑張ってきた中学生は、大歓迎ですが、面接があるからこそ、「なぜ、一女を受けたのか」「たった一度の人生をどう生きるのか、何を実現したいか」立ち止まって問いを立ててみることは大事なことだと考えています。
塾の先生に劇推しされて一女へ入学する生徒の皆さんに、是非一度考えて欲しいことです。
このあと、教頭から本校のことについて、入試について説明をさせていただきます。説明後には授業参観等、校内を見学ください。
なお、次回、第2回の塾の先生向け説明会は、6月27日(土)を予定しています。中学生やその保護者向けの第1回説明会は6月13日(土)に開催していますので、説明会でお伝えしている内容や、受検勉強を進める中学生や保護者の皆さまから質問などがあれば、お答えしたり共有できればと思っています。
4/13 学校案内(校長挨拶)
正門の桜が緑美しくなりました。
青空と新緑のコントラストが素敵
さて、今年度版の中学生向け「学校案内」を制作中です。
小学生の皆さんも是非ご覧ください。
学校案内の校長挨拶をお伝えします。
中学生の皆さんへ
世界は今、かつてないスピードで動いています。グローバル化が加速し、AIが社会を塗り替えていく時代に求められるのは、「変化を恐れず、自ら未来を切り拓く力」ではないでしょうか。
浦和一女が目指すのは、知性と教養、そして逞しさを兼ね備え、世界を舞台に社会へ貢献できるリーダーの育成です。
本校の学びは、教室の中だけにとどまりません。生徒同士が本気でぶつかり合う白熱した授業、心とからだを磨き生涯の友情を育む部活動、全力で仲間と一つのゴールへ向かう学校行事——こうした日々の積み重ねが、皆さんの可能性を最大限に引き出します。
また、SSH、SGHで積み上げた実績を礎に、全校で「探究学習」にも取り組んでいます。自分の問いを深め、答えを出す力は、どんな時代にも通用する本物の学力です。
英国・台湾の姉妹校との交流をはじめ、多彩な国際交流の機会も皆さんを待っています。世界へ視野を広げ、多様な価値観に触れることで、「自分にしかできないこと」が見えてくるはずです。
浦和一女での3年間は、きっと生涯の宝物になります。
ここで、あなたの物語を始めましょう!
4/8 対面式
生徒会の皆さん、本日の対面式の開催ありがとうございました。
心のこもった素敵な「あひるバッチ」と「手引き書」です!
緊張していた1年生が、先輩と話をする中で笑顔になっていましたね
対面式にあたり、ひとこと...
2,3年生の皆さん、1年生を歓迎する側、対面式は歓迎式です。
先輩の皆さんには、是非、1年生を育ててほしい。
育てるといっても、手取り足取りで、指導しろというわけではなく、頑張っている先輩の姿、背中を後輩の1年生に見せてほしい。
1年生は、その先輩の姿をみて学び、成長します。
また、1年生の皆さん、入学おめでとう! 入学式から3日目。
新しい環境でつかれていませんか? 今日、先輩と顔を合わせて、今日からが高校生活のスタートですね。
さて、本校は、120年を超える伝統校です。
皆さんが生まれる前から、先輩が引き継いだものがあるからこそ、ここで学ぶことができます。その伝統に感謝。
ところで、伝統とは。
伝統は、老舗の鰻屋さんが大事にする「たれ」に例えられます。「たれ」は使った分だけ新しく注ぎ足し、それはやがて馴染んでその店の味となります。
学校も3年生が卒業して、新入生が入ってきます。新入生は、この「手引き書」で一女のお作法を学び、その都度、一女を形作ります。
ここで、大事なのは、伝統といわれるものは、常に新しい存在が求められるということです。
そして生徒会はいい塩梅に様々な学校行事を企画・運営して、一女の伝統を支える存在です。
2、3年生は、1年生が入ってきたからこそ、いままで以上に、学校を面白くできるし、あとを託せる。
1年生は、早く一女生になれ。
4/81学期始業式・校長講話「共生社会」
桜花爛漫、桜の花びら舞う佳き日
令和8年度 着任式・1学期始業式を迎えることができました!
高い志をもった魅力あるリーダーに成長して欲しい生徒の皆さんには、自分たちが生きていく「共生社会」のことを知って欲しい
校長講話は、「共生社会」について
1. 新たな出会いを「必然」に変える
皆さん、改めましておはようございます。先ほど着任式を終え、一女(いちじょ)に新しい風が吹き込みました。
一方で、慣れ親しんだ先生方との別れに寂しさを感じている人もいるでしょう。しかし、そう思えること自体が、皆さんがその先生と「最高の出会い」を経験した証拠でもあります。
高校時代の出会いは、時に人生の航路を大きく変える力を持っています。私自身の経験を振り返っても、高校で出会った友人や恩師の「自分とは全く違う面白い考え方」に触れた刺激が、後々(のちのち)の自分を形作っています。
この一女に集まった皆さんは、偶然の集まりではありません。「ここで学びたい」という強い意志と目的を共有して集まった仲間です。この「偶然の出会い」を、切磋琢磨し合う「必然の出会い」へと高めていってください。周りの仲間の興味関心に触れ、自分の世界をどんどん広げてほしいと思います。
2. 「合理的配慮」の先にある「共生社会」
さて、今日は社会の動きについて二つお話しします。一つ目は、2年前の4月から義務化された「合理的配慮」についてです。
この合理的配慮は、障害の有無や年齢、性別に関わらず、誰もが尊厳を持って生き生きと暮らせる「共生社会」を目指し、不当な差別を禁じ、必要な助けを届けようという仕組みです。車いすの方の入店を断らない、必要な情報の受け取り方を工夫するといったことは、今や社会の「義務」であり、皆さんが社会に出る頃には「当たり前のマナー」になっているべきものです。最近は身近に見たり、聴いたりするようになりました。皆さんの身近なことでは、入試における合理的配慮がありますね。
しかし、私は皆さんに一歩先を考えてほしいのです。誰かが困っているときに手を差し伸べる。それは本来、法律で決められる前から、私たちが人として大切にしてきた温かな「配慮」そのものではないか、ということです。
3. 「女性活躍」から「自分らしい生き方」へ
二つ目は、今の話に深く関わる「改正女性活躍推進法」についてです。
現在、社会では女性の職業生活における活躍を推進するため、企業に対して情報の公表や行動計画の策定が強く求められています。これは単に「女性の管理職を増やす」という数字だけの問題ではありません。
性別による固定観念を打ち破り、誰もが能力を最大限に発揮できる環境を整えること。
これもまた、先ほどお話しした「共生社会」の重要なひとつの項目です。
将来、リーダーとして社会を牽引していく皆さんにとって、この法律の変化は追い風です。しかし、制度があるから活躍するのではなく、皆さん自身が「どう生きたいか」を主体的に描き、道を切り拓いていくことが何より大切です。
4. 結びに:後輩たちの道標として
この後、対面式が行われます。新入生は、皆さんの背中を見て一女生活をスタートさせます。
目標に向かって真っすぐに突き進む先輩の姿は、何よりも雄弁なメッセージとなります。同時に、不安を感じている後輩にそっと声をかけるような「配慮」のできる先輩であってください。
その小さな行動の一つひとつが、この「一女」を、そして未来の日本を、より良い「共生社会」へと変えていく原動力になります。
それでは、令和8年度を始めましょう。
素晴らしい一年にしていきましょう!
4/6 入学式・式辞
桜花爛漫の中、期待を胸に新入生357名が入学しました
入学にあたり式辞を送りました。
寒さと暖かさが交互に行き交いながらも、命芽吹く春が巡ってまいりました。校庭の桜が、新たな門出を祝福するかのように、きらきらと光り舞う今日の佳き日。
PTA副会長 長坂 兼一(ながさか けんいち)様
後援会会長 田口 麻沙美(たぐち まさみ)様
麗風会会長 栗原 美恵子(くりはら みえこ)様
本校学校評議員 山口 善子(やまぐち よしこ)様
公私共にご多忙の中、ご臨席を賜りましたことに厚く御礼申し上げます。
ただ今、入学を許可いたしました三百五十七名の新入生の皆さん、入学おめでとうございます。
難関を突破し、高い志を持ってこの「一女」の門をくぐった皆さんを、教職員・在校生一同、心から歓迎いたします。また、これまで慈しみ育ててこられた保護者の皆様、お子様のご入学、誠におめでとうございます。
本校は明治三十三年の創立以来、百二十年を超える歴史を刻んできた、全国屈指の伝統を誇る女子高校です。社会が激しく変化する中にあっても、私たちは変わることなく、次代の日本、そして世界を担う「高い志を持った魅力あるリーダー」を育成することを使命としてまいりました。
各界で活躍する諸先輩方の足跡は本校の誇りですが、今日からは、皆さんがその新しい歴史を創り出す主役なのです。
これからの「一女での一〇〇〇日」が、皆さんの人生を決定づける豊かな時間となるよう、三つのお願いを伝えます。
一つ目は、「自ら考える力」グライダーから飛行機へ
外山滋比古さんの著書『思考の整理学』に、「グライダー人間」と「飛行機人間」の話があります。
グライダーは美しく空を舞いますが、自力で飛ぶことはできず、常に他者に引っ張ってもらう必要があります。一方、飛行機は自らのエンジンを回し、自分の意志で目的地へと飛び立ちます。
これまでの学びは、与えられた問題を解く「グライダー能力」が主だったかもしれません。しかし、正解のない問いに向き合うこれからの時代には、自ら課題を見つけ、エンジンを回して進む「飛行機能力」こそが不可欠です。この三年間で、生涯を支える「思考のエンジン」を鍛え上げてください。
二つめは、「将来の自分」との対話について
経済産業省による「未来人材ビジョン」では、日本の学生の多くが大学の後半になってから進路を考え始めるという結果が出ています。しかし、高校時代という多感な時期に、じっくりと「自分は何者か」「社会でどう生きたいか」を問い続けることは、学びの質を劇的に変ていきます。
一女での新たな友人、先生、そして学問との出会いは、皆さんの可能性を無限に広げるはずです。今持っている固定観念に縛られず、広い視野で「将来の自分」をデザインし始めてください。
三つめは「自律的な安全」と「対話の力」について
高校生活では行動範囲が大きく広がります。通学やSNSの利用、あるいは予期せぬ自然災害など、リスクを予測し、回避する判断力を養ってください。自分の身を守ることは、自律した大人の第一歩です。
同時に、一人で抱え込まないでください。悩みや不安が生じたときは、周りの友人や大人に言葉を尽くして相談してください。対話こそが、困難を乗り越えるときに大事となります。
保護者の皆様、学校教育は、学校・家庭・地域が手を取り合ってこそ、その真価を発揮いたします。私たち教職員は、大切なお子様を全力で導いてまいる所存です。どうぞ本校の教育方針へのご理解と、温かな励ましをお願い申し上げます。
結びに、本日ご臨席いただきました皆様に改めて感謝申し上げますとともに、新入生の皆さんが「一女」での日々を、たくましく、しなやかに、そして悔いなく駆け抜けることを心より祈念し、式辞といたします。
令和八年四月六日
埼玉県立浦和第一女子高等学校長
山﨑正義
令和8年度スタート!
令和8年度がスタートします
校内の桜がとてもきれいです
4月6日(月)入学式
ひと足早く新入生をお迎えします
4月8日(水)着任式、始業式、対面式
今年度も引き続き、どうぞよろしくお願いします
令和7年度修了式校長講話「議論の楽しさ」
昇降口下の桜が少しずつ開花。
4月の新入生、新学年生も歓迎して欲しい。
今日は、今年度最終日、修了式となりました。
校長講話は「議論の楽しさ」について話しました。
みなさん、おはようございます。
今日は、1年の最後、修了式です。一区切りをつけて、次のステップに向かうところ。一年をやり遂げた清々しさを感じていますね。そんな皆さんに、今日は「議論することの楽しさ」をお話ししたいと思います。
さて、皆さんに一冊の本を紹介しましょう。大阪大学の研究者たちが真面目に、かつ遊び心を持って議論を尽くした、『ドーナツの穴だけ残して食べる方法』という本です。ここでのドーナツは、輪になった形を思ってください。ミスドには、輪になっていないものもあるけど、ポケモンなどのキャラクターものなど、今回それは除外。
「ドーナツの穴を残して食べるなんて、そんなの物理的に不可能だ」と切り捨ててしまうのは簡単です。しかし、この本に登場する学者たちは違います。数学者は「ドーナツの形(トーラス)」の定義から考え、工学者は「穴を空間としてどう定義し、保存するか」を模索し、美学者は「穴があるからこそドーナツである」という存在論にまで踏み込みます。みなさんが、興味のある分野の先生が書いた部分だけでも読むと面白さがあると思います。
今日は、この「一見無駄に見える問いを議論すること」の価値について、皆さんと共に、3つに分けて考えてみたいと思います。
一つめ、議論とは、世界の「解像度」を上げること
「議論」と聞くと、相手を言い負かすことや、一つの正解を導き出すことだと思っている人はいませんか? もしそうなら、それは大きな誤解です。
この本の面白さは、「一つの問いに対して、多様な視点が交錯する瞬間」にあります。
数学、物理学、歴史学、心理学、法学、哲学……それぞれの専門家が自分の眼鏡でドーナツを見たとき、そこには全く異なる風景が広がります。
議論をすることの真の面白さは、自分一人の視点では決して到達できなかった「新しい視点」を、他者の言葉を通じて手に入れることにあります。自分とは異なる意見に出会ったとき、「それは違う」と拒絶するのではなく、「なぜ、この人にはそう見えるのだろう?」と問いを立てる。その瞬間、皆さんの見ている世界の解像度は劇的に上がるのです。
二つめ. 議論する力をつけるために、今必要なこと
では、本校で学ぶ皆さんが、真の意味で「議論する力」を身につけるためには、何が必要でしょうか。私は二つのことが不可欠だと考えています。
ひとつは、「徹底的な基礎学力」という武器
これは、意外に思いますか。各個人の「知識を深めること」はとても大事です。
ドーナツの議論が成立したのは、参加者がそれぞれの分野でプロフェッショナルだったからです。確かな知識という足場がなければ、議論はただの「感想の言い合い」に終わってしまいます。皆さんが日々向き合っている数学の定義・公式や古文の文法、物理の法則。これらは将来、誰かと対等に議論し、新しい価値を生み出すための「共通言語」であり、皆さんの「武器」なのです。
もうひとつは、「知的誠実さ」という作法
これは、「わからない」を恐れない勇気です。
議論の場で最も恥ずべきは、知ったかぶりをすることや、論破することに固執して相手を敬わないことです。自分の仮説が間違っていたら、それを素直に認め、他者の優れた意見を吸収する。この「知的誠実さ」こそが、議論を建設的なものにします。
三つめ、議論が「学び」をどう変えるのか
最後に、議論することが皆さんのこれからの学びにどう生かされるのかをお話しします。
これからの社会では、AIが瞬時に「もっともらしい答え」を出してくれるようになります。しかし、「問いを立てること」と「納得解を紡ぎ出すこと」は、人間にしかできません。
議論を通じて多角的な視点を持つことは、皆さんの学びを「暗記」から「創造」へと変えます。
みんな自身が友達とすぐにでもできることとして、例えば、物理の法則を学ぶとき、「もし重力がなかったら?」という仮説を友人と議論したり、歴史の出来事に対し、「もし別の選択がなされていたら?」と多角的に検証したり、妄想したりは楽しい。
また、私たちは、うまく解釈できないときに「意味わかんねぇ」とつい言ってしまう。これは、私たちが常に能動的に物事を捉えようとしているということ。この「意味わかんねぇ」ときに、誰かに向かって「ねぇねぇ、これ意味わからんなんだけど」と話せるとよい。聞かれた相手は、「何が意味わかんねぇ」なのか、自分の知識を振り返る。これを「メタ認知」という。この一連のやりとりは、みんなの知識が能動的、つまりアクティブに働く瞬間、アクティブラーニングともいう。これは、わからなさをめぐるちょっとした議論だ。「意味わかんねぇ」は貴重な機会。ひとりの「意味わかんねぇ」は、そのわからなさの追求でちょっとした議論だ。このとき、質問した方と、質問された方はどちらが学びが大きいか? 質問した方は解決すれば、何よりだが、質問された方は、自分の知識がより深くなるので学びの価値は数倍大きい。人に説明したり、教えたりは自分の勉強にとって何より大事な機会だ。
春休みは、自宅で一人ということもある。誰か相手がいなかったら、生成AIでもよい。よくわからないことや問題があったら、それを写メって、AIにくわせて、「これ意味わからないのですが、中学生にもわかるように説明してください」と対話してみよう。このとき最初のところで、「あなたは、優秀な高校の数学の先生です」とか、AIの役割を定義してあげると回答の精度があがる。また、丁寧な言葉で語りかけると、AIも丁寧にかえしてくれる。
こうしたプロセスを経た知識は、一生忘れることのない、あなた自身のものとなります。一人で机に向かう時間は大切です。しかし、その孤独な思考を他者にぶつけ、揉まれることで、学びは初めて深まりをもち、社会とつながり、輝きを放つのです。
おわりに、皆さんは、この春休みという時間を使って、「よくわからん」も含めた多くの「問い」に出会ってください。そして、それを友人と、家族と、AIと、あるいは自分自身と対話や議論に繋げてみてください。
「ドーナツの穴」を真剣に論じる大人たちがいるように、皆さんも「正解のない問い」を愛せる人になってほしいと願っています。
一年間、よく頑張りました。4月、また一回り大きく成長した皆さんと、再会できることを楽しみにしています。
3/18入学許可候補者説明会「挨拶」
【2/26学力検査当日の朝】
合格した中学生が、説明会に来校しました。
制服採寸・上履き購入など、心身共に高校生
説明会では、各担当からお話がありました。
私からの挨拶です。
皆さん、本校への合格、誠におめでとうございます。
今日、ここで、皆さんにお会いすることができて、大変嬉しく思います。
そして、ここまで温かく、支えてくださった保護者の皆様にも、心よりお祝い申し上げます。
さて、皆さんはこの合格を勝ち取るために、長い時間をかけて努力を積み重ねてきたことと思います。その努力は、本当に素晴らしいものです。
しかし、ここで少し立ち止まって、考えてほしいことがあります。
合格は、ゴールではなく、新たなスタートライン。
本校に入学したら、
何をしたいですか?
どんな仲間と出会いたいですか?
どんな自分になりたいですか?
今、ここに集まった皆さんは、事前に連絡をとりあって、ここにきたのではありません。今日は、偶然の出会いです。
でも、一女で学びたいという意思をもって集まりました。思いを同じくした者同士の出会いは、やがて必然の出会いにかわっていきます。
ですので、本校で
何をしたいですか?
どんな仲間と出会いたいですか?
どんな自分になりたいですか?
入学するまでに、ぜひ一度、この問いと向き合う時間をつくってください。
高い志を持って入学した人と、なんとなく入学した人とでは、3年間で大きな差が生まれます。
目標は大きければ大きいほど、皆さんの可能性を広げてくれます。
入学式の日、この場にいる全員が晴れやかな笑顔でそろうことを、心から楽しみにしています。規則正しい生活を心がけ、体と心の準備を整えておいてください。
卒業証書授与式「式辞」
3年生が立派に巣立っていきました卒業
式辞を送りました。
式辞
校内の杜に、春のやわらかな息吹を感じる今日の佳き日に、麗風会会長・栗原美恵子様、PTA会長・八坂剛士様をはじめ、多数のご来賓のご臨席を賜り、「第七八回卒業証書授与式」をかくも盛大に挙行できますことは、卒業生はもとより、私たち教職員一同にとりましても、この上ない喜びでございます。
心より、感謝申し上げます。
ただ今、卒業証書を授与しました卒業生の皆さん、ご卒業、誠におめでとうございます。三年間にわたる皆さんの弛まぬ努力と著しき成長に、心から敬意を表します。
思い返せば、今からおよそ六年前、新型コロナウイルス感染症への対応が始まりました。今となっては遠い記憶のようにも感じられますが、皆さんにとっては、中学校から高校へと進む、人生の大切な時期と重なっておりました。思い通りにならない日々の中で、どれほどの思いを抱えてきたことでしょう。
「疾風に勁草を知る」――激しい風が吹いてはじめて、強い草の存在がわかる、という言葉があります。苦難の中にあってこそ、人の真の強さと輝きが現れます。あの困難な経験が、皆さん一人ひとりをたしかに成長させてくれた、と私は確信しております。
卒業生の保護者の皆様、お子様のご卒業を、心よりお祝い申し上げます。長年にわたり、PTA会員として本校の教育活動に温かいご理解とお力添えをいただきましたことに、深く感謝申し上げます。
さて、卒業生の皆さん、これからをいかに生きていくか――今日はそのことについて、申し上げたいと存じます。
皆さんの強みは、本校での学びを通じて培った、様々な資質と能力にあります。各教科で修めた知識はもとより、粘り強く、あきらめず、最後までやり遂げる力――それは、人として大きく成長した証に他なりません。
その力を土台に、自らの夢や希望に向かって何事にも挑戦できる。たとえ一度うまくいかなくとも、何度でも立ち上がれる。それが皆さんの大きな可能性です。
しかし同時に、今の皆さんは「まだ何者でもない」とも言えます。これは決して弱みではありません。むしろ、これから何にでもなれるという、自由の証です。
ここで、私自身のことを少しお話しさせてください。
私は大学を卒業後、民間企業に就職しました。しかし、「数学の教師になりたい」という思いが心の中にありました。やがてその思いや周囲の事情もあり、会社を辞めて教員採用試験を受ける決意をしたのです。
当時は結婚して小さな子どももおり、世は「就職超氷河期」と呼ばれた時代でした。そのような状況で会社を辞めるなど、周囲のほとんどが反対し、賛成してくれる友人はいませんでした。
そのとき、高校時代の恩師に相談しました。その先生は、こう言ってくれたのです。「そんなにやりたいんだったら、頑張れ。お前ならいい教師になれるよ。」――そして、こう続けました。「ただし、覚悟はあるのだろうな。」
「覚悟」――その一言は、重く、しかし温かく、私の胸に深く刺さりました。妻もまた、賛成して応援してくれました。素晴らしい妻です。
応援してくれる人がいたからこそ、私は精一杯頑張ることができました。そして教師になって、本当によかったと思っております。今日こうして皆さんの卒業を祝福できることが、この上ない幸せです。
まだ「何者でもない」皆さんは、これから様々な経験を積む中で、さらに大きく成長していきます。今は意識していなくても、いつかふと「これが、自分の本当にやりたいことだ」と気づく瞬間が訪れるかもしれません。
スティーブ・ジョブズは、スタンフォード大学の卒業式においてこう述べました。「一番大切なのは、あなたの『心と直感』に従う勇気だ。なぜなら、あなたの『心と直感』は、あなたが本当は何になりたいのかを知っているから」と。
哲学者・内田樹氏は、このジョブズの言葉を受けてこう言います。ここで大切なのは「心と直感」そのものではなく、「それに従う勇気」である、と。なぜ勇気が必要か。「本当になりたいもの」に向かおうとすると、周囲のほとんどが反対するからです。みなが賛成してくれるなら、勇気など要りません。 「そんなことは止めろ」と言われるからこそ、それに抗うために勇気が必要なのです。
私自身の経験からも、この言葉には深く共感するところがあります。「これをやってみたい」と思っても、現実を前にすると躊躇することは少なくありません。自分の心と直感に従う勇気は、容易には出てこないものです。
保護者の皆様、もしお子さんが「こうしたい」と打ち明けてきたときは、どうか温かく背中を押して、応援してあげてください。親からのひと言が、お子さんの人生を大きく動かすことがございます。
人生は、決して平坦ではありません。喜びや楽しさがある一方で、悩み、立ち止まることもあるでしょう。最後は、勇気と覚悟をもって自分で決める――それが自分の人生です。しかし、その前に誰かに相談できるとよいですね。
迷ったとき、困ったときは、いつでも相談しにおいで。一女の先生方は、いつも皆さんの味方です。応援してくれる人がいれば、また一歩踏み出す力が湧いてくるでしょう。
ゲーテはこう言いました。「自分自身を信じてみるだけでいい。きっと、生きる道が見えてくる」と。言葉は、苦しいときに心を支え、勇気を与えてくれます。どうか、自分を信じてください。
本校の卒業生は、皆さんを加えて三四、九三三名となりました。およそ三万五千人の先輩方が、今この社会を力強く支えています。皆さんも今日から、その誇り高き仲間の一員です。卒業生同士のつながりを、これからも大切にしてください。
日本は「課題先進国」とも称され、超高齢社会・人口減少・産業構造の変化、そしてAIをはじめとする技術革新が急速に進展しています。これからの時代を切り拓き、次の世代を支えていくのは、他でもない皆さんです。ともに歩んでまいりましょう。
結びに、本日こうして皆さんの門出を祝福できますことを、校長として、そして一人の教育者として、深く感謝申し上げます。ランチミィーティングはとても楽しかった。皆さんとともに過ごしたかけがえのない日々に、心より感謝いたします。
卒業生の皆さんの、これからの着実で誇り高い歩みを、心よりお祈り申し上げまして、式辞といたします。
令和八年三月十七日
埼玉県立浦和第一女子高等学校長
山﨑 正義
1年生SSH閉講式
SSH1年生の取組がひと区切り。
本日、閉講式がありました。
来年度のあらたな取組に期待
式の冒頭に、以下のようなお話をしました
みなさん、こんにちは。
1年間のSSH(スーパーサイエンスハイスクール)プログラム、取り組んでみてどうだったか。
楽しくやれたか。
それは、質的な面でどのようなものか。みんなで話したら面白い!
さて、SSHは、日頃の授業とは、少し違う。
授業では、教科書があります。教科書にあることを、「なるほどぉ」と勉強する。教科書には「正解」らしいことが、でている。
一方、このSSHは、教科書の内容を理解して、覚えたりということとは違っていたのではないか。
そもそも、「正解」があるのかどうか。
実験をしてみて、失敗してしまい、仮説が打ち砕かれたこともあったかな?
しかし、科学の世界では「期待通りの結果が出ないこと」こそが、新しい発見への扉。
皆さんが流した試行錯誤の汗は、論理的思考力という一生モノの武器に変わっていく。
来年も継続して取り組む人もいるし、これで一度区切りをつける人もいる。
いずれにしても、SSHに取り組んだ経験をとおして、これからも、身の回りの「なぜ?」を大切に!。
ここで、「僕には鳥の言葉がわかる」の著者、研究者の鈴木俊貴さんの本のあとがきを紹介して、終わりの言葉にします。
「情報を得るのが容易な時代となった。わからないことばはインターネットで検索したりAIに質問すれば、たいていの場合、即座にその答えが見つかる。
しかし、それらをつかっても、どうしても得られないものがある。それは、僕たち自身と自然とのかかわりの中から生まれる、世界についての新たな気づきや発見である。だからこそ、自然観察は楽しいのだ。
そしてその楽しさは、アカデミアのような特別な場でなくても、誰しも日常の暮らしの中で体験できるものである。」
身の回りの「なぜ!」を大切に!
2/7(土) 探究学習成果発表会(全体会の挨拶)
【前半】個別発表 【後半】
全体発表
探究学習成果発表会を開催しました。
前半は、個別の取り組みを各教室で発表。後半は、体育館で6つの班が全体発表を行いました。
探究の学習は、教科学習に活きるものです。
各自の取組を大切にして、これからの学習につなげていこう
ご指導いただいてきた、三菱UFJリサーチコンサルティング並びに、西村あさひ法律事務所の皆様、本日も直接ご指導いただき誠にありがとうございました。
また、メディアバンクスの梅野弘之様、学校広報動画ラボの野口純様にもご覧いただきました。様々な観点でお話をいただけることは大変参考になるとともに、励みになります。ありがとうございます。
私から全体会のはじめに挨拶をしました。
皆さん、こんにちは。
今年もこの発表会の日を迎えられたことを、私は、心から嬉しく思っています。
中学生の皆さん、発表会にお越しくださりありがとうございます。中学生の皆さんの視点でご覧ください。
さて、前半の発表は、各自、伝えたいことが話せましたか!
後半は、全体会。発表者の皆さん、ちょっと緊張したほうが、うまくできます。
ゆっくり深呼吸をして、「ここを聞いてくれ!」という気持ちを強く、これまで積み上げてきた「探究の軌跡」に自信を持って、壇上に上がってください。
本校は、全国に先駆けてスーパーサイエンスハイスクールの指定を受け、20年以上前から探究学習の道を切り拓いてきました。今や「文理融合」や「教科横断」は教育界のトレンドですが、本校ではすでに、全生徒がサイエンスの視点を持って多様な問いに向き合う文化が根付いています。
探究学習の醍醐味は、「正解のない問い」に対して、自分なりの仮説を立て、検証し、更新し続けるプロセスそのものにあります。
教科書をなぞるだけでは得られない「なぜ?」という知的な震え、壁にぶつかった時のもどかしさ、そして新たな発見に至った瞬間の高揚感。それらすべてが、皆さんを大きく成長させてきました。
そして今日、皆さんはその成果を「発表」します。
自分の考えを言葉にし、他者に伝えるという行為は、単なる報告ではありません。自分の思考を客観視し、他者の視点を取り入れることで、探究がさらに磨かれる「知の共創」の場なのです。
私が皆さんに望むのは、このプロセスを心から楽しむこと。
ここで得た「自ら問いを立て、解決する力」は、生涯にわたる皆さんの最強の武器、そして財産になります。
さあ、皆さんの「情熱」と「知的好奇心」を、存分に語ってください。楽しみにしています。
2/7(土) 学校説明会(挨拶)
本日(2/7)は、中学生の皆さん向けの学校ミニ説明会と本校生徒の探究成果発表会を開催しました。
天気予報で雪マークのつく日となり寒い中、お越しくださり感謝申し上げます。
以下、ご挨拶です。
皆さま、おはようございます。校長の山﨑 正義 です。
本日は、本校の探究成果発表会へお越しいただき、併せて、この説明会にご参加いただき、誠にありがとうございます。保護者の皆様におかれましても、お忙しい中、ご来校いただきました。感謝申し上げます。
本日は探究成果発表会ですが、中学生の皆さん自身も、中学校で総学の時間、各教科学習の中や夏休みなどに興味を持ったテーマで研究をしたりと、何か取り組みをしてきているのではないかと思います。
本校生徒の発表を聞きながら、それなら同じようなことしてきたとか、面白い視点だなぁ、とか、話し方がウマいなぁとか、いまいちだなぁとか、自分と比べならがお聞きください。
ここで、1冊の本を紹介します。ある一人の研究者の生き方を通して、皆さんが今取り組んでいる「学び」、そして「探究」というものの面白さについて知ることのできる、とても面白い本があります。
それは、この本、『僕には鳥の言葉がわかる』、東京大学の鈴木俊貴(としたか)先生が書かれた本です。今年度のイチオシ、私が一番面白かったと思う本です。
鈴木先生は、大学生のころから、15年以上にわたって森の中に身を置き、シジュウカラという小鳥の鳴き声をひたすら聴き続け、彼ら・彼女らが「タカが来たぞ(警戒)」「集まれ(集合)」といった単語を組み合わせ、「警戒しながら集まれ」という文章を、異なる鳴き声の組み合わせで作っていることを、世界で初めて証明しました。
このお話は、光村図書の中学校1年生の国語の教科書にも掲載があったので、中学校の国語の時間に勉強した、というひとがいるかもしれません。
この本には、鈴木先生の探究活動がとても丁寧に描かれています。鈴木先生がかかれたシジュウカラのイラストもとてもかわいいです。是非、みなさんも読んでみてください。高校での探究や、大学で研究することの面白さを感じることができます。
この話を、2月2日の全校朝礼で校長講話として生徒に伝えました。その内容をホームページにあげていますので、お時間がありましたらご覧ください。
このあと、一女に関する学校の説明と、選抜基準が変わる入試のお話をさせていただきます。
立春を過ぎましたが、まだまだ、寒い日がつづきます。皆さま、体調崩されませんよう、お気を付けください。
今日は、一女を楽しんでください。
どうぞよろしくお願いします。
松竹梅の心
正門入って右側、梅の花がほころび始めました。
今日(2/3)は豆まきで鬼退治、明日は立春。春が少しずつ。
1月5日の「小寒」から2月3日の「節分」までが一年で一番寒い時季になります。この時季を「寒中」とか「寒の内」と言います。この厳しい寒さに耐えて頑張るものとして、昔から日本人の心の手本として大切にされている植物が3つあります。これを「歳寒の三友(さいかんのさんゆう)」と言います。松、竹、梅、という言葉がありますね。
「松」は、寒さが厳しい冬でも、暑い夏でも、葉が枯れたり落ちたりしないで、一年中いつも鮮やかな緑色をしています。そのことから、「松の心」は「本気でがんばる心」、誰に対しても仲良くする「思いやりの心」を表しています。
「竹」は、冬に大雪が降っても体を曲げて我慢し、折れたりしません。夏や秋に大きな台風がきても、体を曲げ我慢し折れません。そして、節を作りながら、いつでも空に向かって 真っ直ぐに伸びていきます。そのことから、「竹の心」 は、どんなに辛い時でも苦しい時でも、粘り強くがんばる「根気の心」を表しています。
「梅」は、寒さの中でも確実に蕾をふくらませていて、「寒中」が過ぎたころから、まだまだ寒さが残る中、他の花がまだ咲かない頃に、どの花よりもいち早く花を咲かせて、春が来たことを教えてくれる花なのです。他の花が「春はまだかな?」と迷ったりしている時に、自分は咲くぞと元気に咲くのが梅なのです。そのことから、「梅の心」は、「元気の心」を表しています。
これら「松」「竹」「梅」の心を「ショウ・チク・バイ」、と言って、この「松竹梅の心」、つまり、「松は、本気」、「竹は、根気」、「梅は、元気」の「三本の気」として大事にしていきたい心です。3年生は、いま「松竹梅の心」 。
「松竹梅の心」、このお話は、現在、戸田市教育長の戸ヶ崎先生から伺いました。私は、梅が好きで、まだ寒い時季に咲き始める梅の花には元気付けられます。みなさんは、松・竹・梅ならどの心に惹かれますか?
2月朝礼・校長講話「探究は、世界との対話」
(今朝の正門、快晴の青空で日中は暖かくなれ)
本日(2/2)は、2月朝礼。
表彰、壮行会、校歌練習がありました
・表 彰 アナウンス部は関東地区コンクール、音楽部はヴォーカルアンサンブルコンテスト
・壮行会 ソフトテニス部 関東シングルス選手権大会出場!
応援した人たちの頑張っている姿は、自分の心も励まします
今週から、ミラノ・コルティナ冬季オリンピックが開幕します。応援しよう
校長講話は、「探究は、世界との対話」について話しました。
皆さん、おはようございます。暦の上ではまもなく立春ですが、まだ寒い。
伊豆半島、下田の手前に河津町というところがあります。河津桜が有名で、その桜は、一分咲きとのこと。春はもうそこまできています。
3年生がいないと寂しいですね。3年生は共通テストが終わって、猛勉強中です。心の中で応援しよう!
さて、今日は、ある一人の研究者の生き方を通して、皆さんが今取り組んでいる「学び」、そして「探究」というものの面白さについてお話ししたいと思います。今週の土曜日には、探究学習成果発表会もあり、楽しみですね。
皆さんは、シジュウカラという鳥を知っていますか? 街中の公園や、校庭の木々でもよく見かける、白い頬に黒いネクタイ模様が特徴の身近な小鳥です。そのシジュウカラが、実は「言葉」を操り、文章を作って会話をしている……そう聞いたら、皆さんはどう思いますか?
ここに、東京大学の鈴木俊貴(としたか)先生が書かれた『僕には鳥の言葉がわかる』という本があります。今年度のイチオシ、私が一番面白かったと思う本です。図書館にいったら、貸し出し中でした。誰かがいま、読んでいますね。司書さんに聞くと、貸し出し回数は5回目とのこと。
鈴木先生のお話は、光村図書の中学校1年生の国語の教科書にも掲載があったので、「それかぁ」と思う人もいるし、NHKの「ダーウインがきた」でも複数回特集が組まれていたり、SNSやYouTubeでも話題でしたので、「知っているよ」という人がいるでしょう。
鈴木先生は、大学生のころから、15年以上にわたって森の中に身を置き、シジュウカラの鳴き声をひたすら聴き続け、彼ら・彼女らが「タカが来たぞ(警戒)」「集まれ(集合)」といった単語を組み合わせ、「警戒しながら集まれ」という文章を、異なる鳴き声の組み合わせで作っていることを、世界で初めて証明しました。
■「なぜ?」という好奇心の種
鈴木先生の研究の出発点は、いたってシンプルです。「鳥たちは何を喋っているんだろう?」という、純粋な好奇心でした。
皆さんは、日々の授業の中で「こんな公式を覚えて何になるんだろう」「この歴史の出来事を知ってどうするんだろう」と、ふと立ち止まってしまうことはありませんか? 確かに、教科書に載っている知識は、すでに誰かが解き明かした「完成された答え」に見えるかもしれません。
しかし、鈴木先生の探究が教えてくれるのは、「当たり前だと思われていた世界の中に、まだ誰も気づいていない真実が隠れている」ということです。
皆さんが今学んでいる国語の論理構成、数学の統計的思考、生物の知識、そして英語の文法。これらはすべて、バラバラに存在する「暗記項目」ではありません。
いつか皆さんが「これってどういうことだろう?」という自分だけの問いに出会ったとき、その謎を解き明かすための「最強の道具(ツール)」になるのです。
■探究とは「世界との対話」
鈴木先生は、鳥の言葉を解明するために、気の遠くなるような時間をフィールドワークに費やしました。録音機を設置し、鳴き声を分析し、仮説を立て、実験を繰り返す。時には失敗し、鳥たちに無視されながらも、粘り強く観察を続けました。
これが、私が、一女が大切にしている「探究学習」の本質。
探究とは、答え探しをすることではありません。
• 問題となっている事象から、課題は何かを見出すこと。
• 自分の目で見て、違和感を見つけること。
• 「こうではないか?」と仮説を立てること。
• それを証明するために、学んだ知識を総動員すること。
鈴木先生がシジュウカラの文法を発見できたのは、彼が「鳥の専門家」であっただけでなく、言語学や論理学といった、分野を越えた視点を持っていたからです。
本の中で、学問分野を横断するように論文を読み漁っている鈴木先生の様子が描かれています。
高校での学習は、いわば「視力の矯正」のようなものです。学べば学ぶほど、今まで見えていなかった世界の解像度が上がり、情報の裏側にある「法則」が見えるようになってきます。
■失敗を恐れず、面白がる力
鈴木先生は著書の中で、「研究は思い通りにいかないことばかりだが、それが面白い」と語っています。
皆さんに伝えたいのは、「正解を出すこと」以上に「問いを楽しむこと」の尊さです。探究の醍醐味は、ここにあります。
進路に悩み、試験の点数に一喜一憂することもあるでしょう。しかし、高校生活の本当の価値は、知識を詰め込むことも大事だが、その活用可能な知識を使って「自分はどう世界を捉えるか」という自分なりの視点を作り上げることにあるのです。
シジュウカラの鳴き声が、ただの雑音に聞こえるか、それとも緻密な言語として聞こえるか。それは、受け取る側の「知的好奇心」と「学びの蓄え」にかかっています。
■おわりに
2月は、今の学年の締めくくりであり、次のステップへ向けて力を蓄える時期です。
目の前の教科書が「苦行」に思えたら大変。勉強を楽しんでいますか。受験科目に関わりなく、大事な教養としての学びを続けてください。それは、いつか皆さんが「自分だけの森」に入り、誰も聞いたことがない「鳥の声」を解き明かすための、大切な準備期間であるからです。
皆さんの周りには、まだ誰も気づいていない「問い」が溢れています。
春に向けて、少しだけ耳を澄ませて、世界が発している小さな声を聞き取ろうとしてみてください。みなさん一人ひとりが、自分なりの「探究の翼」を広げて羽ばたいていくことを、私は心から楽しみにしています。
第2学年進路保護者会・挨拶
1月31日(土)14:00から、さいたま市文化センターにて、2学年保護者の皆さまに向けた進路保護者会を開催しました。お忙しい中、多数の皆様のご参加をいただきました。さいたま市内はもとより、県内広くお時間をかけて浦和までお越しいただきました。感謝申し上げます。
皆さま、こんにちは。
今日で、1月がおわりですが、あらためまして、
明けましておめでとうございます。時季はずれではありますが、初めてお会いする方もいらっしゃいましたので、失礼しました。
今年もどうぞよろしくお願いします。
保護者の皆さまには、お忙しい中、ご来場いただきました。
ホールを拝見しますと、満席の状況でありまして、多数の皆様にご出席をいただいております。関心の高さを物語っていると感じております。ありがとうございます。
わたくしは今年度、着任して、この1年、一緒に過ごしてまいりました。
部活動、委員会活動や学校行事など、秋以降は特に2年生が主体で学校全体を動かしています。修学旅行も終え、さらに成長している、立派な生徒たちです。
さて、共通テストが終わり、いま、3年生は家庭研修期間です。自分の時間割で、二次試験、私立大学入試の勉強に、思い切り、励んでいます。2年生は、そんな3年生(登校している3年生がたくさんいます)を間近に見ながら、来年の今頃のことを思い描いていることと存じます。
2年生には、これからの1年、勉強のリミッターをはずして、とことん勉強をして、自分の成長を実感する勉強の楽しみを味わって欲しいと思います。
本日は、学年としてのこれまでの取組と今後の指導、そして今後の進路指導の流れについて各主任からの話をお聞きいただきます。後半は、卒業生によるパネルディスカッションという構成になっています。卒業生は、お子さんの近い将来の姿と重ねてご覧ください。
本校の進路指導に関する基本的な考え方をご理解いただきまして、学校とご家庭とで連携・協力してお子さんの進路実現に向けて応援していきましょう。
第一志望を譲らないように、支えていくことが肝要です。
とはいえ、保護者の皆さまも大変ご心配のことと存じます。そのご心配を少しでも払しょくし、今日、お家に帰ったとき、「あなたならできる、やりたいことに向けて全力で頑張ろう」と、お子さんの背中を押していただく、そんなお気持ちになっていただけるように、本日の説明会を準備してまいりました。
学校としても、お子さん達が更に成長していけるよう、一生懸命に支えていきます。
それでは、各担当からお話しをさせていただきます。どうぞ、よろしくお願いします。
1月全校集会・校長講話「やってみよう!」
皆様、あけましておめでとうございます。
2026年の新年を皆さんと共に迎えられたことを、心から嬉しく思います。冬休み中、大きな事故や怪我の報告もなく、今日この場所に皆さんといること、それが何よりの喜びです。
さて、新しい年が始まるとき、私たちはよく「今年はどんな年にしようか」と抱負を立てます。皆さんは、どんなことを思っているでしょうか。今日は、この一年の始まりにあたり、皆さんに三つのことをお話ししたいと思います。
❶「幸福学」が教えてくれる、本当の幸せとは
一つ目は、「幸福学(ウェルビーイング)」についてです。幸福学は学問領域のひとつ。ちょっと固いけどウェルビーイングなら聞いたことあるでしょう。
「幸せ」というと、何か棚ぼた式に良いことが起きるのを待つことだと思われがちですが、近年の研究では、幸せには明確な「メカニズム」があることが分かっています。
私は、幸せに「メカニズム」があるということに驚きました。このメカニズムを知るわかりやすい本として、講談社現代新書の「「幸せのメカニズム」実践・幸福学入門」という前野隆司(たかし)さんの新書がオススメです。
この慶應義塾大学の前野隆司教授らが提唱している「幸せの4つの因子」は、皆さんの学校生活にもすぐに応用できるものです。その4つとは、
(1)「やってみよう!」因子(自己実現と成長)
(2)「ありがとう!」因子(つながりと感謝)
(3)「なんとかなる!」因子(前向きと楽観)
(4)「ありのままに!」因子(独立と自分らしさ)
皆さん、この4つ「やってみよう」「ありがとう」「なんとかなる」「ありのままに」を聞いて、それならもうやっているよ!ということがあると思います。「ありがとう」「ありのままに」は一女ならではのことではないでしょうか。一女生活の中に、幸せのメカニズムが入っていますね。
そして、一番目の「やってみよう!」という気持ちも大事にしてほしいと思いました。何かを成し遂げたから幸せになるのではなく、何かに向かって夢中で取り組んでいるそのプロセス自体が、人間を最も幸福にするというのです。
この三学期、結果を恐れずに「まずはやってみる」という姿勢を大切にしてください。それが皆さんのウェルビーイングを高め、ひいては周りの友人たちをも幸せにするエネルギーになります。
❷「勉強」は、自分の自由を勝ち取るための武器
二つ目は、皆さんの本分である「勉強」についてです。
「なぜこんなに苦労して勉強しなければならないのか」と、ふと手が止まってしまう夜もあるかもしれませんし、難解な問題や、多くの学習事項に追われてしまうこともあるかもしれません。
しかし、私はあえて皆さんに伝えたい。「勉強こそが、あなたの人生の選択肢を広げ、自由を勝ち取るための最も確実な武器である」ということです。
私たちが学ぶのは、単にテストで良い点数を取るためではありません。知識を蓄え、思考力を磨くことは、自分の周りに張り巡らされた「固定観念」や「偏見」という見えない壁を壊す作業です。勉強を積み重ねることで、皆さんは世界をより解像度高く見ることができるようになります。
自分の進む道を、誰かに決められるのではなく、自分の意志で選ぶ。その「選ぶ権利」を手に入れるために、今は大いに悩み、脳に汗をかいてください。皆さんが今向き合っている教科書の一ページ一ページは、将来、皆さんが困難に直面した時に自分を守ってくれる盾となり、道を切り拓く剣となるはずです。
❸自分の道を拓くということ
最後、三つ目は「道を拓く」覚悟についてです。
特に卒業を控えた3年生の皆さん、そして進級を意識し始めた1年生、2年生の皆さん。未来は誰かが用意してくれる完成図ではありません。
「自分には無理かもしれない」「周りがこう言っているから」と、自分の可能性に自分で蓋をしてしまっていませんか?
女子校という、性別のバイアスなく何にでも挑戦できるこの環境を、最大限に利用してください。リーダーシップを発揮するのも、探究に没頭するのも、芸術に魂を燃やすのも、すべて皆さんの自由です。
たとえ今、将来の夢が明確でなくても構いません。今日、目の前の授業に集中すること。図書室で一冊の本と真剣に向き合うこと。その小さな積み重ねが、気づけば後ろに「道」を作っています。
結びに
三学期は、一年の中で最も短い学期です。しかし、同時に「一年の締めくくり」であり、「次への助走」となる極めて重要な時期でもあります。
皆さん一人ひとりが、自分自身の「幸せの因子」を見つけ、学びを楽しみ、自らの手で力強く未来を切り拓いていくことを期待しています。
特に、新年の始まりの今、今年はどんな年にしようかという抱負は、「やってみよう!」という自己実現と成長に結びつく大切なものです。
午年の今年、皆さんにとって、実り多き素晴らしいものになることを願っています。ウマくやっていこう!
12/24全校集会 校長講話
今日はあいにくのでした。
風邪をひかないようにしたいところですが、とても乾燥していたので恵の雨でもありますね。
本校は、前期後期制のため今日は終業式ではなく、全校集会。
明日から冬休みですので、切り替えの日です。
令和7年ももうすぐ終わりですね。
全校集会は教室へのリモート配信でした。
多くの表彰があり、アナウンス部の関東地区コンクール出場の壮行会
もありました。
校長講話は「ガラスの天井」について話しました(概要)
皆さん、おはようございます。
今日は、「ガラスの天井」」ということについてお話します。
10月1日の始業式で、「新聞の楽しみ」の話をしました。新聞は、ニュースの扱いが大きいと、文字が大きくなったり、紙面を大きく割いていたりと、眺めるだけで、その影響の大きさがわかります。見出しだけでも読むと参考になりますね。
日々のニュースは様々ですが、みなさん、印象に残ったできごとは何がありましたか。
特に大きなニュースのひとつに、高市早苗さんが、初の女性総理大臣に就任されたことがありました。
1. 歴史の扉が開いた瞬間
第100代を大きく超える日本の憲政史上、初めて「女性」として総理の椅子に座られました。1885年に内閣制度が始まって以来、実に140年近く。この国の中枢に女性が立つことはありませんでした。
皆さんはこのニュースをどう受け止めたでしょうか。「当たり前だ」と思った人もいれば、「ようやくか」と感じた人もいるでしょう。しかし、これは単なる一人の政治家のキャリアアップではありません。日本の歴史において、長く閉ざされていた「ガラスの天井」が、ついに一枚、大きく打ち破られた瞬間なのです。
2. 「女性活躍」という言葉の違和感
ニュースや新聞で「女性活躍社会」という言葉を耳にしますね。政府も企業も、こぞってこのスローガンを掲げています。しかし、私は、この言葉には、違和感を抱くことがあります。
「女性活躍」という言葉がこれほどまでに強調されるのは、裏を返せば、今の社会が「女性が当たり前には活躍できていない」場所であることを示しているからです。本来、能力や志を持つ人が、性別に関わらずその力を発揮できるのは自然なことです。わざわざ「女性」と限定して旗を振らなければならない現状こそが、私たちが直面している現実なのです。
4月に障害者差別禁止法により合理的配慮が義務化されている話をしましたが、全く同じ構図です。
皆さんがこれから飛び込んでいく社会は、こうしたスローガンが叫ばれる一方で、いまだに古い構造や価値観が根強く残っている場所でもあるのです。
3. 足元に潜む「アンコンシャス・バイアス」
ここで皆さんに、一つ意識してほしい言葉があります。それは「アンコンシャス・バイアス」、つまり「無意識の偏見」です。これは、悪意を持って誰かを差別することではありません。自分でも気づかないうちに、「女性はこうあるべきだ」「男性の方がこの仕事に向いている」と思い込んでしまう心のフィルターのことです。
例えば、「数学や理科は男子の方が得意だ」「リーダーはグイグイ引っ張る男性的な強さが必要だ」「家庭を守るのは女性の役割だ」…。こうした刷り込みは、メディアや家庭、そして残念ながら学校生活の中にも、目に見えない霧のように漂っています。
恐ろしいのは、このバイアスが「他人の目」だけでなく、皆さん自身の「内なる声」になってしまうことです。自分には無理かもしれない、これは自分らしくない…。そうやって自ら可能性を狭めてしまうことこそが、最も警戒すべき「アンコンシャス・バイアス」の罠なのです。
幸い、女子校である本校は、何でも自分たちで取り組むことで、バイアスがかかりにくい環境でとてもよいのですが、大学や社会に出ると、その分違和感を感じることがあるということです。
4. 高い志を持つ皆さんへのメッセージ
本校で学ぶ皆さんは、志を高く持っています。私は、皆さんが日々、学校生活に熱心に取り組み、友人と考えを深め合う姿を誇りに思っています。
いずれ社会で活躍する皆さんに、三つのことを伝えたいと思います。
第一に、「前例がないこと」を諦める理由にしない。
今回の女性総理の誕生が示しているように、歴史は常に「最初の一人」によって塗り替えられます。皆さんが何かを志したとき、もし周りにロールモデルがいなかったとしても、それは皆さんが「最初の一人」になれるチャンスなのだと捉えてください。
第二に、自分の「違和感」を大切にする。
社会に出れば、アンコンシャス・バイアスに満ちた言葉を投げかけられることもあるでしょう。その時に感じる「なぜ?」や「おかしい」という感覚を、どうか押し殺さないでください。その違和感こそが、社会を変える種(たね)になります。
第三に、連携の力を信じる。
一人で天井を破るのは大変なことです。しかし、ここには同じ志を持つ仲間がいます。互いに支え合い、認め合うネットワークこそが、偏見のある社会を渡っていくための最強の盾となります。
おわりに
「女性初」という言葉がニュースにならない日が、いつか必ず来ます。それは、性別という属性が、個人の能力や尊厳を上回ることがなくなった世界です。
高市総理の誕生は、その未来への第一歩に過ぎません。そのバトンを受け取り、さらに先の景色を見に行くのは、ここにいる皆さん一人ひとりです。
みなさんには、自分のやりたいことに全力で取り組む勇気を持ってほしいと願っています。
「学習の手引き」の巻頭言
毎年年度当初、本校では生徒向けに「学習の手引き」を作成して、学習のガイドとしています。
来年度版の巻頭言です。
体系的な「知」の構築へ ――「上手い学習」の実践
はじめに
高校に入ると、中学のときに比べて、難しい用語がやたらに多くなり、ぐっと専門的になってくる。教科書を読んでも、授業を聞いても、よく理解できないという感じを味わうことがあるかもしれない。授業の進み具合も早く、テスト範囲も広大だったりする。大変だ。そのために、この「学習の手引き」を参考にして授業をもとに上手い学習を進めてほしい。
ところで、学習とは何か。
学習とは「知識の関連づけ」である。上手い学習とは、知識を活用して関連づけること。知識が関連づくとは、これまでに学習したこと(既有知識)と、新たに学ぶことが関連づいて意味がわかるということ。つまり、学習事項が増えれば増えるほど、関連づく知識がネットワークのように結びつき、より多くのことを獲得できるようになる。学べば学ほどよくわかるようになる(はず)。テスト範囲が広くなった方が好都合である(はず)。そんな上手い学習が進められるように成長していこう。
■覚えるということと思い出すこと
唐突だが、道路でみる3色の横型信号機[◯◯◯]の色の順番は?と言われて自信をもって思い出せる人はどれくらいいるだろうか。
例えば、信号機[◯◯◯]の色の順番は大事なので覚えてください、テストに出します、と言われたらどうするか。覚えるには2つの方法がある。
一つは、色の順番を何回も書いたり暗唱したりして反復練習して覚える学習。一方で、「なぜその配置なのか」という「意味理解」を伴う学習がある。日本では車は左側通行だ。運転席は右にあり、道路の中央線も右側に来る。街路樹などに遮られず、対向車線側からも最も視認性が求められる重要な色は「赤」である。ゆえに、道路中央(右側)に最も近い位置に「赤」を配置する必要がある。論理的帰結として、信号機は[(青)(黄)(赤)]とならざるを得ない。
そして、テストに出るのは「縦型の場合はどうなるか?」という問題だったりする。横型しか覚えてないという人はお手上げ。どうしてそうなるか(意味)がわかっていれば、上が(赤)になることを理由とともに答えられる。意味を理解していくことで、知識の活用場面を広げていくこと(応用)ができる。そして、意味理解をしている学習内容は、時間が経ってもその知識が瞬間で頭の中に展開(想起)されて使える状態になる。
一つ注意として。ときには反復で覚えることも大事なときがある。どちらかに限定してしまわないことも上手い学習だ。
■日常モード、学問モード
認知心理学者の市川伸一先生(東京大学名誉教授)は、高校生の皆さんに言葉の理解の仕方について、「日常モード」から「学問モード」で学ぼうと提唱している。
日常生活の中で獲得してきた言葉は、経験に基づいて共有されたものを使っているうちに意味をつかんでしまう。ここでは、定義を求められてもうまく言うことができない。これを「日常モード」。一方、学校での勉強はだいぶようすが違う。教科書には言葉の意味を定めた定義がたくさん出ている。「・・・を◯◯という」ふうに書かれていることが多い。それを通して理解せよと言われる。これが「学問モード」。
当たり前だが、定義を丸暗記しても使いものにならない。定義は、具体的な事例をもとにどういうことなのか概念として説明できること。問題演習は事例の一つである。定義語を共有していくことは、授業で先生の説明を理解するときに欠かせない。しかし、定義に意識があまり向いていないということはないか。この状態で問題ばかり解いていると日常モードを抜けきれず、何を学習しているのかが曖昧なまま進んでしまう恐れがある。上手い学習をするために「学問モード」が大事。
おわりに
高校での学習内容は、将来、皆さんが、複雑な社会課題に向き合い、解決へと導くための「教養(リベラルアーツ)」の土台となるものだ。単に入試のための道具ではない。知識と知識がつながり、世界が鮮やかに見えてくる瞬間——その知的興奮こそが、学びの原動力である。この「学習の手引き」を傍らに、創造的で「上手い学習」の実践につなげていこう!
(参考:「勉強法が変わる本」市川伸一)
浪人生激励会
今日は、もう一度チャレンジするエネルギーにあふれる受験生が来校しました。
受験に必要な書類を取りに来る時期ですね。
昨年の担任団の先生方の激励です
私は、お話をしていて、みなさんの力強いエネルギーを感じ、大変心強く思いました。
すべての受験生にエールを送ります!
以下、お話した概要です。
「自分なりに精一杯のリミッターをはずせ!」
・みなさん、こんにちは
そして、はじめまして、ですね。
今年度、佐藤校長先生の後任できました、山﨑正義です。
ここのところ大分寒くなりました。元気にやっていますか。顔を拝見すると元気ですね。
・今日は、校長としてというよりは、駿台OBとして、私の話をします。
私は、駿台予備校で1年浪人をしました。
そして、今も、浪人して予備校にかよって、本当によかったと思っています。
皆さんも、きっと、そう思っている?
・駿台に通い始めた4月、今でも覚えていますが、その春に合格した先輩方、大学1年生が駿台にきてくれて、合格体験の座談会みたいなものがありました。
・その中の、一人の方の話を聞いて、それはその通りだと思ったのです。
その方の話とは、「今回大学に受からなかったら、受験は終わりにして、就職して働こうとおもっていた。だから、これだけやってだめなら、諦めがつく、というくらい、勉強した」というものでした。
・私も、こんなに勉強したのにダメだったら、それはもう別の道を考えた方がよいと、踏ん切りがつくくらいの猛勉強をしようと思いました。
・このことで、よかったことは、受験に対して不安がなくなったことです。
とにかく勉強しようと思えたこと。自分に諦めがつくくらい、勉強を一生懸命にやりきったら、その結果は甘んじて受け入れる。やるだけやって、だめなら、それはそうだよなぁ ということです
・この考え方で、自分なりに精一杯やるということに、このくらいでいいかという蓋をすることなく、リミッターを外すことができるようになりました。
・結果がだめだったときは諦めがつくくらい、一生懸命にやる、ということは、挑戦することをいとわない、私の人生哲学です。
・大学をでて企業に就職して、そこを辞めて、教員になろうとおもったときも、これでダメだったら他を考えればよいと思えるくらい、教員採用試験の勉強をしました。当時、高校数学の教員採用試験は大変狭き門だったから。私は、結婚をして子供もいたので、ダメだったら諦めて、私立高校や予備校とかで働こうと決めていました。
・駿台予備校で、覚悟をもってとことんやり抜く精神を身につけることができた。これが今でも役立っている何よりもよかったことです。
・みなさん、一生懸命に頑張っているとね、応援してくれる人が必ずいます。励ましてくれる人もいるし、いろいろと助けてくれる人もいます。途中途中で道が拓けていくものです。
・今日も、こんなにもたくさんいますね。これからが、これまでに勉強してきたことをどんどん深めていく時期です。面白くなってくる。とことん、勉強して、勉強して、勉強して、勉強して、勉強してください。
・勉強に全力で取り組める、皆さんがうらやましいです。
・皆さんの健闘を祈っています。
第1回塾説明会あいさつ
本日(11/15)塾などの教育関係者の皆様向けの学校説明会を開催しました。
お忙しい中、多数の皆様にご来校いただきました。
誠にありがとうございます。
会の冒頭でご挨拶させていただきました。
入試に向けて全力で頑張る中学生を応援しています
(1月には、R9入試についてお伝えします。)
■皆さま、おはようございます。校長の山﨑です。
本日は、本校の説明会にお越しいただき、誠にありがとうございます。
■土曜日は、受験対策講座や自習室などで、日中も子供たちが塾へきていると伺います。中3生は、期末考査前であったりして、特に勉強にきているのではないでしょうか。そのような対応のある、お忙しい中、本校の説明会にお越しいただきました。誠にありがとうございます。
■また、本校では、本日学校説明会となっています。ひょっとしたら塾生の方や保護者の皆様がいらっしゃるかもしれません。
■私は、昨年まで、大宮工業高校におりました。ご存じのように、大宮工業高校は浦和工業高校と統合して新校、大宮科学技術高等学校になります。
その大宮科学技術高校を作ってきました。
大宮科学技術高校は、情報サイエンス科を新設して、従来の工業科との大きな二本立ての、ソフトとハードを両輪に持つ、これからの時代をけん引する科学教育を実践する、大学への進学を中心に据えた魅力的な学校にしてきました。
そのときも、塾の先生方にお伝えしなければと、昨年の夏休み前から説明会を開催してきました。
■その際、塾の先生方からは、「学校の面白さがわかったので、これを塾生に伝えたい、今日きてよかった」ということでした。特に、工業高校出身の塾の先生はあまりおりませんので、学校で何をしているかを知る機会がありません。学校におよびして、校内ことを説明する機会を設けなければならないと思いました。
そして、進路指導は塾の先生が担わられているということもよくわかりました。
■一女は、普通科の学校なので、普通科を出ている塾の先生方はたくさんいらっしゃると思いますが、各高校特徴があります。
特に、男性のかたは女子高は、なかなか入る機会がないのではないでしょうか。
本日ここにいる方は、全員、男性ですね。
今日は、この後の説明をお聞きいただき、校内もご覧いただいたことを、塾の生徒の皆さんにお伝えいただき、一女はいいねぇと進学を進めていただければと存じます。
■また、皆様、例年、生徒をご指導されていて、感じていることと存じますが、4月に勉強している1時間と、この11月になって、勉強する1時間の濃さは同じではありません。
■勉強の質はどんどん、高まっているはずです。よくわかるようになったからこそ、どんどん、深まりのある勉強ができます。これからが、さらに伸びる時期になっていきますね。
■ですので、入試直前の1時間はもっと濃密です。一番学力が高まるのが2月です。受検直前が一番できるようになる!
■本校の生徒に一女を選んだのはどうしてか、と聞いたところ、ある生徒はこんな風に言っていました。「自分が精一杯がんばって、手が届くかどうかというところを目指した。一生懸命に頑張ってくる人たちと高校生活を充実させたいと思ってきた。みんな、互いに認め合えるいい人たちばかりで、はいってよかった」とのことでした。
■この、受験勉強を進めていくなかで、更に学力が高まっていく経験は、高校3年間で大学進学のプログラムを用意している本校でも、大事なことです。
■受験は、自分を高めるとてもよい勉強の経験です。
■自分を信じて、全力で頑張っていただけるよう、塾生の皆さんを応援しています。
■また、男子校、女子校に関する共学化のことが話題になっています。
来春入学する生徒のみなさんは、卒業まで女子高ですのでご安心ください。
一女として女子高を続けていきますので、皆さん、一女を目指してください。
■そして、現在の中学2生から受験が変わります。
12月末には各校の選抜基準が発表される予定です。
面接もありますね。
本校では、1月10日土曜日に、第2回塾説明会にて、新しい入試の選抜基準をご説明、差し上げます。
また、1月24日土曜日に、中学1,2年生(小学生も)向けの説明会を開催する予定です。新しい選抜基準や面接について、ご説明差し上げます。中学2年生以下の皆さんにお知らせください。
それでは、本日の説明会、授業見学、どうぞよろしくお願いします。
第4回学校説明会 校長挨拶
本日はあいにくの雨となりました。
そのような折、貴重な時間をさいてご来校いただきました。
感謝申し上げます。
寒暖の差があります(今日は寒いですね)。
ご来校いただいた皆様、体調崩されませんようご自愛ください。
音楽部の皆さん、素敵な合唱ありがとう。
以下、本日ご挨拶申し上げた概要です。
■ 皆さま、おはようございます。校長の山﨑です。
本日は、足元の悪い中、本校の学校説明会にお越しいただき、誠にありがとうございます。
■ 保護者の皆様におかれましても、お忙しい中、ご来校いただきました。感謝申し上げます。
〇手前味噌ですが、音楽部の合唱素晴らしいですね。音楽部は、8月23日の合唱コンクール埼玉県大会で優勝(金賞)し、先月、9月20日関東大会に出場、金賞をいただき、2週間後の10月25日、富山県での全国大会に出場します。
生徒は全国優勝を目指して頑張っています。どうぞ皆様の心の中で応援をしてあげてください。
■ 中学3年生のみなさん、受験勉強に励んでいることと思います。
勉強していて、感じているかもしれませんが、4月に勉強している1時間と、この10月に勉強する1時間は同じではないでしょう。
勉強の質はどんどん、高まっているはずです。よくわかるようになったからこそ、深まりのある勉強ができる。これからが、さらに伸びる時期になっていきます。
だから、みなさんにとって、入試直前の1時間はもっと濃密ですね。一番学力が高まるのが2月です。
受検直前が一番できるようになる!
受験勉強を進めていくなかで、更に学力が高まっていく経験は、3年間で大学進学のプログラムを用意している本校でも、同様に大事な捉え方です。
受検は、自分を高めるとてもよい勉強の経験です。
自分を信じて、全力で頑張ってください。4月には更に成長した姿でお会いできることを楽しみにしています。
■ さて、中学生のみなさん、将来のことは何か考えていることがありますか。
中学校の勉強でも、将来のことを考えるキャリア教育があるので、こういう仕事がいいなぁ、ということがあるのではないかと思います。
人生百年時代。日本人は平均寿命が長いということと共に、少子高齢化による社会保障などの仕組みが大きく変わろうとしています。そして、AIなどの技術革新による産業構造の変革などで、今ある仕事が将来なくなったり、新しい仕事に取り組む必要に迫られたりして、セカンドキャリア、サードキャリアを考える時代になります。自分がどいうことを学びたいか、学び続ける姿勢がより求められています。
経済産業省が令和4年に発表した「未来人材ビジョン」では、日本の学生は大学の3年生になってから進路を決める者が多いという特徴がでています。これは、日本の他にアメリカやドイツなど海外の大学生を対象とした調査結果ですが、日本は大学3年生以降に進路を決めた割合が66%と突出しています。アメリカは、大学入学時までに60%が進路を決めています。
大学生の話なので、皆さんには少し先のことです。
でも、ここで大事なのは、大学で何を学びたいと思うか、将来どうしようと考えるかは、高校生のときだ、ということです。
ですので、どのような高校を選ぶか、高校でどのような学びをしていくかは、その後の人生にも大きな影響を与えていきます。
■ では、一女が目指しているのはどのような教育かということですが、
私たち一女の教職員は、目指す学校像にあるように、将来、社会に貢献するリーダーを育成したい、と強い使命感を持って日々教育活動に臨んでいます。
そうした点で、一女は、今ここにいらっしゃる中学生の皆さんのキャリア実現のために、視野を拡げ、更に教養を高めるため、大学で学んで欲しいと思っています。
しかし、大学に合格することだけを目標に3年間の高校生活を送るのかというと、決してそうではありません。
■ 大学でさらに、学び続けられる力を身につけさせたい。
それは、授業での学びと共に、SSHなどの探究、海外派遣交流、委員会活動やその学校行事、部活動など、全人教育による骨太の人間を育成しています。
そして、それが伝統として受け継がれ、社会からも高い評価をいただいています。
■ 高校生活では、柔軟な発想で知恵を出し合い、みんなで協力し合って課題解決に取り組む場面は、いたるところで見受けられます。
これら非認知能力といわれる、粘り強く考えたり、あきらめずに取り組んだり、計画を立てて実行したり、他者との調整や協力して成し遂げたりする力は、集団の中で身につくものです。これは、一女という能力の高い集団で学ぶ最大の魅力です。
一女で過ごす期間は約1000日。様々な経験によって、これからの時代を生き抜くための本物の教養を磨いてほしいと思います。
■ それでは、どうぞ、今日は一女を楽しんでください。
生徒が自慢ですので、どうぞ生徒に話しかけてください。
授業の様子もさることながら、休み時間の様子は生徒の素が出ています。
それから、男女別学校の共学のことが話題になっています。
来春入学する皆さんの高校生活は卒業まで従来通りの女子高です。
安心して本校を目指していただければと思います。
今日は、涼しいというより寒いですね。皆さま、体調崩されませんよう、お身体ご自愛ください。
それでは、各担当から説明を差し上げます。
どうぞよろしくお願いします。
後期始業式 校長講話
今日から後期が始まります!
天気予報では、最高気温が22度、雨/曇り。
しばらくは、過ごしやすい秋を切に願います
今回、新生徒会役員の認証式がありました。金澤さん(新会長)の挨拶立派でした!
そして、多数の生徒表彰、壮行会(音楽部
(全国)、ボート部
(関東選抜))
以下、校長講話です。
(今日は、「新聞の楽しみ」と「超知性」先端AI)
おはようございます。
大きな行事、体育祭がおわったところです。
体調はいかがですか。
緊張から解放されると、疲れが出ますので、体のケアをしてください。
それでは、今日は、3つ話します。
ひとつめ。
毎日の生活の中にある、新聞のことです。
新聞の朝刊5誌(読売・朝日・毎日・産経・日経)が毎日、教室に配布されています。
みんな読んでる?
新聞は、それぞれ主張がある。
同じニュースでも、新聞によって書きっぷりが全く違うことがある。
よいと思う価値観が、新聞各社違います。
だから、5誌くらい読み比べてみると健全です。
みんなからも、この新聞が面白いとか、そうじゃないとかあるかもしれない。
一方、ニュースは、ネットニュースをスマホで見れば情報が得られるよ、という人もいるかもしれません。
スマホで見ると、みたい情報、というか、興味があると思わされている情報が目に入ってくる。そして、その情報の伝え方は、記事を書く人の考えによって偏っていることがあるので、同じようなサイトを見ていると、いつの間にか、ある考え方に染まってしまうこともあります。
ネットで情報をみていると、これまでの閲覧履歴から、勝手に誘導されて興味関心が同じような情報ばかり提示されたり、これをみている人はこんな情報にも興味を持っています、などというおせっかいない提案が来たりして、ついみてしまうと、更にこれもと誘導されたり。これはフィルターバブル現象と言われていますね。
事実は、どのように解釈するかで、捉え方が変わってしまいます。スマホやタッブレットだけは、狭いところばかりみることになってしまい危険です。
新聞などの紙で読むことの利点は、ペラペラとめくりながら、読みたいと思わない情報まで目に入ってくることが、興味や関心が広がるきっかけだったりしてよいところです。
ただ、みんな毎日忙しいから、全部読むのは大変。
折角だから、新聞1面だけ、何が出ているのかなぁと、5誌を見比べてみる、とか、同じネタを扱っていたら読み比べてみるとか、天声人語や春秋などのコラムを読む、とか、スポーツ面を見る、とか、紙媒体の活字に触れるよさを味わってほしいと思います。
二つ目。日本経済新聞社の記事について。
今週の月曜日から、日本経済新聞で「超知能」に関する連載企画がはじまりました。超は、こえるという字です。知能は、私たち人間の知能。つまり人間の知能を超えるということ。
連載企画の内容は、「人知を超える勢いで進化を遂げる人工知能(AI)は、文明に新たな力を与えようとしている。連載企画「超知能」の第2部「人類拡張」はAIが人々の能力の上限を取り払い、社会を前進させつつある最前線を追う。」というものでした。AI活用の最先端を追っていて面白い!
「超知能」とは、人間の知能をあらゆる面で完全に超越した人工知能を指します。単に特定のタスクで人間より優れているのではなく、創造性、問題解決能力、学習能力など、あらゆる知的活動において人間を凌駕する存在とされます。 現状は、つかい方によっては、人間を超えているというところでしょう。
この連載企画の1回目として、9月29日月曜日の朝刊1面に「AIが導く「神の視座」」と題した記事がありました。冒頭がこんな書きっぷりでした。読みます。
「AIは有権者の心の声をどこまで代弁できるのか。取材班は年齢や性別、居住地などを細かく設定し、もっともらしく受け答えをする1万人分の「AI有権者」を生成した。7月20日に投開票された参院選の2日前に、1人ひとりに投票先を尋ねた。」こんな内容です。
「AI有権者」ってなに? と思いました。新聞には「きょうのことば」というコーナーに説明があって、
それは、例えば、さいたま市浦和区在住、30歳、男性、職業●●とか、他にも属性を入れて1人分。日本全国各地域にいろいろな人がいるので、人口統計的な散らばりを国勢調査を用いて補正した1万人分を生成して、「AI有権者」の集団を構成する。この1万人の「AI有権者」に個別に投票させたり、意見を聞いたという内容でした。
皆さんに、7月、AIのことを話したとき、AIにどんなデータを学習させているのかによって生成されるものが異なると話しました。これは人間も同じだけど、勉強している内容によって、聞かれたときの返答は変わりますね。
AI有権者にどんな学習をさせているのかな?と気になりました。
また、記事には、こんな記述もありました。
「AIにSNS上の膨大なデータを学習させれば、社会を見渡して将来を予見する「神の視座」が現実のものになるかもしれない。SNS運営企業は、人間をはるかに上回る超知能の開発を通じて先端技術の可能性を解き放とうとしている」とのこと。SNSといえば、
(旧ツイッター)Xのイーロン・マスク、(facebook)メタのマーク・ザッカーバーグなどは数年以内には、超知能に関して大変革があると言っています。一方、「シン読解力」で紹介した、新井紀子さんなどは、そんなのはこないという立場です。
ただ、生成AIの進展を見ると、今までできなかったものがどんどん出てきるようになっているし、「AI有権者」があるなら、「AI社長」もできるなぁとおもったら、昨日の連載2回目は、中国での「AI社長」の話がでていました。中国は、AIに関するソフト、ハードに関する技術革新のスピードが速い。台湾のTSMCの半導体技術も欠かせないので、台湾経済の発展もすごいですね。今日の内容は、「AI科学者」。
三つ目。
こんなときこそ、自分で考える力を養っておきたい。
AIは便利に使いたい!
AIに従うのではなく、AIに問うことで、使い手になりたい。
ここでは、問いを立てる力が大事です。
ちなみに、問いを立てようとするときに、「問題」と「課題」を分けて捉えることが大事。問題と課題の違い、わかりますか? その話は、また後でしましょう。
(おわりに)
新聞の最後のページは、読売、朝日、毎日、産経はテレビ欄になっています。
日経新聞の最後のページは、文化面になっています。
ここは、コラムが複数出ていて面白いです。
特に、「私の履歴書」というコーナーは、月替わりで、1人の方が毎日連載しています。
先月、9月は、宇宙飛行士の向井千秋さんが29回の連載をしていました。教室に残部があったら読んでみてください。面白いです。
ちなみに、今月は、元サッカー日本代表監督の岡田武史さんです。
岡田武史さんの連載も楽しみです。
第3回学校説明会 校長挨拶
朝方は涼しさが少しあったのですが、日中は気温が上がりました。
暑い中、本校までお越しくださりありがとうございました。
以下、当日お話した概要です。
■ 皆さま、おはようございます。校長の山﨑です。
本日は、学校説明会にお越しいただき、誠にありがとうございます。
■ 保護者の皆様におかれましても、お忙しい中、本校に足をお運びいただき感謝申し上げます。
〇手前味噌ですが、音楽部の合唱素晴らしいですね。音楽部は、8月23日の合唱コンクール埼玉県大会で優勝(金賞)し、先週の土曜日、9月20日関東大会に出場、金賞をいただき、来月10月25日、富山県での全国大会に出場します。
全国優勝を目指して頑張っています。皆様の心の中で応援をしていだけますと幸いです。
■さて、中学生のみなさん、将来のことは何か考えていることがありますか。
中学校の勉強でも、将来のことを考えるキャリア教育があるので、こういう仕事がいいなぁ、ということがあるのではないかと思います。
経済産業省が令和4年に発表した「未来人材ビジョン」では、日本の学生は大学の3年生になってから進路を決める者が多いという特徴がでています。これは、日本の他にアメリカやドイツなど海外の大学生を対象とした調査結果ですが、日本は大学3年生以降に進路を決めた割合が66%と突出しています。アメリカは、大学入学時までに60%が進路を決めています。
大学生の話なので、皆さんには少し先のことです。
でも、大学で何を学びたいと思うか、将来どうしようと考えるかは、高校生のときだ、ということです。
ですので、どのような高校を選ぶか、高校でどのような学びをしていくかは、その後の人生にも大きな影響を与えていきます。
■ では、一女が目指しているのはどのような教育かということをお話します。
私たち一女の教職員は、目指す学校像にあるように、将来、社会に貢献するリーダーを育成したい、と強い使命感を持って日々教育活動に臨んでいます。
そうした点で、一女は、今ここにいらっしゃる中学生の皆さんのキャリア実現のために、視野を拡げ、更に教養を高めるため、大学で学んで欲しいと思っています。
しかし、大学に合格することだけを目標に3年間の高校生活を送るのかというと、決してそうではありません。
■ 一女の教育方針として、本日皆様にしっかりとお伝えしたいのは、私たちは大学合格後のその先を見据えた教育に本気で取り組んでいる、ということです。
大学でさらに、学び続けられる力を身につけさせたい。それは、授業での学びと共に、SSHなどの探究、海外派遣交流、委員会活動やその学校行事、部活動など、全人教育が骨太の人間形成に欠かせないということです。そして、それが伝統として受け継がれ、社会からも高い評価をいただいています。
■ 高校生活では、柔軟な発想で知恵を出し合い、みんなで協力し合って課題解決に取り組む場面は、いたるところで見受けられます。
これら非認知力といわれる、粘り強く考えたり、あきらめずに取り組んだり、計画を立てて実行したり、他社との調整や協力して成し遂げたりする力は、集団の中で身につくものです。
人生100年時代。長生きができるようになったということでありません。少子高齢化による社会システムの変化、AIなどの技術革新による産業構造の変革などで、新たな仕事に取り組む必要に迫られセカンドキャリア、サードキャリアを考える時代になります。
一女で過ごす期間は約1000日。様々な経験によって、これからの時代を生き抜くための本物の教養を磨いてほしいと思います。
■ 勉強だけ、受験学力だけなら、N高などの通信制も人気があります。
ただ、それだけではない、高い教養をみにつけてその後の人生に大きく影響する力を身につけられるのが、一女という能力の高い集団で学ぶ最大の魅力です。
■ どうぞ、今日は一女を楽しんでください。
生徒が自慢ですので、どうぞ生徒に話しかけてください。
それから、男女別学校の共学のことが話題になっています。
一女は共学にはなりません。女子高としての伝統をつないでいきます。
(来春入学する皆さんの高校生活は卒業まで従来通りの女子高です)
安心して本校を目指していただければと思います。
それでは、各担当からの説明に入らせていただきます。
ありがとうございました。
9月全校集会 校長講話
夏休み明けの本日も、全校集会は各クラスへリモート配信で実施しました。
生徒、職員みな猛暑の夏休み中、よく頑張っていました今回も多数の生徒表彰、壮行会(音楽部、ボート部)
以下、校長講話。
パワポを使いました。
1 はじめに
夏休みを楽しめたか
楽しかったか?ではなく、楽しめたか! である
よくやれたことが、必ずある
よくやれたことは、楽しみの中にはいっていきます
まずは、それを褒めて、自分のプラスにしてください
さて、今日は、相撲力士で、もと横綱「稀勢の里」さんのことを話します。
2 CONTENTS
(1)横綱「稀勢の里」
稀勢の里さんは、この人。覚えていますか?
いまは、「二所ノ関」親方ですが、稀勢の里さんで話します。
この「稀勢の里さん」の講演を聞く機会がありました。
「稀勢の里さん」は、中学を卒業して、すぐに相撲の世界にはいったそうです。高校へは行っていません。
そして、頑張りぬいて、横綱まで上り詰めました。すごいですね。
引退後は、相撲部屋を構えて、当初18名のお弟子さんをとって力士を育てはじめました。
(2)横綱引退後
「稀勢の里さん」横綱引退後の経歴を聞いて、驚きました。
横綱引退後は、早稲田大学の大学院に入学して、経営の勉強をしたとのこと。特に、スポーツビジネスについて熱心に学ばれています。
大学院時代は、同期の会社経営者の方々と、もし自分が相撲部屋を開くならどうするかというテーマで深く議論したそうです。相撲の世界にいたら思いつかないような刺激的なアイディアがたくさん出て、驚いたと話していました。
その時の、修士論文をもとに、現在の相撲部屋を経営している。
自分の経験だけでなく、理論を学んで、それに基づいた相撲部屋経営をしています。
(3)手段と目的
私たちは、自分の経験の中だけで、対応してしまうことがあるものです。特にうまくいった経験は捨てがたいもの。横綱にまでなれたことは、ものすごい成功体験で、それ以上のものはありません。
ただ、自分で相撲をとるのと、後輩を育てることは同じではありません。自分がやってきたことを同じようにやらせたからといって、うまくいくとは限らない。ひょっとしたら、お弟子さんたちが、うまく成長できなかったり、理不尽さを感じたりして、やめてしまうかもしれませんね。
相撲部屋で後輩を育てるために、自分が横綱になった経験がうまくいかせないときは、他に手段が見いだせなくなってしまいます。
そんなときに、科学的な理論を学んでおくことは、自分を振り返る手段として有効です。
ちなみに部屋をつくって力士を育てるために、こんなことを取り入れているそうです。
・相撲部屋を茨城県阿見町に!
相撲部屋は、東京の両国の近くに構えるのが当たり前なのだそうですが、稀勢の里さんは、自分の地元である茨城県に相撲部屋を作ったのだそうです。茨城に部屋をつくったことで、変わり者だと思われていると話していました。
地元の茨城に相撲部屋をかまえたことに思惑が多々あるようで、「大事なのは強い力士を育てること」という本当に大事なことをやり抜くために、よかれと思うことを貫くと話していました。
・相撲部屋に土俵を複数設けること
Jリーグのサッカーチームはグラウンドを複数所有している。多くの選手が同時に練習できる。一方、約40の相撲部屋はすべて土俵ひとつ。稽古中に下位の力士は見ているだけの時間が長い。土俵がもう一つあれば、もっと効率的に稽古ができる。
・稽古場にビデオカメラを入れること
土俵は神聖な場との意識があり、稽古の撮影というのはあまり行われてこなかった。でも、撮影して取り口を見直すことで、指導がより効果的になる。研究の結果、部屋の4カ所にカメラを備えると、身体の使い方がもっともよく見えることがわかった。
・資金調達
土俵にしろカメラにしろ、新たに設置するには元手が必要。そのため、給付金や寄付といった従来の「財布」に頼ることなく、独自に企業とスポンサー契約を交わし、資金獲得を行う。ホームページを拝見すると協賛(?)企業が多数掲載がありました。
・栄養学による食育
1日2食から3食へ
相撲界では朝は食事をせず、稽古が終わった昼前にちゃんこを食べる。そしてその次は夕食という1日2食。しかし、横綱の経験からは、1日3食にしたら稽古の質が上がったことがあった。他のスポーツ選手も朝しっかりタンパク質を摂ってから練習に臨む。こうした点も含め、親方が栄養学を学んでいくことは重要である。
・親方になることが目的なのか、親方になることは「強い力士を育てるため」の手段なのか、その行動は大きく違うものになるなぁ、と強く感じました。
3 おわりに
・自分の経験のなかで対応することには限界がある。それは、常に学びつづけることが大事ということ
・このことを体現するロールモデルとして、元横綱稀勢の里、現在「二所ノ関」親方の話を紹介しました。
・学び続ける中で「より深い理解」「新たなことへの気づき」「更なる疑問」などの知的好奇心は、うれしい・楽しいものです。
・学ぶことでの楽しみを増やしていきましょう。
・手段が目的とならないように!
大学入学が目的ではないですね。
大学でどうしたいか、ですよね。
7月全校集会 校長講話
本日の全校集会は、各クラスへリモート配信で実施しました。
生徒表彰、壮行会もあり、生徒や指導する先生方の頑張りが光りました
明日から自立・成長の夏休み
以下、校長講話です。
パワーポイントを使いました。
【1枚目】
・おはようございます。
・今日は、こんな話題、生成AIに関する話をします。
【2枚目】
・話題は、こんな感じ。2(1)~(3)の3本立てです。
【3枚目】
・身近なところで、「チャットGPT」や「Gemini」があります。
・先日、出版社に勤める友人から、最近のAIは賢さを増している、すごい!という話を聞きました。賢くなりすぎている、とも言っていました。
・かなり以前から言われていることですが、友人の会社もAIの活用で部署によっては人員削減が進んでいるとも言っていました。
・ここにきてメジャーバージョンアップがあって、けっこう使えるものになっている
【4枚目】
・これは、Geminiの相談画面
今日はGeminiで試してみた話です。
iPadの画面なので、スマホだともう縦長で、雰囲気が違います
・話したいことを入力するところは、
文字、音声、画像 いずれもOK!
プロンプトといいます。
【5枚目】
・これは、浦和駅前のパルコ(写メ)
この写メをみて、わかることを教えてほしいと、尋ねると写っていることの情報をおしえてくれました。
今日から、「きめつ の 無限城編」が公開ですね。
私は、結構楽しみにしていました。
【6枚目】
この画像を、Geminiに入力してみました。
そして、
➊「ネタバレにならない程度に、この映画告知について教えて」と入力すると回答がある。
追加質問で、❷「ネタバレでもいいので、この映画について詳しく教えて」とすると、ネタバレに注意との警告がでたりして、回答がある。
聞き方を変えると、返事も変わります!
・生徒の皆さんの中でも、英語の勉強などで使っている人がいますよね。
・この生成AIは、教育実習できていた大学生の皆さんは、よく使うと話していました。
皆さんも、AIのことを知って、便利に活用できるようになるとよいと思います。
【8枚目】
それでは、本日の話題の2(1)temiについて
・図書館の新人
図書館入ると、真正面にいます
音声で会話するようにやり取りができる
ネット検索の表示
チャットGPTによる音声会話
自走しての会場案内なんかもできます
【9枚目】
また、先日、文化祭の裏番組で、
・進学フェア(スーパーアリーナ)で中学生向けの案内役で活躍
・ディープラーニングによる独自AI構築
・現在、5名在籍(5台導入)
情報や探究学習で活用を進めていきたい
【11枚目】
2(2)勉強につかうAI
・これは、AIとは関係ないことですが、自分がかしこくなりたかったら、隣をかしこくしたほうがよい
・お互いの頭をつかって学ぶ
・二人では、必ず話すので、言葉にすることで思考が深まる
・勉強は、二人以上で、対話をとおして考え合うこと(学びが大きい)
・こう捉えると、学びあえる友人がいる大学がいい、理想を高くというところに通じます
・そして、AIも、かしこいお隣さんのひとり(勉強相棒)
【12枚目】
例えば、数学の勉強で、
・問題を解く前に、問題の理解が大事
問題を解くのは、背景の知識を獲得するため
簡単な知識でも組み合わさると難解
知識の概念化は、別の問題を解くときに有効に機能する
・上手く勉強できているひとはよいが、いくらやっても解けるようにならない、結果がでない、
・そもそも、苦手にしている人は、何をしたらよいかがわからん
【13枚目】
・数学が苦手な人
・さきほどの、パルコの画像を読み込ませて、質問してみたように、
・数学の問題を写メって、質問してみるとよい
そのときに、聞き方によって、返事がかわってくるので、聞き方が大事
【14枚目】
・問題理解の視点は大事
【15枚目】
また、こんな活用も!
【17枚目】
・AIの仕組み
・チャットGPT、Gemini などの生成AIは、どんな仕組みで動いているのか?
・AIの学習形態によって、2種類
・チェスや将棋で対戦しているAIと生成AIは違う。
【18枚目】
・チェスや将棋で活躍しているAI
強化学習
【19枚目】
・画像診断などのAI
教師あり学習
生成AIは、のがれられない特性がある
【20枚目】
・生成AIは流ちょうな文書生成を優先した為、内容の真偽は犠牲にした
【23枚目】
■参考図書
川添愛さんの「働きたくないイタチと言葉がわかるロボット」
生成AIの原理がよくわかります
新井紀子さん「シン読解力」
AI研究の第一人者、数学者でもあります
高校時代は、数学が大嫌いだったということだけど、数学者です
その気持ちは、講演や著作のいたるところにでてきます。
女性研究者として、お二人とも、一女生が共感できるところが多いかもしれません。
第1回学校説明会を開催しました
本日、午前中は、音楽部の合唱、学校概要説明、パネルディスカッション、授業見学、午後は部活見学でした。
多数の皆様にご来場いただきました。ありがとうございました。
校長挨拶として、次のようなお話をさせていただきました。
■ 音楽部の合唱素晴らしいですね。もっと聴きたいですね。感動して、泣いてしまいそうです。
音楽部の朝練では、きれいな歌声で心が洗われるというか、朝の気持ちがとてもよいです。南アルプスの天然水CMのような感動が味わえます。一女にきてよかった! と思う朝です。
■ 皆さま、おはようございます。校長の山﨑です。
本日は、今年度第1回の学校説明会にお越しいただき、ありがとうございます。
■ 保護者の皆様におかれましても、お忙しい中、本校に足をお運びいただき誠にありがとうございます。
■ さて、皆さんはこれからいくつかの高校を見学されるのではないかと思いますが、今日は一女に入学しなければ体験できない、他の学校にはない一女の教育活動をたっぷりとお伝えします。
生徒に聞くと、説明会にきてみて、一女に決めたという先輩がたくさんいます。良さを感じるところは、この体育館でのお話かもしれませんし、校内を回っての授業や生徒の様子かもしれません、今日はすみずみまでご覧ください。
この後、各担当から詳細についてご説明しますので、私からは校長として、一女という学校の大きな特徴と、教育方針についてお話します。
■ まず、本校は1900年(明治33年)に創立され、今年125年目を迎えました。
県内はもちろん全国的にも最も伝統のある女子高校の一つです。やはり伝統校ならではの落ち着いた雰囲気や環境が本校の魅力の一つです。
■ 次に、本校の自慢は生徒だということです。
本校には現在1,074名の生徒が在籍しています。1世紀以上にわたって、県内トップ の女子校として何事にも生徒が高い次元で切磋琢磨してまいりました。学習面だけでなく、人間性の面でも素晴らしい。是非、今日は本校の生徒をご覧ください。生き生きと学校生活を送り、凛として品性のある生徒たちです。こうした生徒が育つのは、歴史と伝統に磨かれた一女という学びの場があるからなのです。
また、自分自身に素直になれる、ありのままの自分でいられるというのもよいところです。一女では、まじめに頑張っている人が尊敬され、お互いを認め合う風土があります。
■ では、一女が目指しているのはどんな教育かということをお話します。
目指す学校像は「世界で活躍できる知性と教養、逞しさを備え、社会に貢献する高い志を持った女性リーダー」を育成することです。
私たち一女の教職員は、将来、世界のどこかで活躍するリーダーを育成したい、と強い使命感を持って日々教育活動に臨んでいます。そうした点で、一女は、今ここにいらっしゃる中学生の皆さんが将来の夢の実現のために、視野を拡げ、更に教養を高めるために、大学で学んで欲しいと思っています。
しかし、大学に合格することだけを目標に3年間の高校生活を送るのかというと、決してそうではありません。
■ 一女の教育方針として、本日皆様にしっかりお伝えしたいのは、私たちは大学合格後のその先を見据えた教育に本気で取り組んでいる、ということです。授業はもちろんのこと、SSHなどの探究学習、海外交流派遣、委員会による学校行事、そして部活動などバランスのとれた全人教育は伝統でもあります。
■ 高校時代に、柔軟な発想で知恵を出し合い、みんなで協力し合って課題解決に取り組む場面は、いたるところで見受けられます。一女で過ごす期間は約1000日。様々な経験によって、これからの時代を生き抜くための本物の教養を磨いてほしいと思います。
■ 最後に、公立高校、特に本校のような100年を超える学校には、様々な伝統の力があります。目には見えませんが、この伝統の力はとても大きいと感じています。
一生つきあえる友人に巡り会えるのも伝統ある一女であればこそと思います。
「一女の友は一生の友」。
高校を卒業して大学に行っても、社会人になっても、50歳、60歳になったときでも、「一女を卒業してよかった」といっていただけるような、皆さんにとって心のふるさとになるような学校でありたいと考えています。
■ 以上、私から一女のPRをさせていただきました。どうぞ、今日は一女を楽しんでください。
それでは、各担当からの説明に入らせていただきます。ありがとうございました。
6月朝礼 表彰・校長講話
本日は、6月朝礼。
・表彰
・ボート部 第36回全国選抜大会、令和7年関東大会、埼玉県予選会
・フォークソング同好会 軽音楽関東大会
・競技かるた部 全国総文祭出場選考
・報告会
・ボート部関東大会結果
・私からは、以下のような話をしました。
みなさん、おはようございます。
昨日まで、梅雨の走りのような肌寒い日が続きました。今日は晴れ間がでて気温が上がる予報が出ています。
寒暖の差がありますが、みなさん、体調はいかがですか。
大丈夫?
保健委員会が編集している、Health Journal5月号、熱中症予防のことがわかりやすくでています。健康管理の参考にしてください。
さて、今日は、2つ話します。
一つ目。
皆さんに、質問です。
最近、「うれしかったこと」、ありましたか?
みなさん、ちょっと思い浮かべてください。
各自、こころの中で思いましたか?
はい、それでは、「うれしかったこと」、それを近くのひとに話してみましょう。
はい、どうぞ。
どんなことを、話しましたか? たくさんありましたか
「再テをまぬがれた」、こととか?
急に言われてもなぁ、ということもあるね。
例えば、朝、友達に「おはよう」と声掛けたら、「おはよう」と返ってきた。
これは、うれしいことだ!
たかが、あいさつだけど、されど、あいさつ。
おはようと言って、返事がないと、これは一大事
何か、きらわれるようなことしたかな、と思い気になる
あいさつは、こころが通じる貴重な機会
「おはよう」でいいなら、「ありがとう」とか、うれしい言葉がけは、他にも思い当たる
ものごとは、自分にとって、都合よく肯定的に受け止めた方が楽しい
私は、「おはよう」と言って帰ってこなかったときは、自分の耳が悪くなったかなぁと思っています。
一女での何気ない日常を大切にして欲しい。
二つ目。
・4/21、夜10時からテレビ朝日の報道ステーションで、プロバスケットボール選手の河村勇輝さんが、NBAの今シーズンを振り返ってのインタビューを受けていました。
その中で、「自分との約束は守る」と話していました。
自分がやると決めたことは必ずやる。
NBAでやるということを、自分と約束して、そのために、ハードな環境でやりきることの大変さの、リポートがありました。
そのリポートのなかで、河村選手は、スリーポイントシュートの軌道を日本でのプレーのときより、より高く山なりにしたとのことでした。
NBA選手の平均身長は、日本のチームより高いからね。
これは、大変な修正なのだそうで、修正したイメージ通りのシュートが打てるようになるまで、ずうっと練習をしていたとのこと。チームメイトもインタビューに応えていて、ユウキの練習量とその技術について尊敬をしていました。
メジャーリーグの大谷翔平選手も、世界一になることを自分の約束にして野球と真摯に向き合っています。その姿勢は、チームメイトから尊敬、賞賛されています。
何を思って、物事に取り組むかが、大事です。
新記録や優勝などの結果がだせたことは、賞賛に値しますが、それに近づくために日々努力したり、あきらめることなくひたむきに取り組む姿勢やその人柄に対して、人はリスペクトしたり信頼をするものです。
約束は、誰かとするもので、それは守らないと相手に迷惑をかけてしまう。
しかし、自分との約束は、破っても誰からも怒られないし、途中であきらめることも簡単、守れたかどうかは自分にしかわからない、そして、守れなかったときの代償が全部自分に返ってくる。難易度が高い。
自分との約束が守れる人は、大人です。
みなさん、自分と約束していることは、ありますか?
大きな目標を見据えたものであれば、それがよいですが、そんなに大きなことではないけど、「毎朝7時半に登校して勉強する」とか、「県大会出場のために毎朝、朝練をする」とか、「一日の勉強時間は隙間時間をかき集めて4時間やる」とか、毎日の積み重ねを継続していくことが大きな目標達成につながります。
今日、うちのバスケ部はインハイ地区予選大会に出かけています。
毎朝、体育館で、ドリブルやシュート練習をしていました。毎日、ひたむきによくやるなと、感心していました。日頃の成果を発揮して、自分達の目標にたどり着けることを祈っています。
ところで、河村ゆうきさんは、NBAでプレーすると、いつ約束したのか?と思いました。 小学校のとき? 中学校のとき?
早くからそう思っていれば、自ずと行動が変わって、今の姿があるのだなと思いました。
今日は、自分のなかで、物事をどう捉えるかによって、思いや行動が変わっていくことを話しました。
自分との約束を思い返して、具体的な行動に移してください。
そういう自分をもう一人の自分がコントロールする自律につなげていきましょう。
(6/3)華道部のプレゼント
華道部の皆さん、ありがとうございます。
令和7年度PTA・後援会合同総会が開催されました
■本日、標記総会が開催され皆さまから承認をいただきました。
旧役員の皆さま、大役をお引き受けいただき感謝申し上げます。
新役員の皆さま、どうぞよろしくお願いします。
その都度、皆様からご挨拶もいただきました。
ありがとうございました。
■総会開会にあたり、私から次のようなご挨拶(概要)をさせていただきました。
皆様、おはようございます。
梅雨の走りを感じさせる肌寒い日が続いておりますが、本日は足元のお悪い中、PTA後援会総会に足をお運びいただき、誠にありがとうございます。
私は、この春に着任いたしました校長の山﨑です。前任の佐藤校長同様、どうぞよろしくお願いします。
私は、昨年度まで大宮工業高校におりました。そこでは、来る令和8年4月に開校する新設の「大宮科学技術高校」の開校準備に携わってまいりました。浦和工業高校との統合により誕生するこの新校は、科学教育を主体とした進学校を目指しており、そのカリキュラム編成や施設・設備の更新など、新たな学びの場を創造する経験は、浦和一女の教育にも通じる部分が多く、この経験を活かしてまいります。
さて、桜の季節も過ぎ去り、あたりはみずみずしい新緑に包まれました。この生命力あふれる新緑のように、一女生たちもまた、日々たくましく、そして立派に成長を続けております。
今朝、朝8時頃、1年生が勉強しながら朝ごはんを食べていました。お昼は別に持ってきたとのこと。食事は体づくりの基本ですが、それを支えていただけるご家庭に感謝申し上げます。
特に、1年生の保護者の皆様におかれましては、入学後のお子様の様子に、中学校時代とは異なる浦和一女ならではの環境を感じていらっしゃるのではないでしょうか。
生徒たちは先週金曜日に中間考査を終えたばかりです。考査期間中の5月22日が本校の開校記念日でした。あるクラスの学級日誌には「開校記念日の特別感がない」と生徒の率直な声が記されておりました。子どもたちは、ご家庭で何か話をしていましたか? せっかくの開校記念日なのに、とか。
この後も、日々の学習に加え、部活動や文化祭準備など、生徒たちは充実した学校生活を送ります。朝7時半には登校し、朝練や自主学習に励む生徒、休日も部活動の練習に打ち込み、その後は自習室で学習に励む生徒など、一女の環境を最大限に活用し、自らを高めようと努力する姿が多く見られます。
話は変わりますが、先週日曜日、5月25日には、秩父のミューズパークにて「全国植樹祭」が盛大に開催されました。天皇陛下もご臨席され、その様子は各メディアでも大きく報じられました。
この記念すべき全国植樹祭には、本校からアナウンス部2名、音楽部22名、吹奏楽部5名の計29名の生徒と、引率・指導の教員3名が参加いたしました。アナウンス部の生徒は式典全体の司会進行という大役を堂々と務め上げ、音楽部と吹奏楽部の生徒たちは、他校の生徒たちと共に素晴らしい演奏を披露しました。
生徒たちは春休みやゴールデンウィーク期間中も合同練習を重ね、秩父ミューズパークでのリハーサルにも何度も足を運び、入念な準備を進めてまいりました。前日の土曜日にも秩父で最終リハーサルに参加し、本番では万全の体制で臨むことができました。
当日の様子は、本校ホームページ、校長室のページにYouTube動画を公開しておりますので、ぜひご覧ください。一女生が輝いておりました。
部活動では、多くの生徒たちが頑張っております。
先日行われたボート部の大会においては、シングル、ダブル、クォドルプルの全種目で関東大会出場を決めました。関東大会は山梨県の河口湖で、本日と明日が開催日となっております。生徒たちは今日が予選、明日が決勝を戦っています。インターハイに向けて、さらに成長した姿で帰ってきてくれることと確信しております。
また、文化系部活動の全国大会にあたる「全国高等学校総合文化祭」が、この7月に香川県で開催されます。本校からは、書道部、放送部(アナウンス、朗読部門)、競技かるた部、文芸部の4団体が出場します。日頃の練習の成果を発揮し、全国の舞台で活躍してくれることを期待しております。埼玉県の壮行会が、6月4日、埼玉会館で開催されます。
校内に目を向けますと、玄関や事務室のある1号館の大規模改修工事が実施されます。工事は夏休み期間を中心に進められるため、文化祭は7月12日(土)、13日(日)、体育祭は9月25日(木)、例年とは違う日程です。
今週、月曜日からは、教育実習のために18名の卒業生が母校に戻ってきています。年齢の近い先輩である卒業生は、現役生徒にとって身近で、貴重なロールモデルです。生徒たちにとって、大きな刺激となっていることと思います。
おわりにですが、保護者の皆様には、今後とも温かい眼差しで生徒たちを見守り、そして本校の教育活動にご理解とご支援を賜りますよう、心よりお願い申し上げます。
本日の総会では、令和7年度の予算や年間行事についてご審議いただきます。これらは、本校の教育内容充実のための大事なことです。
それでは、どうぞよろしくお願いいたします。
華道部のプレゼント(5/27)その2
5/27は、蕾みだったお花が開きました
バランスよく、とてもきれいです
第75回全国植樹祭
5/25(日)秩父ミューズパークにて、全国植樹祭が開催されました。
本校から、アナウンス部2名、吹奏楽部5名、音楽部22名、引率の先生方3名が式典に参加しました。
事前のたび重なる合同練習、連日の秩父ミューズパークでのリハーサルに臨んできました。一女生の活躍がひかりました
式典参加の生徒の皆さん、指導にあたってきた先生方、ありがとうございました。
他校の生徒も協力して素晴らしい植樹祭となりました。
ボート部関東大会出場・激励
ボート部は、5/10(火)戸田漕艇場で行われた県大会(シングル、ダブル、クォドルプル)を勝ち抜き、5/31(土)、6/1(日)に河口湖で開催される関東大会に出場します。
大会前の全校集会がないため、校長室で麗風会からの激励金を渡し、大会出場をお祝いしました。
私からのお話
●戸田漕艇場で皆さんの頑張りを拝見しました。
埼玉県大会を見事に勝ち抜いた。
その成果は素晴らしい
関東大会出場おめでとう
●日頃の練習の成果です
一女内での切磋琢磨がみんなを強くしています
毎日の練習で、少しずつ上手くなる
大会では強くなる
特にメンタル
●試合でしか味わえないことがある
試合で成長する
●関東大会で、もっと、もっと、もっと強くなって帰ってこい
今週土日の大会、緊張を楽しもう
みなさんの健闘を祈ります
華道部からプレゼント(5/27)
素敵なお花をいただきました!!
お客様から大好評です
避難訓練(5/26)
本日の避難訓練は、休み時間に生徒がそれぞれの生活をしているときに、災害が発生したことを想定しました。
自分で判断して避難できるようになる。
以下、私からのお話です。
・今日の避難訓練は、地震発生後の火災を想定しました。うまく逃げられましたか?
こういう訓練をしているので、みんなは、災害が発生したら避難するのは、当然と思うかもしれない。
でも、私たちには、「正常性バイアス」というのがあって、周りの人が逃げていないから大丈夫だ! と思ったり、ニュースで見るような災害は自分のところには起きない、起きてほしくない など、心の安定を保つ機能が働いてしまいます。
そして、同調性バイアスといって、みんなそんなに慌ててないとなれば、その集団にあわせてしまい、逃げ遅れて大けがをしたり、最悪の事態になってしまうこともあります。
人間の心理は、命にかかわることでも、とっさの判断をうまく処理できないことがあります。
いざ、災害がおきたら、あせってしまい、自分がどうしたらよいか判断をせまられたら、避難訓練でやったことを実行するのが、精一杯といわれています。
だから、訓練を定期的に行っています。
特に、集団で生活している学校のようなところは、うまく避難をしないと、逃げる途中で死亡事故がおきてしまいます。狭いところに、一気に集中して逃げようとすると、もみ合いになったり、階段で誰かがつまずくと将棋倒しがおきたりして、圧死してしまいます。
韓国のイテオンでの痛ましい事故を覚えていますか。
本当に災害が起きないことを祈るばかりですが、最近は、地震や火災だけでなく、ゲリラ豪雨などのような集中豪雨による災害もひどい。
ニュースや天気予報では、雨がひどくなる前に避難するように言ってたけど、そんなに降るのかな、ここら辺はそんなに降ったことないとか、周りの人が避難していないから大丈夫だろうと、思っているうちに避難するところがなくなってしまうなど。信じがたいことが起きています。
3年生は、大学進学で、一人暮らしをする人もいるかもしれない。そこに頼る大人はいません。今日のように、非難をどうするか、自分で判断して、行動するのですよ。
避難訓練は、日頃の備えをしておく心の準備です。
自分の命を守る行動に生かしてください。
麗風会総会が開催されました
会長の栗原様をはじめとした麗風会の皆様には、日頃より本校をご支援、激励いただき誠にありがとうございます。5/25(日)13:00 浦和駅前のコルソホール(CORSO7F)にて、麗風会定期総会が無事開催されました。
おめでとうざいます。
残念ながら、当日私は「全国植樹祭」のため総会に伺うことができませんでした。
挨拶は、教頭先生に代読をお願いしました。
以下、挨拶です。
●みなさま、こんにちは
桜の季節が終わり、新緑のまぶしい時期となりました。
新緑は、生命力みなぎる、たくましさを感じます。
生徒の2時間目休みには、お弁当を食べ終わってしまうのではないかと思われる早弁もとてもたくましさを感じます。
麗風会の皆様には、日頃より、本校を支えてくださり心より感謝申し上げます。
会長の栗原様には、入学式、卒業式やPTA理事会、総会にご臨席を賜り、生徒、保護者、教職員へ励ましをいただいております。ありがとうございます。
今年度、新入生は、全日制361名、定時制16名を無事に迎えて、全日制1074名、定時制49名で、令和7年度をスタートしました。
●さて、私は、この春、佐藤校長の後任で参りました、山﨑正義です。
前任は、大宮工業高校でした。報道等でご案内の通り、大宮工業は浦和工業と統合して、令和8年4月に新校「大宮科学術高校」になります。
その大宮科学技術高校のカリキュラムや施設設備の更新など、新校開校の準備をしてきました。
●ところで、本日は「全国植樹祭」が秩父のミューズパークで開催となりました。
当初、こちらの「麗風会」総会に出席するつもりでおりましたが、急遽、関係者として出席せねばならず、本日の総会に伺うことができなくなりました。大変、申し訳ありません。
皆様にお会いできず残念です。その分、本校生徒達の活躍を応援してきます。
●植樹祭には、本校から、アナウンス部(2名)、音楽部(22名)、吹奏楽部(5名)の生徒29名、引率・指導する教員(3名)が参加します。アナウンス部は、全体の司会、音楽部、吹奏楽部は他校の生徒と共に団体として出演します。
これまでに、合同練習や秩父ミューズパークでの本番を想定したリハーサルなど、春休みやゴールデンウィークなど、入念な準備を繰り返してきました。
昨日も秩父で前日リハーサルに参加しています。
また、全国植樹祭は、警備が厳しく、指定のバスで会場に入ります。一女の生徒たちは、バスが学校まで迎えに来て、秩父まで往復を送迎となります。
YouTubeで中継があるようなので、後で様子を見ることができるかもしれません。
多数の来賓があり、特に天皇陛下がご臨席されますので、警備が厳重です。
●部活動では、ボート部が、シングル、ダブル、クォドルプルの全種目で関東大会出場を決めています。一女は、複数の艇が、決勝レースに進出しており、決勝進出者は関東大会出場なのですが、同一校は1艇のみというルールがあるため、涙を飲んだ艇が複数ありました。この悔しさをバネに、インターハイ県予選を勝ち抜いてほしいと思います。一女の中で勝ち抜くことが大変という、まさに、切磋琢磨をして、より強くなる、良いチーム環境です。
●校内に目を向けますと、1号館の大規模改修工事が、今年度から3ヵ年をかけて実施されます。
工事は、夏休みを中心に行われます。そのため、全日制は、文化祭、体育祭の時期をずらしています。文化祭は、7月12、13日(土、日)、体育祭は、9月25日(木)です。大規模改修工事中は、ご不便をおかけしてしまいますが、工事日程等をお伝えしながら、ご理解、ご協力をお願いできればと存じます。
生徒は、一昨日(おととい)の金曜日まで中間考査、そして、本日は3年生が駿台模試を受験しています。開校記念日が5月22日の木曜日で、中間考査、真っただ中となって、あるクラスの学級日誌には、「開校記念日の特別感がない」と生徒のぼやきが入っていました。
この後も、日々の勉強と共に、部活動、文化祭準備などなど、充実した学校生活が続きます。
生徒は、学校をよくつかっております。7:30ごろには登校して、一生懸命に勉強している生徒や、休みの日も部活の他に、自習室で勉強している生徒がおります。
明日の月曜日からは、教育実習で卒業生18名が戻ってきます。卒業生は、現役生徒のロールモデルです。生徒からは、年齢が近い世代同士の交流の場として貴重な機会です。
●これからも浦和一女は、社会の変化に対応し、より良い教育を実践できるよう日々研鑽を積んでまいります。皆様には、今後とも温かい眼差しで見守り、そしてご支援いただけますと幸いです。
引き続き、どうぞよろしくお願いします。
華道部からプレゼント(4/23)
華道部からお花をいただきました!
お花の香りがとてもよいです。
かわいいアレンジメントをありがとう
天神さまで祈願
第一志望への合格を祈願しました!!
がんばれぇ
第1回PTA総務委員会開催
本部役員、各部の部長・副部長の皆様、本校職員で、標記委員会を開催しました。
昨年度の事業報告、決算、今年度の事業計画案などが議事としてあがりました。
昨年同様、今年度も充実した事業内容となっています。
委員会冒頭での私からの挨拶です。
皆さま、こんにちは。
校長の山﨑です。
1年生の皆様、入学おめでとうございます。卒業生の皆様。ご卒業おめでとうございます。
本日は、土曜日のお休みのところ、ご来校いただきありがとうございます。
急に温かくなりましたので、体調管理がより難しい季節です。
熱純化が間に合いませんね。体調いかでしょうか。
朝は、涼しさがあります。
校内は、朝、音楽部の生徒の、きれいな歌声が響いています。
この歌声のなか、生徒が登校してきます。なんとも心地よい気持ちになります。
こころあらわれる、清々しい気持ち。南アルプス天然水のCMを思い起こしますね。
4月10日には、新入生歓迎の部活動紹介がありました。
生徒会主催のとても楽しいものですね。
部活の内容を細かに話すというよりは、寸劇、掛け合い漫才、コント、ダンス、表現活動がすごい!流石です。
部活動の名前を聞き逃すと、何部だっけ?という感じ。
先輩たちの、1年生を楽しませようという優しさ、意気込みが伝わってきました。
そして、フロア後方に座って(陣取って?)応援、盛り上げている2,3年生の迫力もすごい!
ここのところ、1年生の部活入部が始まり、活動を始めました。
また、授業が始まって、今日で10日ほど経ちました。
1年生は、8時頃、教室へ行くと、半分くらい登校しています。数学の問題を解いたり、英語の予習をしていたり。1年生のご家庭での様子はいかがですか。
2、3年生は、自習室で勉強している子もいますので、多くの生徒が早くから登校して勉強しています。
担任の先生方は、生徒の面談を始めています。
私も、生徒面談をします。3年生からはじめたいと思います。
会議資料を拝見すると、今日は、昨年度の事業報告、決算、今年度の事業計画などが、議事にあがっていますね。
コロナで、3年間事業がとまってしまった時期がありましたので、どこの学校も継承しきれないところがあって、大変さがあるかと思います。
皆さんで確認しながら進めていたただければと存じます。
どうぞ、よろしくお願いします。
対面式 校長の話
対面式は、生徒会が主体となって準備、運営、司会をしてくれました。
とてもよくできていました。
1年生は、2,3年生から、手作りの「アヒルバッチ」・直筆入りの「2025手引き書」を手渡しでいただきました。
心のこもったプレゼントです。
これは、うれしい!
■対面式で、お話しした内容です
1年生も来ましたね。3学年が揃いました。
みなさん、おはようございます。
生徒会の皆さん、本日の対面式の開催ありがとうございます。
2,3年生の皆さん、1年生を歓迎する側、対面式は歓迎式です。
先輩の皆さんには、是非、1年生を育ててほしい。育てるといっても、手取り足取りで、指導しろというわけではなく、頑張っている先輩の姿、背中を後輩の1年生に見せてほしい。1年生は、その先輩の姿をみて学び、成長します。
また、1年生の皆さん、入学おめでとう! 入学式から4日経ちました。
新しい環境でつかれていませんか? 今日、先輩と顔を合わせて、今日からが高校生活のスタートですね。
さて、本校は、120を超える伝統校です。
皆さんが生まれる前から、先輩が引き継いだものがあるからこそ、ここで学ぶことができます。その伝統に感謝。
ところで、伝統とは。
伝統は、老舗の鰻屋さんが大事にする「たれ」に例えられます。「たれ」は使った分だけ新しく注ぎ足し、それはやがて馴染んでその店の味となります。
学校も3年生が卒業して、新入生が入ってきます。新入生は、この「手引き書」で一女のお作法を学び、その都度、一女を形作ります。
ここで、大事なのは、伝統といわれるものは、常に新しい存在が求められるということです。
そして生徒会はいい塩梅に様々な学校行事を企画・運営して、一女の伝統を支える存在です。
2、3年生は、1年生が入ってきたからこそ、いままで以上に、学校を面白くできるし、あとを託せる。
1年生は、早く一女生になれ。
では、大事な対面式を始めましょう。
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