校長日誌
終業式を迎えて
今年度は新型コロナウイルスの影響により様々な対応が求められた一年となりました。
昨年の3月は臨時休業のため終業式を行うことができませんでしたが、今年はオンラインで各教室に配信する形で実施することができました。
制限がある中でもできることが少しずつ増えてきていることは嬉しく思います。
終業式後には桜の前で写真を撮っている生徒の様子がとても和やかでした。
新年度も感染防止に努めながら一女の教育を積極的に展開してまいります。
一女の歴史
今年度は本校にとって創立120周年の記念すべき年です。
残念ながら新型コロナウイルスの影響を受けて、記念式典をはじめとする多くの記念行事が中止となりました。
ただ、創立100周年以降の20年間の歩みをまとめた記念誌は、昨年の11月に刊行することができました。
創立100周年は2000年でしたが、その際には「百年誌ゆうかりとともに」が刊行され、今でも本校の歴史を知るうえで貴重な資料となっています。
その百年誌の1911年(ちょうど110年前)のページを見ますと、現在の場所に移転し校舎が新築されたことが記されています。
110年間の長きにわたって一女はこの地に根付いています。
当時の写真を見ますと校舎の前は一面の桑畑です。
時の流れを感じることができます。
年の暮れを迎えて
12月25日から冬季休業に入りました。
24日の全校集会でもお話をしましたが、今年は3月2日から臨時休業となり、そこからは年度をまたいで新型コロナウイルス対策に追われる1年でした。
その中でも、一昨年までとは異なる新しい取組が多く行われました。
ここにきて感染拡大が心配される状況ですが、基本的な防止対策をしっかり講じつつ、一女の教育を前進させたいと思います。
来年も一層の御理解と御支援を賜りますよう何卒よろしくお願いいたします。
華道部の活動
今回の作品は、ピンポンマム、コンパクタ、シロサンゴとのことです。
緑系の素材だけを使っていますが、同じ緑色でもそれぞれ色合いが異なりますので変化が楽しめます。
やはり、かわいらしい球体に目が行きますが、ピンポンマムの「ピンポン」と「ピンポン球」の関係は容易に想像できます。
ただ、どうして「マム」?と思いましたが、「マム」とはキクのことだそうです。
確かに球体をよく見るとキクのようですし、葉もキクのようです。
「URAWA EXPO 2020」ありがとうございました
浦和駅との連携企画である「URAWA EXPO 2020」が11月22日(日)にフィナーレを迎えました。10月31日(土)から大勢の皆様に本校の取組をご覧いただき誠にありがとうございました。また、浦和駅の皆様にはお忙しい業務の合間を縫って多大なる御支援を賜りまして、心から感謝申し上げます。
おかげさまで本校としましては創立120周年を記念する貴重なイベントとなりました。
この度、本校では120周年を記念するポスターを作成しましたが、浦和駅構内をはじめ近隣の多くの駅でも掲示していただきました。それぞれの駅で偶然にポスターを発見して、とても嬉しく思いました。
今、校長室には期間中展示されていた「あひる像」がやってきています。来室する方々は驚きながら興味深くご覧になっています。
これからも一女は地域の皆様とともに歩みを進めてまいりたいと思います。
なお、写真の華道部の作品は、カーネーション、キンギョソウ、アサヒハランです。華道部は浦和駅での展示でも素敵な作品を発表してくれました。