校長日誌

第75回全国植樹祭

 5/25(日)秩父ミューズパークにて、全国植樹祭が開催されました。
本校から、アナウンス部2名、吹奏楽部5名、音楽部22名、引率の先生方3名が式典に参加しました。
事前のたび重なる合同練習、連日の秩父ミューズパークでのリハーサルに臨んできました。
キラキラ一女生の活躍がひかりましたキラキラ
式典参加の生徒の皆さん、指導にあたってきた先生方、ありがとうございました。
他校の生徒も協力して素晴らしい植樹祭となりました。

 


   

 

 

ボート部関東大会出場・激励

 ボート部は、5/10(火)戸田漕艇場で行われた県大会(シングル、ダブル、クォドルプル)を勝ち抜き、5/31(土)、6/1(日)に河口湖で開催される関東大会に出場します。

 大会前の全校集会がないため、校長室で麗風会からの激励金を渡し、大会出場をお祝いしました。

私からのお話

●戸田漕艇場で皆さんの頑張りを拝見しました。
 埼玉県大会を見事に勝ち抜いた。
 その成果は素晴らしい
 関東大会出場おめでとう

 ●日頃の練習の成果です
 一女内での切磋琢磨がみんなを強くしています
 毎日の練習で、少しずつ上手くなる
 大会では強くなる
 特にメンタル

●試合でしか味わえないことがある
 試合で成長する

●関東大会で、もっと、もっと、もっと強くなって帰ってこい
 今週土日の大会、緊張を楽しもう 
 みなさんの健闘を祈ります

 

避難訓練(5/26)

本日の避難訓練は、休み時間に生徒がそれぞれの生活をしているときに、災害が発生したことを想定しました。
自分で判断して避難できるようになる。

以下、私からのお話です。

 

・今日の避難訓練は、地震発生後の火災を想定しました。うまく逃げられましたか?
 こういう訓練をしているので、みんなは、災害が発生したら避難するのは、当然と思うかもしれない。 

 でも、私たちには、「正常性バイアス」というのがあって、周りの人が逃げていないから大丈夫だ! と思ったり、ニュースで見るような災害は自分のところには起きない、起きてほしくない など、心の安定を保つ機能が働いてしまいます。 

 そして、同調性バイアスといって、みんなそんなに慌ててないとなれば、その集団にあわせてしまい、逃げ遅れて大けがをしたり、最悪の事態になってしまうこともあります。

 人間の心理は、命にかかわることでも、とっさの判断をうまく処理できないことがあります。

 いざ、災害がおきたら、あせってしまい、自分がどうしたらよいか判断をせまられたら、避難訓練でやったことを実行するのが、精一杯といわれています。

 だから、訓練を定期的に行っています。

 特に、集団で生活している学校のようなところは、うまく避難をしないと、逃げる途中で死亡事故がおきてしまいます。狭いところに、一気に集中して逃げようとすると、もみ合いになったり、階段で誰かがつまずくと将棋倒しがおきたりして、圧死してしまいます。

 韓国のイテオンでの痛ましい事故を覚えていますか。 

 本当に災害が起きないことを祈るばかりですが、最近は、地震や火災だけでなく、ゲリラ豪雨などのような集中豪雨による災害もひどい。

 ニュースや天気予報では、雨がひどくなる前に避難するように言ってたけど、そんなに降るのかな、ここら辺はそんなに降ったことないとか、周りの人が避難していないから大丈夫だろうと、思っているうちに避難するところがなくなってしまうなど。信じがたいことが起きています。

 3年生は、大学進学で、一人暮らしをする人もいるかもしれない。そこに頼る大人はいません。今日のように、非難をどうするか、自分で判断して、行動するのですよ。

 避難訓練は、日頃の備えをしておく心の準備です。

 自分の命を守る行動に生かしてください。

麗風会総会が開催されました

会長の栗原様をはじめとした麗風会の皆様には、日頃より本校をご支援、激励いただき誠にありがとうございます。5/25(日)13:00 浦和駅前のコルソホール(CORSO7F)にて、麗風会定期総会が無事開催されました。
おめでとうざいます。
残念ながら、当日私は「全国植樹祭」のため総会に伺うことができませんでした。
挨拶は、教頭先生に代読をお願いしました。

以下、挨拶です。

●みなさま、こんにちは
桜の季節が終わり、新緑のまぶしい時期となりました。
新緑は、生命力みなぎる、たくましさを感じます。
生徒の2時間目休みには、お弁当を食べ終わってしまうのではないかと思われる早弁もとてもたくましさを感じます。

 麗風会の皆様には、日頃より、本校を支えてくださり心より感謝申し上げます。
 会長の栗原様には、入学式、卒業式やPTA理事会、総会にご臨席を賜り、生徒、保護者、教職員へ励ましをいただいております。ありがとうございます。
 今年度、新入生は、全日制361名、定時制16名を無事に迎えて、全日制1074名、定時制49名で、令和7年度をスタートしました。

●さて、私は、この春、佐藤校長の後任で参りました、山﨑正義です。
 前任は、大宮工業高校でした。報道等でご案内の通り、大宮工業は浦和工業と統合して、令和8年4月に新校「大宮科学術高校」になります。
 その大宮科学技術高校のカリキュラムや施設設備の更新など、新校開校の準備をしてきました。  

●ところで、本日は「全国植樹祭」が秩父のミューズパークで開催となりました。
 当初、こちらの「麗風会」総会に出席するつもりでおりましたが、急遽、関係者として出席せねばならず、本日の総会に伺うことができなくなりました。大変、申し訳ありません。
 皆様にお会いできず残念です。その分、本校生徒達の活躍を応援してきます。

●植樹祭には、本校から、アナウンス部(2名)、音楽部(22名)、吹奏楽部(5名)の生徒29名、引率・指導する教員(3名)が参加します。アナウンス部は、全体の司会、音楽部、吹奏楽部は他校の生徒と共に団体として出演します。
 これまでに、合同練習や秩父ミューズパークでの本番を想定したリハーサルなど、春休みやゴールデンウィークなど、入念な準備を繰り返してきました。
 昨日も秩父で前日リハーサルに参加しています。

 また、全国植樹祭は、警備が厳しく、指定のバスで会場に入ります。一女の生徒たちは、バスが学校まで迎えに来て、秩父まで往復を送迎となります。
 YouTubeで中継があるようなので、後で様子を見ることができるかもしれません。
 多数の来賓があり、特に天皇陛下がご臨席されますので、警備が厳重です。

●部活動では、ボート部が、シングル、ダブル、クォドルプルの全種目で関東大会出場を決めています。一女は、複数の艇が、決勝レースに進出しており、決勝進出者は関東大会出場なのですが、同一校は1艇のみというルールがあるため、涙を飲んだ艇が複数ありました。この悔しさをバネに、インターハイ県予選を勝ち抜いてほしいと思います。一女の中で勝ち抜くことが大変という、まさに、切磋琢磨をして、より強くなる、良いチーム環境です。

●校内に目を向けますと、1号館の大規模改修工事が、今年度から3ヵ年をかけて実施されます。
 工事は、夏休みを中心に行われます。そのため、全日制は、文化祭、体育祭の時期をずらしています。文化祭は、7月12、13日(土、日)、体育祭は、9月25日(木)です。大規模改修工事中は、ご不便をおかけしてしまいますが、工事日程等をお伝えしながら、ご理解、ご協力をお願いできればと存じます。

 生徒は、一昨日(おととい)の金曜日まで中間考査、そして、本日は3年生が駿台模試を受験しています。開校記念日が5月22日の木曜日で、中間考査、真っただ中となって、あるクラスの学級日誌には、「開校記念日の特別感がない」と生徒のぼやきが入っていました。
 この後も、日々の勉強と共に、部活動、文化祭準備などなど、充実した学校生活が続きます。
 生徒は、学校をよくつかっております。7:30ごろには登校して、一生懸命に勉強している生徒や、休みの日も部活の他に、自習室で勉強している生徒がおります。 

 明日の月曜日からは、教育実習で卒業生18名が戻ってきます。卒業生は、現役生徒のロールモデルです。生徒からは、年齢が近い世代同士の交流の場として貴重な機会です。

●これからも浦和一女は、社会の変化に対応し、より良い教育を実践できるよう日々研鑽を積んでまいります。皆様には、今後とも温かい眼差しで見守り、そしてご支援いただけますと幸いです。

引き続き、どうぞよろしくお願いします。

第1回PTA総務委員会開催

本部役員、各部の部長・副部長の皆様、本校職員で、標記委員会を開催しました。
昨年度の事業報告、決算、今年度の事業計画案などが議事としてあがりました。
昨年同様、今年度も充実した事業内容となっています。

委員会冒頭での私からの挨拶です。

皆さま、こんにちは。
校長の山﨑です。
1年生の皆様、入学おめでとうございます。卒業生の皆様。ご卒業おめでとうございます。

本日は、土曜日のお休みのところ、ご来校いただきありがとうございます。
急に温かくなりましたので、体調管理がより難しい季節です。
熱純化が間に合いませんね。体調いかでしょうか。

朝は、涼しさがあります。
校内は、朝、音楽部の生徒の、きれいな歌声が響いています。
この歌声のなか、生徒が登校してきます。なんとも心地よい気持ちになります。
こころあらわれる、清々しい気持ち。南アルプス天然水のCMを思い起こしますね。

4月10日には、新入生歓迎の部活動紹介がありました。
生徒会主催のとても楽しいものですね。
部活の内容を細かに話すというよりは、寸劇、掛け合い漫才、コント、ダンス、表現活動がすごい!流石です。
部活動の名前を聞き逃すと、何部だっけ?という感じ。
先輩たちの、1年生を楽しませようという優しさ、意気込みが伝わってきました。

そして、フロア後方に座って(陣取って?)応援、盛り上げている2,3年生の迫力もすごい!
ここのところ、1年生の部活入部が始まり、活動を始めました。

また、授業が始まって、今日で10日ほど経ちました。
1年生は、8時頃、教室へ行くと、半分くらい登校しています。数学の問題を解いたり、英語の予習をしていたり。1年生のご家庭での様子はいかがですか。
2、3年生は、自習室で勉強している子もいますので、多くの生徒が早くから登校して勉強しています。

担任の先生方は、生徒の面談を始めています。
私も、生徒面談をします。3年生からはじめたいと思います。

会議資料を拝見すると、今日は、昨年度の事業報告、決算、今年度の事業計画などが、議事にあがっていますね。
コロナで、3年間事業がとまってしまった時期がありましたので、どこの学校も継承しきれないところがあって、大変さがあるかと思います。

皆さんで確認しながら進めていたただければと存じます。

どうぞ、よろしくお願いします。

対面式 校長の話

対面式は、生徒会が主体となって準備、運営、司会をしてくれました。
とてもよくできていました。

1年生は、2,3年生から、手作りの「アヒルバッチ」・直筆入りの「2025手引き書」を手渡しでいただきました。
心のこもったプレゼントです。
これは、うれしい!

■対面式で、お話しした内容です
1年生も来ましたね。3学年が揃いました。
みなさん、おはようございます。

生徒会の皆さん、本日の対面式の開催ありがとうございます。

2,3年生の皆さん、1年生を歓迎する側、対面式は歓迎式です。
先輩の皆さんには、是非、1年生を育ててほしい。育てるといっても、手取り足取りで、指導しろというわけではなく、頑張っている先輩の姿、背中を後輩の1年生に見せてほしい。1年生は、その先輩の姿をみて学び、成長します。

また、1年生の皆さん、入学おめでとう! 入学式から4日経ちました。
新しい環境でつかれていませんか? 今日、先輩と顔を合わせて、今日からが高校生活のスタートですね。

さて、本校は、120を超える伝統校です。
皆さんが生まれる前から、先輩が引き継いだものがあるからこそ、ここで学ぶことができます。その伝統に感謝。

ところで、伝統とは。

伝統は、老舗の鰻屋さんが大事にする「たれ」に例えられます。「たれ」は使った分だけ新しく注ぎ足し、それはやがて馴染んでその店の味となります。
学校も3年生が卒業して、新入生が入ってきます。新入生は、この「手引き書」で一女のお作法を学び、その都度、一女を形作ります。

ここで、大事なのは、伝統といわれるものは、常に新しい存在が求められるということです。

そして生徒会はいい塩梅に様々な学校行事を企画・運営して、一女の伝統を支える存在です。

2、3年生は、1年生が入ってきたからこそ、いままで以上に、学校を面白くできるし、あとを託せる。
1年生は、早く一女生になれ。
 
では、大事な対面式を始めましょう。

令和7年度1学期始業式・校長講話

今日の午前中は、着任式、始業式、対面式。
新たな出会いとなりました。
以下、始業式での校長講話です。


●はじめに
 あらためまして、おはようございます。
いま、着任式をおえました。皆さんにとって、新たな出会いです。
一方で、本校を転出した先生方もいらっしゃいます。信頼していた先生が異動となり、寂しいと思っている人もいるでしょう。そう思えるのは、貴重なとてもよい出会いだったということ。
異動した先生への恩返しとして、教えてもらったことを大切にして、自分を更に成長させてください。

●出会い
ところで、人との出会いは、ときとして、人生を変えてしまうほど影響のあるものです。私は、高校生のときが、様々な出会いの始まりだったと感じています。
それは、尊敬できる友人やクラス担任の先生に出会えたことで、肉体的にも精神的にも大きく成長する時期に、こんな面白いことを考えている人がいるのだ、という刺激を受けたことでした。

一女も同じです。それは、皆さんが何かを求めて、何かを希望して、ここに集まったということ。
ここで勉強したい という、同じ思いをもって集まった仲間ですね。
目的や興味・関心を 同じくして集まった仲間は、お互いによい刺激を受けます。
それは、偶然の出会いから、必然の出会いに変わっていきます。皆さんには、よい出会いを求めて、自分の興味関心をもとに仲間を拡げていって欲しいと思います。


●合理的配慮
さて、もう一つ話します。
昨年の4月1日、合理的配慮が義務化されました。
1年前の今頃は、ニュースで大きく取り上げられていましたが、いまはどうでしょうか。

いま、日本では、「共生社会」の実現を目指しています。
「共生」とは「ともにいきる」と書きます。
障害がある、なしにかかわらず、性別にもかかわらず、お年寄りも若い人も、すべての人がお互いの人権や尊厳を大切にし、支え合い、誰もが生き生きとした人生を送ることができる社会、これを「共生社会」といいます。


障害のある人もない人も、互いにその人らしさを認め合いながら、共に生きる社会、この共生社会の実現を目指しているのです。

この「共生社会」を実現していくことを目指していく中で、「不当な差別的取り扱い」を禁止し、障害のある人から申出があった場合に「合理的配慮の提供」をすることが義務化された。ということです。

「不当な差別的取り扱い」とは、例えば、お店で、車いすだからといって入店を断わったり、不動産屋さんで障害のある人向けの物件はないと言って門前払いにするとか、役場などの申請書の提出窓口での対応を拒否したり、ということなどです。

 合理的配慮の義務化は、事業者に課せられているものです。
 事業者とは、会社、お店、個人事業主、ボランティア活動をするグループ、病院や学校など、日常生活を送るさまざまな場面で、対象は広いです。

 つまり、皆さんの日常でも、配慮を要する場面があるかもしれません。
将来、皆さんが就職する頃には、義務化ではなく当たり前になっているとよいですね。

 現状では、合理的配慮の義務化は、共生社会の実現を目指す私たちすべてにかかわりのあることですので、意識をしなければなりません。

 ただね、誰かが困っていたら、配慮できることはして、当たり前だとおもいませんか。
 皆さんには、こういったことを義務化しなければならない、義務化したけどうまくいっているのかどうか、社会の現状を踏まえて考えて欲しいと思います。

●おわりに
今日は、「出会いの素晴らしさ」、共生社会の実現にむけた「合理的配慮の義務化」、について、話しました。

この後、対面式。
新入生は、先輩をお手本にします。目標をもって頑張る先輩の姿を見せてください。きっと、いい出会いになります。
そして、新入生は、ちょっとした先輩の声掛けで、安心したり、うれしくなるものです。後輩への配慮をお願いします。