【ベトナムフィールドワーク】第4・5日目&まとめ

ベトナム・フィールドワークも現地最終日である第4日目(8/24)は、

ホーチミン市郊外にある「クチトンネル」に行きました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ベトナム戦争中に、南ベトナム解放民族戦線 によってゲリラ戦の根拠地として作られたもの。

全長250km以上にも及ぶといわれる地下トンネルで、地上からはそれとわからないように隠されていました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

敵をはめる罠を再現したもの。落ちると串刺しになってしまいます。

 

そしてトンネルの中へ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

狭くて暗くて、怖かったです。

何より、暑くて汗だくになりました。(周囲はジャングルです)

 

昼食後、ホーチミン市内に戻り、戦争証跡博物館を見学しました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

中には、ベトナム戦争に関する数多くの写真が展示され、あの戦争がどんなものだったのかを考えさせられました。

「ベトちゃんドクちゃん」と同様に、枯れ葉剤の被害にあった人たちの写真もありました。

 

その後、ホテルにいったん戻り簡単な着替え、そして夕食をとり、空港に向かって出国手続きを済ませ、

0:10発の深夜便で成田に向かって飛び立ち、8/25金の朝8:00に成田に着陸。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

入国審査等を経て、9時に無事解散になりました。

 

【まとめ  生徒のコメント】

 今回のベトナムフィールドワークでわたしが感じたことは主に2つあります。
 1つ目はベトナム戦争についてわたしが知らなかったことの多さです。わたしはこれまで戦争の記録が残っている施設に日本でもあまり行く機会がなく、今回のフィールドワークで初めてそのような写真を見ました。たくさんの写真を1度見た記憶はこれまで知っていたどんな知識よりもわたしの心に残りました。今からかなり昔のことだと思っていたのに写真は嫌なほどに鮮明で、下に書いてある文字の説明を見なくてもそこに映る人々の悲しみ、苦しみなどが理解できて、見ているだけなのに泣きそうになりました。これまでそのような写真に触れたことがなく、かなりショックをうけたけれどしっかり知らなければならないことだと強く感じました。ただつらそうと感じさせるだけではなく、忘れないでと私たちに伝えてくる写真だったと思います。
2つ目はこれまで自分が身につけてきたと思っていた英語力が全く通用しなかったということです。わたしは自分の英語力には割と自信をもっているつもりでした。しかしベトナムの大学生との交流の際、わたしの英語はほとんど伝わりませんでした。これはわたしにとってはかなり衝撃的であり、また、前期の期末考査が終わってからどこか気が緩んで、勉強に身が入っていなかったわたしに刺激を与えてくれました。
以上のようにベトナムフィールドワークはこれまでの私の狭い考え方を大きく広げる機会となったと感じています。

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 私が今回の研修に参加した契機は、終戦して50年も経っていないベトナム戦争の歴史であった。太平洋戦争より後に終結し、日本やアメリカとは真逆の正義を掲げて戦ったベトナム戦争の爪痕をこの目で確かめたかったのだ。その希望通り、この4日間で私たちは戦争に関わる複数の施設を巡ることができた。また、現地の日本企業見学や大学生との交流は私たちに新たな知見をもたらした。
 「ツーズー病院内平和村」では、ドクさんをはじめ枯葉剤の被害を受けた多くの子供たちを目にした。衝撃的な光景に目を奪われると同時に、何十年も前の米軍の愚行が何の罪もない子供たちの自由を奪っている事実に憤りを覚えた。「クチトンネル」では、狭いトンネルの中で様々な策を巡らして米軍に抗戦したベトナム人の愛国心と勇気に感銘を受けた。「戦争証跡博物館」では、米軍の武力に怯え逃げ惑う民間人、爆撃に倒れた血だらけの少年、枯葉剤の被害者達の写真が数多く展示されていた。ほとんどがベトナム語と英語による説明であったが、写真だけでもベトナム戦争の残酷さが十分伝わってきた。
 また、現在のベトナムと日本との関わりについても学ぶところが多かった。現地のコンビニやスーパーには日本製の食品が数多く並び、ヤクルトを筆頭に日本企業が盛んに海外へ進出していることが分かった。加えて、現地の大学生との交流により、ベトナムにおける日本のアニメや漫画等への関心が明らかになった。彼女らと話す前は国同士の見えない壁のようなものを感じていたが、会話が盛り上がるにつれて日本人もベトナム人も本質的には同じだと思うようになった。共通の話題で大爆笑していたあの時間は、一女での休み時間を彷彿とさせた。ベトナム人の大学生と話しているというより日本人の高校生と話している感覚に近かった。とはいえ、そのような時間を過ごすことが出来たのは3ヶ国語を巧みに扱うベトナム人大学生の努力の賜物だと思うと頭が上がらない。
 今回の研修を通して、自分の中で開いていた日本とベトナムとの距離が一気に縮まった。研修前にベトナムに対して抱いていたイメージは「社会主義」「発展途上国」など日本には程遠いものだった。しかし実際に見てみると、アメリカと交戦した歴史、勤勉な国民性や蒸し暑い気候が日本によく似ていると思った。現在経済成長が著しいベトナムはこれからも発展し続け、いずれは日本以上に栄えた国になるかもしれない。