【SSH】3年生 東京大学特別講義

SSHを選択している3年生は,先日6/21(土)に東京大学本郷キャンパスにて特別講義を受けてきました。

東京大学大学院理学系研究科附属フォトンサイエンス研究機構に所属される三尾 典克 特任研究員,小西 邦昭 准教授,的場 みづほ 特任研究員から光学についての講義,実習を受講しました。(東京大学大学院 フォトンサイエンス研究機構 小西研究室

講義では「光とは何か」についての歴史的な話から始まり,屈折や回折・干渉といった光特有の物理現象,そして指向性・単一性に優れたレーザーを用いた「光でモノを壊す」方法についての話を高校生にも分かり易くご教授頂きました。特に3年生の物理選択者はちょうど授業で光の単元を扱っていたこともあり,とても興味深く話を聞いている様子が見られました。

講義後には研究室の見学をさせて頂きました。はさみとレーザーでそれぞれ紙を切断し,切断した断面を電子顕微鏡で観察しました。その違いは明らかで,レーザー加工の精度の高さを実感することが出来ました。また最先端の研究内容にも触れていただき,生徒は研究の面白さを改めて受け取ったのではないかと思います。

 

3年生として全体での特別講義・実習は今回で最後となります。3年間のSSHの活動の中で様々な大学・研究機関にお邪魔させて頂き,生徒は本当に貴重な経験をすることが出来ました。

現在は昨年度から続けてきた個人研究を論文にまとめる作業を進めています。秋頃の完成を目指し,英文要旨の作成等に日々精進している最中です。SSHの集大成として最後までやり遂げて欲しいです。