SSH日々の風景(その1:SS物理)
時間割に組み込まれたSSHの授業をお伝えいたします。
第2学年では、「多様な視点から科学技術を活用・支援する方法を考える」ことに主眼を置き、「SS探究Ⅱ」という学校設定科目を設置しています。「SS探究Ⅱ」は複数教科にまたがって探究活動が実施され、課題発見・課題解決の力を培います。今回は、6月4日(金)6限に行われた「SS物理基礎」の授業風景です。
授業のテーマは「指数関数的におきる現象を、直感的にわかりやすい形に表示すること」です。
生徒は、まず、150個のサイコロを使用し、広く散らばるように振り落とします。そして、「1」の目が出たサイコロを拾い集めて取り除く作業を繰り返し、その数を記録します。残りの数が15個未満になるまでを続け、この実験を2回実施します。その結果を普通の方眼紙を用いた場合と片対数方眼紙を用いた場合で比較検討し、考えを深めていきます。
普通の方眼紙ではこの結果は曲線で示すことになりますが、片対数方眼紙では直線のグラフになります。残ったサイコロの数と振った回数との関係が直線化することで、より関係性が明確になります。生徒は実験を通してこのことを体感します。