8/23 第2回学校説明会・校長挨拶

蝉の声から、いつしか秋の虫の音へと主役が移り変わる季節となりました。
本日は「処暑」。厳しい暑さの中にも、どこか心落ち着くような秋の気配が漂い始めています。

さて本日、埼玉会館にて、本校の学校説明会を開催しました。
早朝の地震発生により、JRや東武線の運転見合わせや遅延がありました。大変な中、ご来場いただいた皆様に感謝申し上げます。
9月以降、学校での説明会がございますので、是非ご来校ください。授業や休み時間の様子、部活動等、ご覧ください。

本日の説明会で、私からご挨拶をさせていただきました。

 

 ■ 皆さま、おはようございます。校長の山﨑です。
  本日は、第2回の学校説明会にお越しいただき、ありがとうございます。

■ 早朝の地震は驚きました。みなさま、大丈夫でしたか。本日は、電車運転見合わせ等がありますので、当初の予定を変更しています。ご容赦ください。

■ また、この夏休み中に、熊本地方で大きな地震や、千葉県での大雨、ここのところは埼玉県内でも浸水被害がでています。大変な思いをしている中学生やそのご家族の皆さまに、心よりお見舞いを申し上げます。

■ そのような厳しい話がある中で、先ほどの、マンドリン部の演奏、アナウンス部の岩崎さんの朗読は、心落ち着きます。素晴らしかったと思います。いずれ、みなさんが、歓迎する側に来ていただけることを楽しみにしています。

 ここから、拝見する皆さんの、表情がとてもいいですね。夏の甲子園では、昨日決勝戦がありました。開会式の選手宣誓で、八王子実践高校の矢澤くんは、「大変なときだから、いい顔で野球をやろう」と話していました。とてもいい言葉だと思いました。
 私たちは、楽しい、嬉しい気持ちで勉強するとよりよく学べるということが認知心理学で明らかになっています。いまの皆さんの「いい表情で、受験勉強をやり切りましょう!」

■ さて、今日は 一女に入学しなければ体験できない、他の学校にはない一女の 教育活動を、お伝えします。
私からは、校長として、女子校のよさと、それに基づいた本校の教育について、お話します。

■ まず、本校は1900年(明治33年)に創立され、今年126年目を迎えました。
 県内はもちろん 全国的にも最も伝統のある女子高校の一つです。やはり伝統校ならではの落ち着いた雰囲気や環境が本校の魅力の一つです。

■ 現在1,000名を超える生徒が在籍しています。全員、女子です。
この女子のみというところが、勉強、部活や行事など、学校生活を送る上でのよさにつながっています。
女子のみの学校生活で、例えば、生徒は、こんなふうに言っています。
「異性を気にせず生活できる。」
「自分が女子であることを意識しない。」
「ありのままの自分でいられる。」

 これは、一人の人として接するということであり、一人ひとりがのびのびとやれる環境があるということです。
 ここにいる皆さんも同じだと思いますが、しっかりとした人は、自分のことを考えると共に、他者への配慮もできる。本当の意味で、切磋琢磨して人間的な成長につながる集団が形成されていきます。

 ここで、慶應大学の教授、前野隆司(たかし)先生たちが科学的に研究されている、「幸福学」についてご紹介します。幸福学は、ウエルビーングとも言われていますね。
 この前野隆司先生たちが提唱している「幸せの4つの因子」というものがあります。因子とは、元になるものということです。
 (1)「やってみよう!」因子(自己実現と成長)
 (2)「ありがとう!」因子(つながりと感謝)
 (3)「なんとかなる!」因子(前向きと楽観)
 (4)「ありのままに!」因子(独立と自分らしさ)
 前野先生のお話は、国語の教科書で読んだ人もいるかもしれません。
この4つのことは、一人でと言うより、仲間で!ということですね。つまり、どんな集団に属しているかで、その在り方が変わっていきます。

この4つを、本校に照らしてみると、例えば、

「やってみよう」は、何にでも果敢にチャレンジする力・勇気がある。
「ありがとう」は、お互い素直に友達に感謝をつたえられる。
「なんとかなる」は、みんなで協力して成し遂げる文化がある。
「ありのままに」は、個人を尊重し、素の自分をだせる安心がある。

 これらは、女子のみでの生活だからこそ、うまく育んできたものです。
 私は、伝統ある女子校のよさとして、本校の教育を支えているものと捉えています。

■ では、本校が目指している教育についてお話します。
  目指す学校像は「世界で活躍できる知性と教養、逞しさを備え、社会に貢献する高い志を持った女性リーダー」を育成することです。
  私たちは、将来、国内、国外を問わず、世界のどこかで活躍するリーダーを育成したい、と強い使命感を持って日々教育活動に臨んでいます。そうした点で、一女は、今ここにいらっしゃる中学生の皆さんが将来の夢の実現に向けて、視野を拡げ、教養を高めるために、更に大学で学んで欲しいと思っています。

■ しかし、大学に合格することだけを目標に3年間の高校生活を送るのかというと、決してそうではありません。私たちは大学合格後のその先を見据えた教育に本気で取り組んでいます。授業はもちろんのこと、SSHなどの探究学習、海外交流派遣、委員会による学校行事、そして部活動などバランスのとれた全人教育が伝統になっています。

■ 柔軟な発想で知恵を出し合い、みんなで協力し合って課題解決に取り組む場面は、いたるところで見受けられます。「学ぶ」と言うことが、学校全体の生活の中に散りばめられていて、一女生活そのものが学びになっています。
 一女で過ごす期間は約1000日。様々な経験によって、これからの時代を生き抜くための本物の教養を磨いてほしいと思います。

■ 以上、私から一女のPRをさせていただきました。
 どうぞ、今日は一女を楽しんでください。
 お忙しいとは存じますが、2学期以降の土曜日に開催している学校での説明会にもお越しいただけますと幸いです。
 授業や休み時間の様子、部活の取り組みなど、生徒の様子をご覧いただいたり、生徒に話しかけていただければと存じます。
 それでは、担当からの説明をさせていただきます。
 ご清聴、ありがとうございました。