後期始業式 校長講話
今日から後期が始まります!
天気予報では、最高気温が22度、雨/曇り。
しばらくは、過ごしやすい秋を切に願います
今回、新生徒会役員の認証式がありました。金澤さん(新会長)の挨拶立派でした!
そして、多数の生徒表彰、壮行会(音楽部
(全国)、ボート部
(関東選抜))
以下、校長講話です。
(今日は、「新聞の楽しみ」と「超知性」先端AI)
おはようございます。
大きな行事、体育祭がおわったところです。
体調はいかがですか。
緊張から解放されると、疲れが出ますので、体のケアをしてください。
それでは、今日は、3つ話します。
ひとつめ。
毎日の生活の中にある、新聞のことです。
新聞の朝刊5誌(読売・朝日・毎日・産経・日経)が毎日、教室に配布されています。
みんな読んでる?
新聞は、それぞれ主張がある。
同じニュースでも、新聞によって書きっぷりが全く違うことがある。
よいと思う価値観が、新聞各社違います。
だから、5誌くらい読み比べてみると健全です。
みんなからも、この新聞が面白いとか、そうじゃないとかあるかもしれない。
一方、ニュースは、ネットニュースをスマホで見れば情報が得られるよ、という人もいるかもしれません。
スマホで見ると、みたい情報、というか、興味があると思わされている情報が目に入ってくる。そして、その情報の伝え方は、記事を書く人の考えによって偏っていることがあるので、同じようなサイトを見ていると、いつの間にか、ある考え方に染まってしまうこともあります。
ネットで情報をみていると、これまでの閲覧履歴から、勝手に誘導されて興味関心が同じような情報ばかり提示されたり、これをみている人はこんな情報にも興味を持っています、などというおせっかいない提案が来たりして、ついみてしまうと、更にこれもと誘導されたり。これはフィルターバブル現象と言われていますね。
事実は、どのように解釈するかで、捉え方が変わってしまいます。スマホやタッブレットだけは、狭いところばかりみることになってしまい危険です。
新聞などの紙で読むことの利点は、ペラペラとめくりながら、読みたいと思わない情報まで目に入ってくることが、興味や関心が広がるきっかけだったりしてよいところです。
ただ、みんな毎日忙しいから、全部読むのは大変。
折角だから、新聞1面だけ、何が出ているのかなぁと、5誌を見比べてみる、とか、同じネタを扱っていたら読み比べてみるとか、天声人語や春秋などのコラムを読む、とか、スポーツ面を見る、とか、紙媒体の活字に触れるよさを味わってほしいと思います。
二つ目。日本経済新聞社の記事について。
今週の月曜日から、日本経済新聞で「超知能」に関する連載企画がはじまりました。超は、こえるという字です。知能は、私たち人間の知能。つまり人間の知能を超えるということ。
連載企画の内容は、「人知を超える勢いで進化を遂げる人工知能(AI)は、文明に新たな力を与えようとしている。連載企画「超知能」の第2部「人類拡張」はAIが人々の能力の上限を取り払い、社会を前進させつつある最前線を追う。」というものでした。AI活用の最先端を追っていて面白い!
「超知能」とは、人間の知能をあらゆる面で完全に超越した人工知能を指します。単に特定のタスクで人間より優れているのではなく、創造性、問題解決能力、学習能力など、あらゆる知的活動において人間を凌駕する存在とされます。 現状は、つかい方によっては、人間を超えているというところでしょう。
この連載企画の1回目として、9月29日月曜日の朝刊1面に「AIが導く「神の視座」」と題した記事がありました。冒頭がこんな書きっぷりでした。読みます。
「AIは有権者の心の声をどこまで代弁できるのか。取材班は年齢や性別、居住地などを細かく設定し、もっともらしく受け答えをする1万人分の「AI有権者」を生成した。7月20日に投開票された参院選の2日前に、1人ひとりに投票先を尋ねた。」こんな内容です。
「AI有権者」ってなに? と思いました。新聞には「きょうのことば」というコーナーに説明があって、
それは、例えば、さいたま市浦和区在住、30歳、男性、職業●●とか、他にも属性を入れて1人分。日本全国各地域にいろいろな人がいるので、人口統計的な散らばりを国勢調査を用いて補正した1万人分を生成して、「AI有権者」の集団を構成する。この1万人の「AI有権者」に個別に投票させたり、意見を聞いたという内容でした。
皆さんに、7月、AIのことを話したとき、AIにどんなデータを学習させているのかによって生成されるものが異なると話しました。これは人間も同じだけど、勉強している内容によって、聞かれたときの返答は変わりますね。
AI有権者にどんな学習をさせているのかな?と気になりました。
また、記事には、こんな記述もありました。
「AIにSNS上の膨大なデータを学習させれば、社会を見渡して将来を予見する「神の視座」が現実のものになるかもしれない。SNS運営企業は、人間をはるかに上回る超知能の開発を通じて先端技術の可能性を解き放とうとしている」とのこと。SNSといえば、
(旧ツイッター)Xのイーロン・マスク、(facebook)メタのマーク・ザッカーバーグなどは数年以内には、超知能に関して大変革があると言っています。一方、「シン読解力」で紹介した、新井紀子さんなどは、そんなのはこないという立場です。
ただ、生成AIの進展を見ると、今までできなかったものがどんどん出てきるようになっているし、「AI有権者」があるなら、「AI社長」もできるなぁとおもったら、昨日の連載2回目は、中国での「AI社長」の話がでていました。中国は、AIに関するソフト、ハードに関する技術革新のスピードが速い。台湾のTSMCの半導体技術も欠かせないので、台湾経済の発展もすごいですね。今日の内容は、「AI科学者」。
三つ目。
こんなときこそ、自分で考える力を養っておきたい。
AIは便利に使いたい!
AIに従うのではなく、AIに問うことで、使い手になりたい。
ここでは、問いを立てる力が大事です。
ちなみに、問いを立てようとするときに、「問題」と「課題」を分けて捉えることが大事。問題と課題の違い、わかりますか? その話は、また後でしましょう。
(おわりに)
新聞の最後のページは、読売、朝日、毎日、産経はテレビ欄になっています。
日経新聞の最後のページは、文化面になっています。
ここは、コラムが複数出ていて面白いです。
特に、「私の履歴書」というコーナーは、月替わりで、1人の方が毎日連載しています。
先月、9月は、宇宙飛行士の向井千秋さんが29回の連載をしていました。教室に残部があったら読んでみてください。面白いです。
ちなみに、今月は、元サッカー日本代表監督の岡田武史さんです。
岡田武史さんの連載も楽しみです。