第5回学校説明会、ご参加ありがとうございました 【校長挨拶より】
11月16日(土)、第5回学校説明会が行われました。
校長から中学生・中学生保護者の皆さまへ直接ご挨拶できる機会も少なくなってまいりました。
本日は学校説明会の中からいつもお話させていただいている内容を抜粋して以下に記しておきたいと思います。
【校長挨拶より】
・・・本日は一女に入学しなければ体験できない、他の学校にはない一女の姿をたっぷりとお伝えしてまいります。今日の説明会が皆さんの参考になればうれしいです。この後、各担当から詳細についてご説明しますので、私からは校長として、一女という学校の大きな魅力と、教育方針についてお話します。
■ はじめに、一女が目指してるのはどんな教育かということをお話します。
目指す学校像は「世界で活躍できる知性と教養、逞しさを備え、社会に貢献する高い志を持った女性リーダー」を育成することです。私たち一女の教職員は、将来、世界の平和と繁栄のためにリーダーとして活躍する皆さんを育てたい、と強い使命感を持って日々教育活動に励んでいます。そうした点で、一女は、今ここにいらっしゃる中学生の皆さんが将来の夢の実現のために、その第一歩となる大学合格を目指して勉強をする場として最適であると思います。
しかし、一女の生徒が大学に合格することだけを目標に3年間の高校生活を送るのかというと、決してそうではありません。
■ 私たちは大学のその先10年20年先を見据えた人間教育に本気で取り組んでおります。つまり、大学合格はもとより、その先にある学問・研究にも耐えうる学力を養成し、さらに社会人としても大きな夢を持ち続け、その実現に向けて自らの人生を切り開き、自らも、そして周囲の人たちも幸福にしてくれる、そんな豊かな人間性を育むという教育をしております。
■ ですから、生徒たちは、部活も学校行事も、課題研究も海外フィールドワークも、好きなことに全力を挙げて取り組んでいます。どうぞ、本日は在校生の活動の様子や、この後登壇いたします卒業生の表情をごらんになってください。生き生きと日々の生活を送り、凛として品性のある生徒たちです。
■ 一女で過ごす期間は約1000日。極めて密度が濃く、時に多忙なものとなりますが、様々な経験によって、これからの時代を生き抜くための本物の教養を磨く、そんな日々となります。
■ 最後に、公立高校、特に本校のような100年を超える学校には、大きな伝統の力があります。
一女には「一女の友は一生の友」という言葉があります。学校生活の中で一生つきあえる友人に巡り会う、ということでもありますが、卒業後、大学に行っても、それから社会人になっても、世代を超えて一女の先輩・後輩が巡り合って互いの仕事をサポートしあうというようなことがしばしば起こります。これも伝統ある一女であればこそと思いますし、本日ご参加くださいました中学生の皆さんが、ぜひこの伝統を引き継いで頑張ろう、というような希望を持っていただけたら、大変うれしく思います。
・・・本日の学校説明会が中学生の皆様の学校選びのお役に立てますように。
これから寒さも益々厳しくなります。受験生の皆さん、高校生も頑張っています。一緒に、頑張りましょう。