終着点は出発点
無事、埼玉県に戻りました。鹿児島県も30度を超えていて暑かったけれども、埼玉県はもっと暑いと思います。おまけに本日は午前中から雷鳴がとどろき、激しい雨が降りました。窓閉めに協力してくれた生徒の皆さん、ありがとう。引き続き、十分に暑さ対策をしながら進学講習や部活動に取り組んでまいりましょう。
さて、「2023かごしま総文」の記事の続きです。
全国高等学校総合文化祭は、昭和52年から各都道府県が持ち回りで開催する、高校生による芸術文化活動の祭典です。この度の「2023かごしま総文」は、第47回大会で、全都道府県開催の一巡目を締めくくる記念すべき大会です。そこで、第47回全国高等学校総合文化祭日本音楽部門委員長として、開会式の挨拶の中で次のようなお話をさせていただきました。
「・・・日本音楽の部活動を通して、伝統文化の継承に努めている全国の高校生の皆さんの思いが、約半世紀にわたって綿々と受け継がれ、今日ここに一つの完結の時を迎えることとなりました。しかし、終着点は出発点でもあります。皆さんにとっても、今日明日の舞台は一つの終着点であり、新たな出発点でもあるということですね。皆さん、この新しい出発に向けて、私たちは何を目指してまいりましょうか。私はやはり、高校生が奏でる伝統的な日本音楽の魅力とすばらしさを、日本中に、そして世界中に、一人でも多くの皆様にお届けしてお伝えすること、そして、高校卒業後も生涯にわたって日本音楽に親しみ、そのすばらしさを発信し続けていくことを、皆さんに期待したいと思っております。そのためにも今日明日の舞台が、皆さんにとって最高の思い出となるようにお祈りしています。・・・」
本校の生徒の皆さんも、学校生活の中で、それぞれが様々な形で終着点と出発点を乗り越えていることでしょう。一つの行事が終わった時、一つの学期が終わった時、一つの大会が終わった時。どうか、目標に向かって精一杯打ち込んで、最高の思い出をたくさん作ってくださいね。そして、次に向けて出発しましょう。