2021年2月の記事一覧

情報の授業でCM作品発表会

一女の情報の授業は、コンピュータ操作の習得のみを目的とするものではなく、SNSなどで知らないうちにトラブルに巻き込まれる犯罪や、映画や音楽CDの著作権侵害など知らなかったでは済まされない違法行為が氾濫している現状に対して、正しい知識を持ったうえで情報活用することに重点を置いています。

また、キーボードの上に各自で用意したビニールシートを敷いて操作するなど、感染防止対策も徹底して授業を行っています。

現在、1年間のまとめとしてグループでのCM制作・発表の授業が行われています。各班で企画書を作成し、誰に向けてどういう情報を正しく効果的に発信するかの問題解決学習です。発表された各班の作品をクラス全員が相互評価し、フィードバックしていきます。

中学生に向けて一女の魅力を発信するCMも多数あり、来年度の学校説明会などで紹介したいと思います。

 

【進路】2学年「3年0学期の取り組み」

 2学年では、年明けから「3年0学期の取り組み」として、「共通テストトライアル」「第2回実力テスト」「大学入試問題研究」などの「学びのアクセルを踏み込むための企画」を実施してきました。

 その企画のしめくくりとして、今回は35名のOGの方々にお越しいただき、「分野別研修会」及び「大学別研修会」を実施しました。

 志を同じにする仲間とともに、志望する大学・学部に進学した憧れの先輩から、直接、「学問や研究に関する話」「大学や大学生活の様子」「一女生活や受験勉強に対するアドバイス」などを伺うことができ、生徒たちは大いに刺激を受けたようです。会終了後も先輩たちを囲んで熱心に質問をする姿がありました。

 一女の大学受験は団体戦です。コロナ禍でいろいろ制約がある中ではありますが、感染防止に努め、互いに学び・励まし合って、それぞれが掲げる「高い志」の実現に向けて、皆で頑張っていきましょう!

<生徒の感想より>

 今回、私は5人の先輩方から話を伺ったが、どの先輩も自分が納得するまで悩んで真剣に第一志望の大学を決め、模試などの判定に一喜一憂せず、志を変えずに最後まであきらめなかったと話していた。今までの模試の結果を全部持ってきて下さった方や「E判定しか出たことがなかったけど、努力して合格できた」という話をして下さった方もいて、今日初めて会う私達のために色々な情報を教えてもらい、一女のすごさを改めて痛感した。先輩方が自分の大学について楽しそうに話しているのを見て、私も後悔のないよう一生懸命勉強を頑張りたいと思った。

  実際に大学受験を乗り越えた先輩方から経験を伺って、スランプや、部活との両立する上で悩むことは誰でもあるのだと思えて良かった。今、受験勉強が思うように行かなくても、普段こなしている予・復習や学校のワーク演習なども続けていけば確実に力になると分かった。今、自分にできることを考えてこれから頑張りたいと思った。

  今回、先輩方の話を伺えて本当に良かったと思っています。調べただけでは分かり難いところまで話が聞けました。ある先輩が仰っていた「勉強をしていて、これ役に立つのかなって思うようなことも頭に入れておくと、それが出てきたときに、『これ知っている!』となって勉強を楽しくしてくれるから受験だけを意識して無駄と決めずに楽しんで学んでほしい」という言葉がとても心に残りました。私もそのような考えを持って受験に挑めたら良いと思いました。

 

 

音楽の授業で新春コンサート

毎年この時期、一女の音楽の授業では「新春コンサート」として、生徒が自分の得意な楽器演奏をクラス発表する取り組みが行われています。1月からの音楽の授業は、音楽室と視聴覚室でコンサートに向けた練習を行います。

コロナ禍ではありますが、ハンドベル合奏、ピアノ独奏、三味線独奏、琴独奏、ヴァイオリン独奏、ヴィオラ独奏、アコーディオン二重奏など、今年も多彩な演奏が披露されています。一女生の芸術レベルの高さには本当に驚かされます。

司会進行や準備などもクラスの生徒が協力し、主体的に行ってコンサートが進められていました。

家庭研修中、3年生は学校でも頑張っています

2月1日から3年生は家庭研修期間に入りましたが、多くの生徒が登校して教室や自習室・図書館で勉強を頑張っています。

朝から下校時刻まで、教員のところには個別添削指導や質問に訪れる生徒が絶えません。生徒の力がこの時期に驚異的に伸びていくのが感じられます。

3年生の皆さん、健康に気をつけて、最後の最後まで頑張ってください。健闘をお祈りしています。

SSH・SGH合同研究成果発表会を実施しました

2月6日(土)、SSH・SGH合同研究成果発表会が実施され、総合的な探究の時間に全員が取り組んだ探究活動と選択者によるSSH活動やSGH活動の研究成果が発表されました。

今年度はコロナウイルス感染防止のため、36会場に1・2年生を約20名ずつ割り振り、各会場で1年生の発表3本、2年生の発表4本に参加する形式で前半の部が行われました。総数で250本以上の個人またはグループの研究が発表されました。発表・協議(質問事項の整理)・質疑という流れで、各発表に対してそれを深める活発な議論がなされました。

後半は、視聴覚室からの代表発表を各会場へ配信する形で行いました。「 Cosmetic Advertising and Gender」「Every Cloud Has A Silver Lining」「ドライアイスのCo(Ⅲ)錯イオンを用いたルミノール反応」「IAA至適濃度の変化によるタンポポ2段階成長機構解析」「ミドリゾウリムシに共生するクロレラのpH上昇作用はどのように引き起こされるのか」について2年生から発表がありました。

こうした探究活動とその発表を通して、本校の生徒たちは思考力・判断力・表現力を磨いていきます。

BYOD(個人端末持込)を活用した授業

本校では他の県立高校に先駆けてBYOD(Bring Your Own Device)回線が整備されました。これによって、個人のスマートフォンやタブレットを学校のWi-Fiにつないで授業ができるようになりました。

2年生の数学では、冒頭に確認小テストをGoogleフォームで行い、即時に結果をフィードバックして誤答の原因を学び合う授業が行われていました。

一女では今後もBYODをはじめとする様々なICT活用の工夫を行っていきます。

 

薬物乱用防止講演会が行われました

2/3(水)に、「薬学からみた薬物乱用防止教育」というテーマで今年度の薬物乱用防止講演会を行いました。

講師に日本薬科大学薬学部教授の樋口敏幸先生をお招きし、日常生活の身近な事柄から薬物依存の恐ろしさまでを、最近のニュース、話題を交えながら、具体的にわかりやすくお話しいただきました。日常生活の中での、お酒、煙草への依存と、周囲に及ぼす受動喫煙の怖さに始まり、かぜ薬の成分と覚せい剤の成分の構造がわずかしか違わないこと、医薬品であっても乱用による薬物依存は起こることについてお話しいただきました。そして最後には違法薬物について、若者の違法薬物使用のきっかけの3/4が周囲からの誘いであること、薬物乱用は決して他人ごとではなく、自分のすぐそばに危険が及んでいること、誘いを断るノーと言う勇気が何より大事だということをお話しいただきました。

感染防止対策のため、別室から各教室に配信するリモート講演会となりましたが、風紀委員会の生徒との質疑応答も行っていただき、風紀委員長から樋口先生へのお礼の言葉で講演会を終えました。