2021年11月の記事一覧

2年生SSH「SS数理科学」の授業

11/29(月)の2年生SSH選択者「SS数理科学」の授業は、2週間前の授業に続き、数学的な題材を扱いました。
「目指せ!スピードクイーン!」のタイトルで、最速降下曲線を実感しようというものです。

1次関数(直線)、2次関数、3次関数、指数関数、サイクロイドによる坂道を作り、ビー玉を転がして一番早くゴールインするものを調べました。数学Ⅲの教科書でサイクロイドが最速降下曲線であることが紹介されていましたが、そのことを実感することができました。普段の授業では、なかなかこうした実験・作業の時間をとれませんが、授業で扱った曲線の隠れた性質を味わうことができました。

5種類の坂道を作り、透明プラスチック板で挟み、ビー玉を転がします。

 

皆で実験を見守ります。上から撮影した動画をスロー再生し、結果を検証しました。

 

 

学校説明会を行いました

11月27日(土)、今年度7回目となる学校説明会を開催いたしました。寒い中を参加していただきました中学生・保護者の皆様、ありがとうございました。

今回は説明会の前に音楽部とマンドリン部の演奏を聴いていただきました。説明会では、教頭挨拶、担当から学校概要・入試説明とSSHの説明があり、本校卒業生・在校生による座談会で一女の魅力・女子校の良さをお伝えしました。最後にアナウンス部作成の学校紹介ビデオ2021で一女の一日や行事・部活動の様子を紹介しました。今回は臨時回で定期考査の1週間前の開催であったため、各部活動がお休みで残念ながらご覧いただけませんでした。

 1月8日(土)に今年度最後となる学校説明会を開催したします。この回は授業公開・部活動見学の両方があります。中学3年生の皆さんはもちろんですが、中学1・2年生の方もどうぞご参加ください。

地学部主催の観望会 その2

11月19日(金)、地学部主催の観望会(部分月食)が開催され、その後の一女生の様子もお伝えします。3階の渡り廊下では、数多の生徒と教職員が部分月食を眺めていました。その時、競技かるた部の読手の練習が行われており、美しい読唱がBGMのごとく響いていました。雅なひとときを皆で堪能しました。

「定時制 第65回文化祭」メディア部の作品です!

11月19日(金)、定時制 第65回文化祭が開催されました(定時制生徒の家族及び卒業生のみの限定公開)。東階段2階の掲示板には、メディア部の写真が展示されていました。メディア部は通常、タイピングの練習等を行う部活動ですが、文化祭に向けて写真展も企画しました。大変、美しい写真の数々に全日制の生徒も教職員も心を癒された次第です。来年度は全定の生徒たちの交流が復活することを期待しています。

地学部主催の観望会が行われました

部分月食の11月19日(金)、地学部主催の観望会が開催されました。

屋上の天文ドームでは人数制限を行いながら生徒が入れ替わりで望遠鏡をのぞいていました。雲に遮られて見えるタイミングが限られていましたが、最も欠けた6時2分にはちょうど雲の切れ目で月食がきれいに見えました。

3階の渡り廊下でも、多くの3年生が月食の様子を見て受験勉強のリフレッシュをしていました。

討論会が行われました

11月18日(木)短縮40分授業の後、7限14:30~16:10に討論会が行われました。

昨年度と今年度前期の討論会はオンライン開催となりましたが、今回は2・3年生が学年ごとに体育館で行い、他学年はGoogle Meetで参加する同時双方向形式で実施されました。体育館での意見発表を受けてクラスではフォームに意見を書きこみ、それを体育館の司会が読み上げて議論を深めていきます。

最初のテーマは「東京オリンピック・パラリンピックについて」で、3年生が体育館にて、開催したことについてや今後のオリンピックやパラリンピックの在り方について活発な議論を行いました。

次は2年生が「オンライン授業について」をテーマに、9月分散登校中に行われたオンライン授業のメリット・デメリット、第6波がきた場合に一女は(一女生は)どのように対応すべきかなどの意見を交わしました。

討論会は全校生徒に向けて自分の意見を発表する一女の伝統行事です。

 

即興型英語ディベート首都圏公立高校交流大会

一女は、今年も即興型英語ディベートの首都圏公立高校交流大会に参加しました。今年は東京、神奈川、千葉、埼玉の公立高校9校が参加し、11/14(日)にオンライン(Zoom)で実施しました。

大会は3ラウンドを行いますが、参加校が9校だったため、もう1チーム(swing)の募集があり、一女チームはプラス1チームでもう1ラウンドを対戦することになりました。

今回も身近なテーマから、社会的なものまで多様なお題が出されました。
第1ラウンド「Japanese government should introduce compulsory voting. (日本政府は、強制投票を導入すべきである。)」
第2ラウンド「It is better to have a two-dimensional boyfriend/girlfriend than having a three-dimensional one. (彼氏彼女を作るなら三次元よりも二次元の方が良い。)」
第3ラウンド「In every public place, vaccine passport should be required to show. (あらゆる公共の場所で、ワクチンパスポートの提示を求めるべきだ。)」
各ラウンドとも白熱の対戦となり、一女チームはswingチームの勝敗も合わせ、2勝2敗の結果になりました。

大会について詳しくはこちら → 交流大会報告書(PDA).pdf

 

Zoomを使い、対戦相手とジャッジに向けてスピーチを行います。 

 

対戦終了後はエアー握手で健闘を称え合い、ジャッジによる講評に真剣に聞き入ります。

 

2年生の浅川さんがベストディベータの一人に選ばれ、エキシビジョンマッチに参加しました。一女チームは3ラウンド+1ラウンドを対戦することができ、貴重なディベートの実践経験ができました。 

2年生SSH「SS数理科学」の授業

2年生のSSH選択者には、いつもの授業では扱わない題材に触れる「SS数理科学」という科目があります。

11/15(月)の授業では、ちょうど数学Ⅲで2次曲線を学んだところでしたので、放物線の焦点を使った実験を行いました。
ビニール傘の内側にアルミシートを貼りつけ、パラボラアンテナ状態にし、集音している場所(焦点)を確認しました。
思いのほか集音効果があり、最後は向かい合わせたパラボラアンテナの一方の焦点で小声でささやき、もう一方の焦点で聞き取るという実験を行いました。

周りでは聞き取れないささやき声を、はっきりと聞き取ることができ、生徒たちの歓声があがっていました。数学の授業で学んだ「2次曲線の焦点」の性質を、実感することができた実験でした。

 

 

【進路指導】東京大学の学生25名による「大学説明会」が開催されました

11月14日(日曜日)の午後、本校を会場に、毎年恒例の進路行事「難関大学説明会」が開催され、本校の1、2年生の現役生徒120が参加しました。

 当日は、本校卒業の東大生12名の他、東大の女子学生の比率を増やす目的で、主に女子高校生などに広報活動を展開している大学公認団体「polaris(ポラリス)」所属の東大生13名にもお越しいただしました。

 最初の視聴覚室での全体会では、ポラリスがスライドなどを使用して、充実した大学の施設、大学生活の実際の様子、授業の取り方、サークル活動やアルバイトのこと、などを説明してくださいました。

 

後半は、一女生が文系、理系それぞれの小グループに分かれて、校内各会場で東大生を囲みフリートークを実施しました。生徒は、苦手科目克服の方法や、受験に向けた心構え、大学の詳しい様子などを熱心に質問していました。

 

終了後に生徒たちからは「受験勉強は学校の勉強とは別の特別なものなのではなく、日々の学校の授業を大切にすることだと改めて分かった」「勉強のモチベーションが上がった」「東大を身近に感じられるようになった」「わたしも難関国立大学を目指したい」などの声が聞かれ、充実した催しとなりました。

 

本校は、難関国立大学をはじめとする進路実績を大幅に躍進させています。それは、特に近年、こうした進路行事なども充実させ、その他、きめ細かい指導も含めた学校の進路指導体制を大きく構築し直してきた成果です。

 今後もますます指導体制を強化し、本校の優秀な生徒たちの能力を最大限に引き出す指導を学校全体で行って参ります。