2021年12月の記事一覧
【進路指導】3学年「共通テストプレ演習」
12月27日(月)・28日(火)の2日間、3年生が「共通テストプレ演習」を行いました。
「共通テストプレ演習」とは、共通テスト本番と同じ時間割・時間帯(昼休みも休み時間も同様の長さ)で、共通テスト演習用の問題を解くという3学年が毎年冬休みに校内で実施している企画です。
試験そのものはもちろんですが、「前日は、どんな勉強をして何時頃就寝するのか」「朝は、何時に起きて、何時頃、試験会場に着くように家を出るのか」「休み時間に、どんな過ごし方をするのか」「初日の帰宅時間は何時頃になり、帰宅後どう過ごすのか」など、共通テスト2日間の動きをシミュレーションする機会としています。
ここで体感した反省点をもとに、3年生は、本番に向けた最後の調整に入ります。
受験は最後まで何が起こるか分かりません。あわてず、あせらず、あきらめず、皆で頑張れ74期生!
即興型英語ディベート全国大会参加
冬休みに入ってすぐの12/25(土),26(日)の2日間に、第7回PDA高校生即興型英語ディベート全国大会がリモートで行われました。浦和一女は第3回大会から5年続けての出場となり、今年は2年生3名のチームで参戦しました。
即興型英語ディベートは通常の準備型のディベートとは異なり、その場で与えられたテーマについて15分で論点をまとめて対戦に臨みます。
詳しくはこちら → PDA(パーラメンタリーディベート人材育成協会)https://pdpda.org/
今年は 11/2(火)に一女で体験講義を行い、11/14(日)に首都圏公立高校交流大会に参加しました。昨年と今年は感染防止対策のため、全国大会も含めすべてのディベート実践がリモートで行われました。
全国大会でも直接顔を合わせて他校と交流することはできませんでしたが、リモート実施のため例年より多くの85校の参加による幅広い交流を楽しめました。
一女チームは計4試合を、八戸聖ウルスラ学院高校、関西創価高校、都立西高校、神奈川県立横浜翠嵐高校と対戦しました。今年は難しい論題が多く、残念ながら勝利をあげることはできませんでしたが、充実した大会参加となりました。
開会式もリモートで行われます。早速1回戦の論題が発表され、準備を始めます。
相手の主張を聞き、必要があれば POI(Point of Information 質問・コメント)を行います。
対戦後は健闘を称えあい握手。これもリモートでエアー握手です。対戦後にジャッジの講評を受けます。
新型コロナウイルス関連の論題も出題されました。
計4試合の充実したディベート体験でした。
【演劇部】クリスマス公演
12月24日14時30分より、演劇部のクリスマス公演が体育館で行われました。第1部は「異世界に召喚されたら、サンタがいなかった件」。ギャグ的要素満載の面白い劇でした。一女生、魔法使い、王子、ゲームの勇者、村長が登場します。魔法使いは1日3回までしか魔法を使うことができず・・・あっという間に魔法を使ってしまい・・・そして、村長がなんとサンタクロースだったり?一女生がOLに間違われる等、あるあるネタも披露されました。
第2部は「1年越しのクリスマスパーティー」。5人の女子高生の熱い絆が描かれています。フィクションですが、一女生のリアルな心境に触れるような、ヒリヒリした痛みも感じられる・・・そのような印象も受けました(ハッピーエンドです)。
全て生徒たちの創作劇です。次回作も、期待しています!
創作ダンス発表会
全校集会後のUPで、申し訳ないのですが、体育の話題を1つお伝えします。12月に入ると、例年、3年生の体育の授業では創作ダンス発表会が行われます。受験に向かう3年生にとって、この発表会は楽しみの一つになっています。3年6組の様子を今回はお伝えします(生徒たちの解説文です)。
1班:いのちの名前:This is a circle of life !!! 芽が出て花が咲いて枯れてまた新しい芽が出ます。フォーメンションとその時の動きに注目してください。
5班:親子丼:卵から生まれた喜び。全盛期の自信。次第に気づき始める人間による支配とぬぐいきれない屈辱。そしてて迎える・・・死。その先にあったものとは・・・?ぜひ楽しんでご覧ください。
4班:雨のち晴れるや:穏やかな天気の下に突然嵐が訪れ、混乱の渦が巻き起こります!晴れと雨が戦った後、最後にはどうなってしまうのでしょうか!音楽の緩急に合わせた振付をぜひご覧ください。
3班:水:山に降り積もった雪が溶けて水となり、川となり、そして蒸発していく様子を表現しました。曲に合わせた動きの変化にご注目ください。
2班:Super Fly:蝶は人間と同じように出会いと別れを経験し、恋をします。みなさんも憧れたであろう、青春要素も存分に盛り込まれた蝶の一生をご覧ください。
全校集会が行われました
12月24日(金)、全校集会が行われました。今回は各学年偶数クラスが体育館に集まり、奇数クラスはオンライン配信により教室で行いました。
校長講話では今年一年を振り返り、コロナウイルス感染拡大防止のための制限がある中で本校生徒たちは様々なことによく頑張ったとのお褒めをいただきました。生徒指導部からは、コロナ禍の生活で疲れた心と体のデトックスをしてほしい、さらにこのような状況だからこそコミュニケーションを大切に、というお話がありました。
表彰披露では、10月以降に県大会以上で入賞した部活動等11団体45名の表彰が行われました。また、11月に関東大会に出場した競技かるた部と12月に全国大会に出場した弓道部の報告会、1月に関東大会に出場するアナウンス部の壮行会が行われました。
台湾の女子高、台北一女とのオンライン交流会
12月21日(火)2年生22名が、本校の姉妹校である台北市立第一女子高級中学校24名の生徒とのオンライン交流会に参加しました。各学校から2-3人ずつ、4-5人の小グループに分かれてZOOM Meetingで交流をしました。お互いの学校紹介を動画で行った後、メイントピック"How has COVID-19 affected our lives?"の下、グループ毎にトピックを決めてパワーポイントでプレゼン、その後ディスカッションを行いました。
事前のメール交換で自己紹介を済ませていたので、初めから和やかな雰囲気の中で話し合いが進みました。以下に参加した生徒の感想と写真を載せます。緊張しながらも楽しくやり取りをする様子を感じ取っていただけたらと思います。
生徒1「台湾研修に初めて参加しましたが、とても有意義な体験をする事が出来ました。修学旅行で会う事が出来なかった代わりに、台湾の高校生と交流ができ、盛んに会話をすることができました。連絡先も交換する事ができ、終わった後もLINEで連絡をとり合っています。また、事前準備の段階で、先生にプレゼンテーションのスライドや原稿を添削してもらい、とても良い経験になりました。また、このような機会があればぜひ参加したいです。」
生徒2「今回の交流を通して台湾の生徒の英語の上手さ、私の英語のできなさを感じました。それでもお互いでなんとかコミュニケーションをとろうとすると伝わるのがとても嬉しかったです♪そしてもっと話したい、もっとお互いの文化を知りたい、私の英語力をあげたいと思いました。初めてちゃんと外国人の方と喋り楽しいと感じました。これからもこういう機会を利用して高めていきたいです!」
生徒3「私は今回の交流会を通して、台湾の方からたくさんの刺激をもらいました。言いたいことを自分の言葉で素早く表現できるという自分にはない力を持った方たちを前に、私も彼女たちのようになりたいと強く思いました。」
生徒4「スライドを作る段階から、友達と普段は話さないような話題について話せて楽しかった。台北一女は浦和一女と違う文化がたくさんあり、台北一女について知ることを通して、自分の生活も新たな角度から捉え直すことができた。事前にメールでやりとりしていたから、交流会では友達と話しているような感覚で対話を楽しむことができた。これからも連絡を取り続けていきたい。」彼女たちが話す英語は普段聴きなれている英語とは少しアクセントが違い、聞き取れないこともあった。いろいろな地域の英語に触れたい、と思った。」
生徒5「普段授業以外で英語を使う機会がほとんどなく、今回の交流会を受けて日常会話を使ったり、相手の英語を聞いたりして自分の英語力のなさに改めて気付かされました。少しショックを受けたけれども、違う国に住む同世代の人と話す経験はとても楽しかったです。相手もたくさん喋ってくれようとしたり、事前に送り合ったEメールから会話を広げることもできてよかったと思います。Eメールはつながっているのでこれからもメールを送り会えるといいなと思いました。今回の交流会に参加して、もっとお話ができるようになりたい!と英語を勉強する上でのモチベーションになりました。」
生徒6「台北一女の子の英語力、プレゼン力の高さに驚いた。同じ高校生とは思えない堂々とした様子にも衝撃を受けた。わたしも彼女たちのように、もっとのびのびと英語を話したいと思った。そのために、日々の英語学習を大切にし、学んだ表現を積極的に使うことで「使える英語」を増やしていけるよう意識して生活したい。貴重な機会を頂けてよかった。」
生徒7「同じ高校生が、私たちとは全く違った学校生活を送っている様子を聞いてとても興味が湧いた。一方で、日常英会話に普段あまり触れないからか自分の言葉で何かを英語で伝えたい時にうまく表現できなかったり、すぐに言葉が出て来なかったりと悔しさが残る体験でもあった。日常会話で使う文法や単語は比較的簡単であると思うので、普段からどう英語で表現出来るかを考えることが大切だと感じた。」
生徒8「台北一女の子たちの英語力の高さに驚いた。メールではしっかり会話が成り立っていたが、実際に話すとなると頭の中が白くなってしまい話すことができなくなってしまった。もっと経験を積んで、余裕をもって英語を話せるようになりたい。また、台北一女の子たちはためらいなく英語で話せてて関心した。私も彼女たちのように自信をもって話せるようになりたい。今回の交流会に参加したことで、日々の生活の中で、「あれって英語でどうやっていうんだろう?」とよく思うようになったし、参加前と今では英語に対する考え方がいい方に変わったのでよかった。」
生徒9「台北一女の子たちの会話力に圧倒された。まだまだ英語がきちんと身についていないことが分かり、悔しかったのでこれからまた勉強して会話力を身につけたいと思った。また、オンラインで交流することは、実際に会って話すよりも難しいと思った。もっと伝わるような話し方を画面越しでもできるようになりたい。今まで姉妹校と言われていてもあまり実感がなく、修学旅行も台湾では無くなってしまっていたので分からないままなのかと思っていたが、今回の交流会で台北一女の子たちと話せて嬉しかった。これからも連絡を取り続けたい。」
生徒10「台北一女の皆さんの英語力の高さに圧倒された。英語でオンラインディスカッションをするのは初めてで、とても緊張してしまい、なかなかスムーズに話をすることができなかった。しかし、何とか自分の使える英語で相手に自分の気持ちを伝えると、しっかりと返事をしてくれて、自分の英語が相手に伝わるのだということを実感できてとても嬉しかった。また、今でもペアになった子とメールなどのSNSを活用して話をしていて、日本や台湾のこと、好きなことなどたくさん話すことができてとても良い出会いになったと思う。もちろん英語でのコミュニケーションは難しいし、英語の成績が良い方でもないので分からないことも沢山あって苦戦することもある。しかし、実生活において楽しく英語を使うことができるきっかけになったので、参加して本当によかったと思う。」
生徒11「英語を聞いたり話したりする会話力がなくて、せっかくの機会なのに悔しく思ったこともあった。けれど、グループのみんなや台北一女の子たちがなんとか英語で伝えようと積極的に話しているのを見て、まずは英語を積極的に使って行こうと思った。また、台湾の高校生活は新鮮なことばかりで実際に行ってみたいと思ったし、もっと色んな国の高校生と交流したいと思った。」
【英語科】「英作文コンテスト優勝」
10月6日(水)に行われた、埼玉県高校英語研究会主催「第56回英作文コンテスト」において、本校3年の中野希保さんが優勝しました。このコンテストは、指定英作文(学年ごと)と自由英作文を書いて審査されるものです。12月14日(火)に表彰式があり、優勝した中野さんは、参加者の前で自由英作文を朗読してきました。このコンテストには、各学年の希望者が参加できます。普段の授業で学んでいることを試す良いチャンスとなりますので、来年も積極的な参加を望みます。(英語科)
【進路指導】「第1回 麗風セミナー」が開催されました。
本校では、令和3年12月21日(火)16時30分より、「第1回麗風セミナー」が開催されました。
このセミナーは、本校卒業の社会人の方にお越しいただき、現役一女生の希望者にさまざまなお話をしていただこうと、進路指導部で企画したものです。
その初回は、現在「Save the Children Japan」国内事業部でご活躍の鳥塚早葵さんにお越しいただき、現在のお仕事の内容のほか、高校時代のことや大学時代のことなど、多岐にわたるお話を生徒の質問に答えるかたちでしていただきました。
楽しく充実した高校時代や大学時代の思い出、現在は子供の貧困を無くし、子供の権利を守るために、大学と連携するなどしてさまざまな啓発活動などを行っておられることを、などを90分以上にわたりたっぷりと語ってくださいました。
一女時代は、オーストラリアに短期留学し、「とにかく片言でもいいから英語を使ってみることが大事だと感じた。そうした経験から英語は好きになった。」などといったお話もしていただき、生徒たちは熱心に鳥塚さんのお話に聞き入っていました。
本校進路指導部では、今後こうした催しをより充実させ、生徒たちの進路実現の一助としていく予定です。
国語総合の授業におけるICT活用 その2
前回の続きですが、生徒たちはGoogleドキュメントを使用し、訳を作成していきます。その様子を教員はタブレットで随時確認し、調べるべき点や説明を必要とする点をその場でコメント入力。そのコメントをもとに、生徒たちはさらに協働して訳を作成します。そして、グループごとに作成した訳をつなぎ合わせ、個人のスマホやタブレット等で全体を確認します。教員は誤訳の訂正、重要文法事項の教示、その作品において重要な古典知識等を補足し、生徒たちの読解を深める手立ても講じます。ICT機器を平時でも活用するニューノーマルな授業が、本校では様々な教科において実施されています。
国語総合の授業におけるICT活用
本日はICTを活用した国語の授業をご紹介します。古文教材「木曽の最期」(平家物語)の読解をChromeブックを用いて行う授業です。本文を10分割した課題をGoogleドキュメントの形でクラス全員に送信配布。生徒たちは各班ごとに協力して担当箇所の訳を作成。授業時内に自分たちの力で訳を作ります。予習をしないことが前提。これまで学んだ文法事項を確認しつつ、教科書、紙の辞書、古典文法書を使用し協力して訳します。話し合いの過程で、新たな気づきもあり、訳がより豊かになる効果があります。また、Googleドキュメントは、他の班の箇所にも記入できるので、時間内に他の班との意見も共有でき、学びが深まります。さらに、教員は各班の作業をタブレットから確認でき、随時、コメント入力したり、実際に助言しにいったりすることもできます。この他、別の授業時では、古典文法小テストの点数集計・分析にGoogleフォームを活用しています。