2025年3月の記事一覧

【探究学習】SDGsクエストみらい甲子園ファイナルステージ

3月9日に行われた「みらい甲子園埼玉県大会」に本校2年生から3チームが進み、

それぞれが1年間かけて探究してきた内容について発表してきました。

ファイナリストとなった3チームは、以下の通りです。

 チーム名: 「be in curable disease」、「A.Y.Y」、「食材、ゲットだぜ!」

 

その中から各賞の受賞も行われ、

チーム A.Y.Yが、県で2位にあたる「アクションアイディア優秀賞(埼玉県SDGs賞)」を受賞し、

副賞として、アイディア実現に近づけるための支援を県、企業さんから受けられることになりました。

チーム「A.Y.Y」はフードロス削減と、必要とする人に食品を届けるアイディアについて提案しました。

来年度1年間かけて、チームA.Y.Yのアイディアが実現に少しでも近づくように、さらに探究を進めていきます。

 

また、チーム「食材、ゲットだぜ!」は、企業賞ということで日本工業大学賞を受賞しました。

こちらのチームは、子ども食堂の運営に不可欠な食材料を効率よく集めるために、

子ども食堂と企業をつなぐアプリを開発して、子ども食堂の活動の活性化をしよう、ということを訴え、

高校生らしいIT技術の発展を踏まえた提案であったことが受賞の理由ということでした。

 

チーム「be in curable disease」は、受賞には至りませんでしたが、

難病の子供たちに手を差し伸べたいという強い志がファイナリスト選出として大変高く評価されました。

 

各チームからの感想です。

チーム A.Y.Yより

まさか優秀賞を頂けるとは思っていなかったので、大変嬉しく思います。今後とも何らかの形で、フードバンクやフードロス削減の活動などに協力したいです。また、ワークショップを通して自分たちには無かった斬新な考え方を知ることが出来たので、この先で活かしていきたいです。協力してくださった一女生の皆さん、先生方、本当にありがとうございました。

チーム 食材、ゲットだぜ!より

一次審査から最終審査まで大変だったけれど、みんなで協力してこのような賞をいただけてとても嬉しかったです。さらに授賞式やワークショップを通して、私たちの立てたテーマだけでなく、様々な社会問題への考えを深めることができ、有意義な時間を過ごすことができて良かったです。

チーム be in curable diseaseより

多くのチームが環境問題などの身近なテーマに取り組む中、私たちのチームは難病というマイナーなテーマで、自分たちのプランに少し自信がなかったのですが、誰ひとり取り残さないという観点から評価を頂き、とても嬉しかったです。残念ながら入賞はできませんでしたが、優勝チームとディスカッションの機会を頂き、私たちのプランを磨くことができたので、とても有意義な経験だったと思います。

 

世界の課題解決に向けた自分たちのプランを実現するために、これからもますます活躍してほしいと思います。

また、来年の2年生にも、どんどん続いて行ってほしいと願っています。

【探究学習】第4回 10校合同「総合的な探究の時間」発表会

 3月18日(火)、大宮ソニックシティ4F市民ホールにおいて、標記の発表会が開催されました。

浦和高校が軸となって開催される会で、今年は、市立浦和、春日部女子、熊谷、熊谷西、筑波大付属坂戸、所沢、所沢北、不動岡、本校(浦和一女)の全部で10校が参加しました。

 

参加チームの多さから、今年は2会場に分かれての発表となり、

【第1会場】

不動岡「倍音の作用」

熊谷「奈良県の観光客について」

所沢「新コミュニケーション媒体の創造」

筑波大坂戸「高齢者におけるIT機器の利用状況の改善」

浦和「地震×避難 ~3つの被害を受けた小学校から学ぶべき教訓とは~」

市立浦和「エアロバイク発電 VS 太陽光発電」

熊谷西「熊谷市の健康を促進するために求められる施設は何だろう」

所沢北「なぜ授業中に寝てしまうのか」

↓↓ 浦和一女「川口の公園をW活用!”緑の維持”と”多文化共生”の両立」

 

【第2会場】

市立浦和「Everyone Deserves a Life with Clean Water」

熊谷西「籠原に若者から子育て世代を増やすためには?」

浦和「折り紙創作法」

所沢北「食品ロス削減でよりよい社会へ」

春日部女子「未来のぼくらプロジェクト」

不動岡「Identifying Problems the Immigration Office Has in Japan」

熊谷「紙製品への切り替えは正しかったか」

所沢「スト6で社会課題を解決する!」

↓↓ 浦和一女「ナガミヒナゲシを例とする外来植物の駆除を推進するためにはどうしたら良いか」

と、各校独自の視点で探究した結果が、いろいろ表現を工夫して、たくさん発表されました。

他校との交流の時間もあり、実に有意義なひとときとなりました。

 

【参加生徒のコメント】

・各学校で行われている多様な探究の成果を目にすることはとても貴重な経験でしたし、「こんな切り口もあるんだ!」「こんな発表の仕方もできるんだ!」など、良い刺激を得ることができました。また、質問や、それに対する返答も盛んに行われ、三時間があっという間に過ぎていくことに驚きました。初めは参加するかどうか迷っていたのですが、全てが終わった今ならば、絶対に参加した方が良い、と心から確信できます。交流会では、他校での探究活動の進め方を知ることができたり、発表の際に役立つアプリを教えてもらったりと、大変有益な時間を過ごすことができました。改めて、このような機会を与えてくださりありがとうございました。

・一女の中ではでないような着眼点をテーマにして探究活動を行っている学校があったり、学校外でも活動をしている人がいたりして、とても勉強になりました。スライド以外のアプリも活用して発表をしている団体がいて、ぜひ取り入れたいと思いました。

・私たちの発表を他の学校の方々に聞いていただけるということで、発表の内容や方法をさらに工夫し深めることができました。他の方々の多彩でレベルの高い発表を聞かせていただいたことも良い刺激になりました。一女ではされていないような自らの興味に基づいた自由でユニークな研究もあり、探究学習の幅の広さに驚かされました。今回の発表会で得た学びを今後の活動に生かしていきたいです。とても貴重な経験をさせていただきありがとうございました。

・自分の発表や準備など、頑張るのが当たり前のことはもちろんですが他の人の発表を真剣に聞いたり、質問に対する上手い返し方を学んだりなど、普段は交流しない他校との関わりでよい刺激になりました。また、新たな様々な疑問や知りたいことができたので、これからの学びに繋げていきたいと思います。ありがとうございました!