2021年8月の記事一覧

SSH お茶の水女子大学 夏の研修会

8月17日(火)、18日(水)にオンラインにてお茶の水女子大学の特別講義を受けました。講座以下の通りです。

講座1「長座ゼロの無限」講座2「コンピュータ・グラフィックス」講座3「接続る(つながる)・発展る(ひろがる)」講座4「常識にとらわれない新しい分子を創る」講座5「身近な材料で体験する、酵素の働きを検出する方法」講座6「ヒトゲノムがわかって何がわかるの?」講座7「マウスの脳画像から情報の流れを見える化し、規則性を発見しよう」講座8「パスタで橋を架ける」

コロナ禍の昨今、様々な工夫の下、生徒たちは科学的教養と検証方法を身につけ、研究する素養を養っています。

 

7月のSSHフィールドワーク(1,2年生)

7月下旬、緊急事態宣言が発令される前に、本来2泊3日の予定を1泊2日に変更し、新潟県糸魚川市でSSHフィールドワークを実施してきました。生徒たちは「一人一人が学ぶ環境を作り」「謙虚な気持ちで自然と向き合い」、新型コロナウイルス感染症対策を徹底しながら、フィールドワークに取り組みました。大まかな行程は以下の通りです。

 【1日目】フォッサマグナミュージアム:学芸員さんによる講義、館内見学 → フォッサマグナパーク見学:フォッサマグナパークは、糸魚川-静岡構造線を人工的に露出させた断層見学公園です。枕状溶岩(枕が積み重なったような模様がある溶岩)を観察し、その後、断層破砕帯をはさんで、東側の約1600万年前の岩石(右手)と、西側の約2億7000万年前の岩石(左手)が接している大地の境界を見学しました。夕食後は 碓井先生の星空の楽しみ方研修を受けた後、雲間からの観察ではありましたが、星空散策を実施しました。

【2日目】フォッサマグナミュージアムの学芸員さんにご案内いただきながら、フィールドワークを実施しました。弁天岩ジオサイト:弁天岩(航海安全の神である市杵嶋姫命が祭られている。頂上に灯台がある島。)に渡り、溶岩の破片と火山灰からできた火山噴出物を見学しました。→ 親不知ジオサイト:親不知コミュニティロードを歩きながら海岸地形や凝灰岩露頭の観察を行い、その後、当時(大正元年)最先端の土木技術を駆使して造られた旧北陸本線の親不知レンガトンネルを通り抜けました。→ 親不知ピアパーク:海岸での岩石採集を行い、石の標本作成等を試みました。スコールに見舞われることもありましたが、生徒たちは様々な石を拾うことができ、貴重な体験の場となりました。主体的で深い学びが体感できました。