2023年8月の記事一覧

8月全校集会

今年の夏休みは本当に暑い夏休みでした。生徒の皆さんはそれぞれどんな体験をしてきたのでしょうか。

また今日から皆で一緒に頑張っていきましょう。

 

今日の校長講話のテーマは「防災の日(9月1日)に考える」でした。

1923年(大正12年)9月1日午前11時58分に関東大震災が発生しました。今年はそれからちょうど100年の節目ということで、各地で様々な取組が行われております。

埼玉県でも「シェイクアウト埼玉」を実施することになっております。今日はそれを先取りして実施してみました。

「災害用伝言ダイヤル(171)」の体験利用(8月30日~9月5日)もおすすめします。

備えあれば憂いなし。

防災の日をきっかけに「自助」「共助」について考えてみましょう。

SSH指定女子高校等研究交流会 in お茶の水女子大学

 8月21日(月)、お茶の水女子大学にて令和5年度SSH指定女子高校等研究交流会が行われ、生徒14名・引率教員3名とともに参加してまいりました。

 生徒たちは8つのコンテンツ会場に分かれ、大学の先生から講義を受け、実習を体験しました。実習には大学院生がアシスタント・ティーチャー(AT)として付き添ってくれました。ATの中には一女の卒業生の姿もありました。午前中から昼食をはさんで午後までたっぷりと時間を取っての実習でしたので、納得いくまで何度もチャレンジしたり、大学の先生からヒントをいただきながら考察したり、他校の生徒と意見を交換したりと、大変有意義な時間を過ごしました。 

 「動物細胞の培養と細胞接着」のコンテンツでは、最初にBHK細胞(ハムスターの胎仔の腎臓の結合組織由来の細胞)を観察しました。学校の顕微鏡とは勝手が違い、初めは操作に時間がかかりましたが、だんだん慣れてきました。この後、細胞の形はどう変わるのか、どうして細胞は接着しているのか等、実習を行いながら考察していきました。

 

 他のコンテンツの様子です。大学のいろいろな機器を使わせていただきました。

   

 「ドーム構造(屋根構造)の原理を学ぶ」のコンテンツでは、最後に生徒全員で力を合わせ、新聞紙でドームを制作しました。終了予定時刻の15:00までに、参加生徒全員が中に入れるほどのドームが見事に完成しました。

 

 コンテンツ終了後は他校の生徒と課題研究交流会を行い、意見交換などを活発に行いました。

 閉会式ではお茶の水女子大学サイエンス&エデュケーション研究所の千葉和義先生から、科学的探究の方法として、アメリカの哲学者パースによる「アブダクション」についてのお話がありました。そして、各自が「驚き」と「勇気」を大切にしていってほしい、とのお言葉が印象的でした。

 生徒はもちろん、教員も「もう一度、大学に行って学びたい!」と思うような魅力的なコンテンツばかりの研究交流会でした。

 企画・運営に関わってくださったすべての皆様に感謝申し上げます。

 

「第2回学校説明会 in 埼玉会館大ホール」ご来場ありがとうございました

 本日8月18日(金)午前中、埼玉会館大ホールにて第2回学校説明会を開催したところ、多数の中学生、保護者の皆様にご来場いただきました。暑い中、またお忙しい中、誠にありがとうございました。

 ご参加くださった皆様、卒業生と現役一女生によるパネルディスカッション企画はいかがでしたか?こちらは教員も知らない一女生の本音がいろいろ飛び出すのではないかと、校長の私も大変楽しみにしておりましたが、想像以上に胸が熱くなる内容でした。「一女の友は一生の友」という言葉からもわかる生徒同士の絆、教員と生徒との絆、そして卒業してもその先で一女の卒業生同士が出会って生まれる絆。一女に入学したことを機に、すべてが始まる奇跡を見たような気がします。

 さらにもっと一女のことを知りたい方、本日は14:00頃までを目安に部活動見学が可能です。校舎内に涼しい控室もご用意しております。もしよろしかったら足をお運びください。

中庭の風景

暑い日が続いています。引き続き、十分な暑さ対策をしていきましょう。

 

雨が降らないので、中庭の蓮池も干上がりそうです。今日は水を足してもらうことにしました。

睡蓮が一つだけ咲いています。

古代蓮は種を付けていました。

 

 

終着点は出発点

 無事、埼玉県に戻りました。鹿児島県も30度を超えていて暑かったけれども、埼玉県はもっと暑いと思います。おまけに本日は午前中から雷鳴がとどろき、激しい雨が降りました。窓閉めに協力してくれた生徒の皆さん、ありがとう。引き続き、十分に暑さ対策をしながら進学講習や部活動に取り組んでまいりましょう。

 さて、「2023かごしま総文」の記事の続きです。

 全国高等学校総合文化祭は、昭和52年から各都道府県が持ち回りで開催する、高校生による芸術文化活動の祭典です。この度の「2023かごしま総文」は、第47回大会で、全都道府県開催の一巡目を締めくくる記念すべき大会です。そこで、第47回全国高等学校総合文化祭日本音楽部門委員長として、開会式の挨拶の中で次のようなお話をさせていただきました。

「・・・日本音楽の部活動を通して、伝統文化の継承に努めている全国の高校生の皆さんの思いが、約半世紀にわたって綿々と受け継がれ、今日ここに一つの完結の時を迎えることとなりました。しかし、終着点は出発点でもあります。皆さんにとっても、今日明日の舞台は一つの終着点であり、新たな出発点でもあるということですね。皆さん、この新しい出発に向けて、私たちは何を目指してまいりましょうか。私はやはり、高校生が奏でる伝統的な日本音楽の魅力とすばらしさを、日本中に、そして世界中に、一人でも多くの皆様にお届けしてお伝えすること、そして、高校卒業後も生涯にわたって日本音楽に親しみ、そのすばらしさを発信し続けていくことを、皆さんに期待したいと思っております。そのためにも今日明日の舞台が、皆さんにとって最高の思い出となるようにお祈りしています。・・・」

 本校の生徒の皆さんも、学校生活の中で、それぞれが様々な形で終着点と出発点を乗り越えていることでしょう。一つの行事が終わった時、一つの学期が終わった時、一つの大会が終わった時。どうか、目標に向かって精一杯打ち込んで、最高の思い出をたくさん作ってくださいね。そして、次に向けて出発しましょう。